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園田競馬場1700mデータ分析~騎手・枠順・厩舎~

コース特徴

https://www.keiba.go.jp/guide/12/course_information.htmlより引用

スタートしてから最初のコーナーまでが143mしかなく、外枠の先行馬は不利とされている。コーナーを6回回らなければならないという視点からみても、外枠は不利。内でじっくり脚を溜めて、直線で脚を伸ばす馬に利がある。
逃げ・先行有利は確かだが、1400mと比較すると好走率は下がる。上のクラスであればあるほどその傾向は顕著である。

枠順

先述の通り外枠は不利。上記表の通り、勝率ベース、複勝率ベースでみても外枠の数字の低さが良く分かる。

1番人気馬の枠順別成績
~大外枠は思った以上にキツイ~

大外枠は思った以上に成績が悪い。1枠と2枠は36頭出走して3度しか着外に沈んでいない。枠順で評価の上げ下げができる、競馬ファンにやさしい距離設定である。

脚質

集計期間内すべてのレース

逃げ、先行有利なのは確かだが、1400mと比較すると好走率が低い。1400mで好走している馬がスピード一辺倒で前に行き、スタミナが足りず脱落するというパターンが多々あるからだろう。

クラス別成績
~Bクラス戦こそ逃げ残りが多い?~

Cクラス戦

Bクラス戦

意外?なことに、Cクラス戦よりもBクラス戦の方が逃げ残り率(複勝率)が高い。下級条件戦では1400mに慣れている馬が距離延長し、スピード任せに逃げてしまって脱落するケースが多いのかもしれない。

ちなみにAクラス戦の戦績は以下の通り。母数が少ないので過信は禁物だが、逃げ馬の安定感は抜群。

騎手

トップ10入りの騎手では、鴨宮祥行騎手永井孝典騎手がこの距離を得意としている。ランク圏外からは松木大地騎手に注目したい。

鴨宮祥行:9.8%→16.0%
永井孝典:6.8%→11.9%
松木大地:6.3%→9.5%

左が集計期間全距離における勝率、右が集計期間1700mの勝率

反対に田中学騎手、長谷部駿弥騎手、竹村達也騎手、廣瀬航騎手、笹田知宏騎手はこの距離では成績が下がる

田中学:17.8%→7.5%
長谷部駿弥:8.1%→0%
竹村達也:9.1%→3.7%
廣瀬航:12.7%→7.6%
渡瀬和幸:4.9%→0%
笹田知宏:15.0%→10.7%

左が集計期間全距離における勝率、右が集計期間1700mの勝率


調教師

高本友芳厩舎が全成績勝率10.6%→1700m勝率19.4%。この距離が得意と称しても良いだろう。

一方で1400mで注目だった柏原誠路厩舎は、全成績勝率28.8%→1700m勝率14.3%と成績ダウン。扱いには注意したい。



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