#3 父との電話

昨晩、実家に里帰り中の妹からLINEがあった。
「お父さんが情緒不安定、毎日グスってちょっと泣いたりしてるし、お母さんのこと考えすぎてイライラしながら帰ってきたりする。」
男はいざとなると弱いなぁと思いながら
「夕飯終わったら電話する様に伝えて」
と返信した。

電話がかかってきたので、役場での障害者手帳、要介護認定の手続き状況を聞く。
水曜、大阪出張の前日に愛知に寄ってお母さんのお見舞いに行くこと、その後真ん中の妹も召集して家族会議することも伝えた。

テレビ電話なので、横から娘(3)が「じーじ!!!じーじー!!!変な顔!ギャハハー!」とちょっかいをかけてくる。
息子(1)も覚えたてのおしゃべりで「じぃじ、じぃじ?」と画面を覗き込む。
邪魔くさいけど可愛い。
父親も「娘ちゃーん!!息子くーーーん!!!ウヒョー!!!」と推しの登場に大喜び、変顔大サービスなのでまぁいいか。

私「お母さんに、生体肝移植の件は何か話してるの?」
父「まだ話してない。」
私「本人の意思と、そもそも主治医が適応をどう考えてるかがわからないと私たちは何もできないんじゃない?お金のことも、お母さんが入ってる保険がどれくらいおりるのかで話が変わるじゃん?」
父「でも、母さん話したら『やらない』って言いそうだから…まずは家族会議でみんなの意見ききたい…」
私「わかったよ」
父「みんなが受けさせたいって話になったら、説得するのお前ね」
私「!?」
父「だって母さん俺の話とか聞かないし、妹たちより、お前の言うこと1番きくんだもん」
私「あー…はい。はい。」

なんでだよ!!!

まぁ取り敢えず家族会議次第か。
私は、極力お母さんの意思を尊重したいと思ってる。
でも、できるだけ正しい情報を提供した上での意思確認をしたいので、資料を準備していこう。
また夜なべ仕事かな。

電話後、妹からLINE。
「お父さん、孫ちゃんたちのテレビ電話で爆速で元気になってる、、!」
「明らかにちがうから、よかったわ笑笑」

孫パワー強し。
家族会議の後もなるべく早く子供達連れて愛知帰ろ。

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