この世界を去ったでかちゃん⑤＜旅立ち後　でかちゃんからわたしへのメッセージ＞

息を引き取ったその日の午前、急遽でかちゃんをご神木の森へ連れて行くことを決め、うちを出る直前にふと思いつき、でかちゃんからのメッセージを受け取るためにタロットカードを引いた。

出たのは
「剣のナイト」
その視線に
「カップの８」

急いでテキストを開いて解釈し、涙しながらセルフリーディングした結果は

「８がキーナンバー。ナイトの剣で、次の世界へ。視線は完全に満ち足りた愛の世界。言葉とか思考を振りかざす世界から完全なる愛の世界へ。
『そっちに行こうね、おかーさん！』
がでかちゃんからのメッセージ」

拙いながら、こう読んだ。これだけでも、でかちゃんの言わんとするところに思い当たるフシがありすぎて号泣ものだったのだけど、このメッセージを今後のわたしの人生にキチンと落とし込んでいきたいという思いがあり、わたしにタロットを教えてくれているM代ちゃんに、思い切ってリーディングを依頼した。ひいたカードの画像と共に。

M代ちゃんの第一声。
「これは泣ける…」

だよね。泣けるよね。
今自覚する自分の属性なんかを思うと、余計に泣けてくる。そしてその属性を十分に携えた上で、次の世界に向かうことをでかちゃんに促されていると読むと、尚一層泣ける。

後日M代ちゃんからの詳細なリーディング結果が届き、またもや泣く。

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でかちゃんからのメッセージ

言語化、思考できる十分な力をもって、愛ある世界でその力を使っていく時がきましたね。
目指す方向は、わかりあえる、わかちあえる魂の友と呼べるような人、人たちと
次の世代につながっていくような、愛の循環を生み出していくような満ち足りた世界ですね。

愛の力は、言語や体系、仕組みが加わることで、よりくっきりと、はっきりと愛のすばらしさを感じられる世界です。

今まで培ってきた力を十分に発揮できるので、満ち足りた世界を味わいながら、次の活動で自分もまわりも満たしていってください。

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そうか。
わたしはもう既に「愛ある世界」に向かう準備を着々と進めてきたんだね。言語や思考という力を「愛ある世界」で発揮していいんだね……
わたしは少し誤解していたようだ。「愛ある世界」に向かうためには、言語と思考という力を放棄しなければならないと思っていた、そうじゃなかったんだね……

やれることから実践していく。すぐに。実践しながら、このメッセージの解釈をより一層深めていこう。実践、解釈、実践…。繰り返しながら、踏みしめながら、次の世界を目指そう。仲間たちと共に。

そして、でかちゃんにまた会えたときにわたしは、でかちゃんに向かってサイコーのドヤ顔を見せつけちゃうんだ。