見出し画像

夜明けの晩は・・・

夜明けの晩はもうとっくに過ぎてる

かごの中から飛び出して
気づけば自分の遊びの真っ只中

均一化された愛と光の鳥かごは
それなりに心地よかったけれど
所詮それは他人の家のようなもので
やっぱり他人の家では長くは寛げない


違和感、万歳!


違和感は鳥かごを飛び出す鍵だった


自分には自分の愛のカタチがあって
自分だけのサイズがあって
自分らしい遊び方があって

そのために生きているのではないのか?と


いくつものカラクリを読み解き
幾重にも絡み合った「愛」という名の知恵の輪をくぐり抜け

最後の鳥かごの扉を開いた先に
たどり着いたのはマイホーム


「おかえりなさい」


漆黒の闇のあたたかさも
雷(いかずち)の心地良い刺激も
渦巻くマグマの灼熱のほとばしりも
すべてを飲み込む濁流のうねりも

私にとっては
イノチの絶唱そのもの


慈愛、博愛、悦び、歓喜

すべてを貫くエクスタシーは
イノチの絶唱なくしては生まれない


どこをも目指さず
どこにも向かわず

生まれては死に
また生まれては死ぬという
鼓動のリズムとともにあるだけ

そのリズムの中でイノチが生まれる


ただそれを 「見ている」私と
生まれたイノチを「生きる」私

どちらも 私
それは 私の 物語


いずれにせよ・・・・


何かのために
雨をやませたり
雲を晴らしたりする必要のない
自分にとっての「ありのまま」の在り方は

大地を蹴って助走する脚となり
大空を舞うための翼となる


自由に「私」を楽しむために

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?