ズールー族のシャーマンは戦士たちに魔法の薬草を与えた
19世紀から20世紀初頭にかけて世界中で行なわれた植民地戦争では、多くの現地部族は技術的にも組織的にも圧倒的に優れた帝国軍を相手に戦わなければならなかった。そのため彼らは、多種多様な刺激的かつ幻覚的な精神作用物質を噛み、吸い、飲み、食べることによって、自らの精神を鍛え上げた。
たとえば、1879年のイギリス軍とズールー王国との戦い(ズールー戦争)がそうであった。
1879年のイサンドルワナ(Isandlwana)の戦いで、ズールー族はイギリス軍に対して兵器では圧倒的に劣って