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リムブレーキロード卒業前に

ロードバイクもディスクブレーキが当たり前になってきた。

大手ブランドの最新モデルはディスクブレーキが中心だし、レースで使われているバイクもホビーレースでさえディスクブレーキが半数近くを占めるようになったというのが実感だ。

仕事で乗る自転車もディスクブレーキ仕様が大半だ。
重量を除けば最新のディスクブレーキロードは走行性能のあらゆる面でリムブレーキロードと同等以上のレベルに仕上がっていると感じる。
こうなると、今後はもうリムブレーキが少数派になっていくのは目に見えている。

実を言うと、個人的にはまだディスクブレーキロードは持っていない。
正直に言うと、ほしいと思えるバイクは高すぎる(ディスクブレーキロードを導入するにはこれまでのようにコンポーネントだけを載せ替える訳にいかず、フレームやホイールも新調する必要がある。結局完成車買うのとほとんど変わらない!)し、今のところリムブレーキでも特に不満がないからだ。
おそらくシマノのデュラエースが近いうちにモデルチェンジするだろうから、どうせ完成車を買うなら新しいデュラエースの搭載車が出てからでもいいんじゃないの――と思っているのも理由だったりする(業界的にはアレだけど、いちサイクリストとしてのホンネ)。

僕が個人的に持っているロードバイク3台は、いずれも軽量レーシングモデルのリムブレーキ仕様、TTバイクもリムブレーキだ。
冒頭の写真のスコット・アディクトチームイシュー(IAMレーシングカラー)が現在のメインバイクだが、カンパニョーロ・スーパーレコード12スピードのリムブレーキ&メカニカル変速仕様という新しいんだか原始的なんだか分からない構成だ(一応カンパニョーロ最新のリムブレーキコンポではあるんだけど、EPSじゃないからなぁ)。

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この構成にしたのは一応ねらいがある。
自分の考える究極のリムブレーキ仕様のロードバイクを作りたいと思ったからだ。

●レースでまともに使える(操作性や変速性能、剛性などを犠牲にしない)
●軽い
●青い
●ドライブトレインと3つのル(ハンドル・ペダル・サドル)などは、軽さ最優先ではなく、自分の好みのパーツを入れる

というのが条件。
フレームやドライブトレインやハンドルまわりなど、もう現時点で結構いいところまできているけれど、まだいくつかいじってみたいところがある。

……そんなことしてないで、とっととディスクブレーキロード買っちゃいなよ、という声が聞こえてくるような気がする。
けれど、ディスクブレーキロードをゲットしたら、おそらくリムブレーキロードには戻れなくなる気がしている。
だからその前にリムブレーキロードに自分の中で区切りを付けたい。

自分にとって区切りを付けるとはどういうことか?
「リムブレーキロードはこれであがり!」という1台を作ることだ。

それができるのは今しかないような気がする。
残された時間も多くないだろう。
やらないときっと後悔するに違いない。
だからやるのだ。

一応「こういうパーツを入れたいな」という青写真は描いている。
手を入れるとしたら、あとはホイールとサドル、ブレーキキャリパー、ビッグプーリーぐらいかな。

このバイクづくりはあくまで半分趣味なので、ボチボチ進めていくつもり。
何か動きがあったらまた報告する予定。

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