見出し画像

村上隆さんの思い出①「悪夢のどりかむ」展@札幌

村上隆さんが札幌にアニメーションスタジオを持っていらしたことを覚えている方は多いかもしれません。

でもそのアニメーションスタジオにカフェが併設されていたことをご存じの方は少ないかもしれません。

わたしはよくそのカフェに通っていたので、幸運にも村上さんご本人に何回かお会いしたことがあります。

最初にお会いしたのは、2012年の12月9日、そのビルのスタジオの一室(札幌スタジオPONCOTAN特設展示室)で「悪夢のどりかむ」展のオープニング・レセプションが開催されたときです。

「悪夢のどりかむ」展出品作家さんのトークショーの途中で、大変失礼ながら、わたしはお手洗いのために廊下に出ました。

そしたら、村上さんとばったり遭遇して、ビックリしました。
わたしは「遠いところいらしてくださってありがとうございます」とご挨拶しました。
村上さんは、「飛行機がなかなか飛ばなくて大変だった」みたいなこと仰っていました。そして、「君、帰るの?」と仰ったので、
わたしが「いえ、、ちょっとお手洗いに」と言ったら、
「どうぞ、あちらでございます」と丁寧に教えてくださいました。

わたしは、内心、村上さんって悪い噂の多い方だけど、実際は丁寧な方なんだなと思いました。

そして、お手洗いから帰ってきたら、村上さんは会場入り口のスタッフさんと話していました。
そこで、わたしは思い切ってダメもとで、村上さんの御著書を差し出して、「サインをいただけませんか?」と聞いてみました。
そしたら、意外にもあっさりと「いいよー」と仰って、「君、名前は?」と言いながらさらさらとサインを書いてくださいました。お花とDOBくんのイラスト入りのサインで、
わたしはかなりビックリしました。
ものすごく価値のあるものを頂いたということはよく分かりました。
わたしは「ありがとうございます」とお礼して、また会場に入りました。


帰路、わたしはあこがれの村上さんにお会いできたことと、サインを頂いたことがあまりにも信じられなくて、かなり頭が混乱していたのを覚えています。

実際にお会いした印象としては、村上さんはとても明るくて丁寧で優しくて礼儀のある方で、少年のような無邪気な方でした。

あれからもう10年たったんだなぁ、、懐かしいです。
村上さんはわたしのことなど覚えていないでしょうが、わたしにとっては一生の思い出です。

次回、[村上隆さんの思い出②]も書きますね、お読みくださったら嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?