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おかあさんはもっと自由でいい

11月7日。6時45分。

私の価値観を180度変えるきっかけになった「おむつなし育児」のおむつなし育児研究所所長・和田智代さんが、愛知県名古屋市にある平田寺で講演をされるということで、今、新大阪行きの新快速に乗った。

こうして、朝から自分だけのために自分の用事のためだけに外出するのは2回目。”和田さん”という存在が私にとって転機になっている。

1回目は、今年3月に開催されたリトリート合宿のために2泊3日で参加した時。「これに参加したい」って初めて自分のために言えた気がする。

そもそも、どうして1回目、行動できたのか。

それは、3人目が生まれた年、家族で初めての海外旅行となったのがフィリピンにある「カオハガン島」へのツアー。このツアーの主催者が和田さんだったことがきっかけで、”和田さん”は家族みんなの共通存在となった。
今となってとても大きいと思う。

家族みんなが知ってる存在だからこそ、「行きたい」って伝えるハードルが下がったのかもしれない。

思えば、私の人生に「おかあさん」という肩書が追加されたのは、9年前の2013年2月。

ある意味、そこから私の中で「おかあさんとは」という壮大な旅が始まった。

結婚を機に、故郷宮崎でもなく、第2の故郷東京でもなく、未開の地である兵庫に来て、知らない人たちと知らない文化となじまない方言に囲まれ、「良き妻」「良き母」を模索していた気がする。

当時、私が追い求めていた「良き妻であり良き母像」とは、

・いつも笑顔
・不平不満を言わない
・怒らない
・賢い
・家事が上手
・周りのことが良く見えている
・知識が豊富
・夫をたてる
・言葉遣いが丁寧
・いつも家にいる、あったかい存在

・・・あげだしたらキリがない。

ただ確実に言えることは、自分とは全く「別人格」だったということ。

笑顔でいるけど、不満もあるし、怒ることもある。
子どもの頃よく手伝っていたのは洗濯物をたたむこと。だから、それ以外はあまり得意ではない。
夫をたてたいけど、自分もたててほしい。
言葉遣いだって、丁寧にしたいけど、そもそも元は生粋の宮崎人。
いつも家にいるけど、明らかにあったかくはない。(それだけ疲弊)

この中で唯一できるのは「知識」を増やすことくらいかと思って、勉強はした。これでも一応大学受験をしてるから、学ぶことは苦じゃない。

でも、やればやるほど、なんだか苦しくなる。

そうやって闇の時代が5年くらいあった。

6年目、3人目を授かり、それがきっかけで少しずつ環境が変わっていった。

まず、実母が宮崎から兵庫へ来てくれた。
これにより物理的な人手不足を解決できた。

布おむつから「おむつなし育児」を知って、自分や子供たちのことを人間よりももっと大きな枠「生き物」として捉えられるようになった。

生活クラブを知ってメディアに出ている情報がすべてではないことを知った。

娘が生まれて2年。生活クラブの支部運営に携わったり、講師としてみつろうラップのワークショップやおむつなし育児をベースにしたトイトレ相談や講座を開催したり、コーチとして困ってる人の話を聞いて勇気づけたり、オンラインで手帳術講座を開いたりしてきた。

おかあさんになる前の私、おかあさんになりたての私にしたら、「おかあさん」が活動的であることが信じられないことかもしれない。

でも、おかあさんになって、今の地点に立ってみて、わかることがある。

・笑顔の時もあるし、怒るときもある
・家にもいるけど、外にも出る
・夫も大事に、でも自分も大事に
・言葉は選ぶ。でも標準語じゃなくていい
・周りを見るのは得意な人に任せたらいい


【おかあさんはもっと自由でいい】


「おかあさんだから」とか
「年だから」とか
「家族がいるから」とか
そんな理由で
”自分らしさ”をあきらめないでほしい。

”自分らしく”いることをあきらめている人へ、もっともっとできるよ!って伝えられる、応援できる存在でいたいなと思った、朝でした。

そろそろ新大阪。

この後どんな出会いが待ってるのか楽しみでしかたないっ!

あ、もちろん、こんな機会をくれた家族にも感謝です(*^^*)
おみやげ買ってこー♪

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