【完結編】「音楽」と「ソーシャルメディア」2つの即興空間
前回に引き続きターンテーブル奏者のヤマモトタカヒロさんをお迎えします。「シャープさん」で親しまれる家電メーカーのSNS広報をしている彼と、即興音楽とSNS広告の類似点について、深く切り込みます。
SNSとDJの類似性から話ははじまり、
即興的な広告としてのSNSを成功させている「恥の感覚」
アンビエント音楽とアンビエント広告
微音系広告 = SNS時代の広告の姿勢と、2000年代、代々木オフサイトで行われていた微音系ライブは、共振する
などなど、音楽の話をしているのか、広告の話をしているのか分からなくなってくるほど、二つの即興に関する話が交錯していきます。
特に印象的だった言葉は、「恥の感覚」。
毎日に触れ、友人などと完全に同列に表示されるタイムラインでは、
つぶやきを華美にせず、改行もせず、むしろ最小化する。恥じらいの感覚。
環境音楽のような、環境広告。かつて微音系ライブが可聴ギリギリの音量で演奏することで、リスナーの能動的な聴取を引き出したように、
ミニマルなアウトプットを日々点描していくことで、面となり、空気のようにその人の生活の一部になっていく。
微音系コミュニケーション、という在り方
SjQ “Torus”
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