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2024年 8月

アーティゾン美術館

Paul KLEE, Island

夕焼けに染まる島々

まだ10にも満たないころ、
海の向こう遠くの島に住んでいたときの景色を思い出します
全てに活気があって、
世界はすごく広くて、
みるものすべてにドキドキして、
浜辺のレストランで食べた焼きそばが美味しかった
あの頃が懐かしい
風帯 垂れ下がった帯
天地 風体の下
 露 風帯の先にある装飾
一文字 絵の縁の帯状の装飾
因陀羅《禅機図断簡 丹霞焼仏図》(国宝)の佛表装の部分

掛け軸のつくりを調べてみると
最も手の込んだ表装と言われるものでした
装飾が凝っています

これを見ただけでも絵の大切さが伝わってきます
伝 俵屋宗達 
伊勢物語図色紙 彦星

彦星に 恋はまさりぬ天の河 へだつる関を 今はやめてよ

年に一度しか織姫に逢えない彦星よりも、
あなたに恋する気持ちはまさります
二人を隔てる天の川の関所のようなその御簾、
今はやめてくれないか

会うには相手の心を動かす歌を詠む必要があります

五七五七七で伝えるには、
様々な物語から、季節、場面を察して、ぱっと言葉を引用する、
そんな知識とAI顔負けの能力が必要になります

頭が恋でいっぱいでも、
逆にそうでないと、ここまでできないのかもしれません
昔の恋はオソロシスです

タイトル上写真
バナナの木の葉のある路地


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