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ランニングと膝と骨切り術1


 <プロローグ>
去年の2月に骨切り術という手術をして1年と9ヶ月。一時は歩くのも辛かったが、また少しずつ走れるようになってきた。
 初めて膝に痛みを感じたのは約5年前、2016年の秋だった。その後ヒアルロン注射やPRP治療やパーソナルトレーニングなど色々試み、良くなってはまた痛くなりの繰り返しを経て、とうとうもう根本的に何かしないといけないところまでいき、ついに骨切り術という恐ろしい名前の手術を受けた。
私の趣味の一つはランニング。ただ走っているだけで幸せだったのだが、2014年53歳の時に初めて走ったフルマラソンが自分の予想以上の好タイムだったものだからそこから欲が出て、純粋にランを楽しむというところから違う方向に行ってしまった。その挙げ句膝を壊して痛い目に遭った。
 今はまだ恐る恐るだが、タイムなんてなんにも考えず走る行為そのものを楽しんでいた昔のあの喜びを再び感じている。今60歳。あと何年走れるかわからないけれど、ちゃんと自分の身体に向き合って大事にメンテナンスして、少しでも長くこの趣味を続けていけたらいいなと思っている。そのために、自戒をこめてこれまでの間違ったラン生活や故障、治療遍歴をこれから何回かに分けて記録しておこう。すぐ忘れちゃうので。(2に続く)

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