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番組スタッフが厳選!様々なタイプの2ピースバンドを紹介

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

■伝説の2ピースバンド「The White Stripes」

ギターレス、ベースレス、ドラムレスなど、何かしらの楽器が欠けてしまう2ピースバンド。しかし、だからこそ新しいアイディアやおもしろいサウンドを持つユニークな2人組が多く存在する。昨年彗星の如く登場し、世界中の音楽誌が「今年最も熱いバンド」と期待されまくっているイギリスのバンド「Wet Leg」も2ピースである。

2月22日(火)のオンエアでは、「2人で奏でる最強サウンド! 勝手に2ピースバンドの日」をテーマにお届け。ゲストに、なきごとの水上えみり(Vo./Gt.)とTHEティバの明智マヤ(Vo./Gt.)が登場。

あっこゴリラ:本日は2022年2月22日ということで、勝手に「2ピースバンドの日」として特集していきたいと思います! 2ピースといってもそれぞれ形が違いますが、2人だからこそのメリットってありますか?
水上:連絡の共有が早いし、機材のスペースが狭くてすみますね。
マヤ:同じような感じで、フッ軽で動けますね。
あっこゴリラ:確かに。“2人でやっていく”ってなったときに、参考にした2ピースバンドってありましたか? 
マヤ:やっぱり「The White Stripes」は、パッと思い浮かびましたね。
あっこゴリラ:最高ですよね。2ピースバンドっていったら思い浮かべる人も多いんじゃないかな。
マヤ:メグのドラムがかなり衝撃的だったのと、音数ってカッコ良さと関係ないんだなって思いましたね。

The White Stripesは、アメリカ・デトロイト出身のジャック・ホワイト(Vo./Gt.)とメグ・ホワイト(Dr./Vo.)によるロック・デュオ。2004年のグラミーでは、シングル『セブン・ネイション・アーミー』とアルバム『エレファント』で2つの賞を受賞。2000年代を象徴する最重要ロックバンドと称する声も多い、伝説の2ピースバンドである。


あっこゴリラ:THEティバが、サウンド面で意識していることはありますか? 
マヤ:ベースがいないことを意識させないようにすることですかね。
あっこゴリラ:THEティバもそれを感じさせないですよね。
マヤ:嬉しいです!
あっこゴリラ:水上さんが好きな2ピースバンドはいますか? 
水上:今、2ピースでって言うと、「くるり」が好きです。
あっこゴリラ:確かに今、そうですね。
水上:詞も曲もすごく尊敬しています。なきごとに『おやすみ東京』って曲があるんですけど、くるりの『東京』を聴いて、私も東京の曲が書きたいなって思ったんですよね。

ここで、番組スタッフが厳選した2ピースバンドの楽曲を紹介。

紹介したのは、25年以上にわたり、奇天烈なノイズまみれのロックで世界中を回っているドラムとベースの2ピースバンド「Lightning Bolt」。ライブのときはステージではなくフロアで、客に囲まれて演奏するのが彼らの流儀。アンダーグラウンドにこだわり続けるアメリカ発、爆音ロックバンド。


■ドミコ・さかしたひかるが語る2ピースの魅力

続いて、2人だけとは思えない超絶サウンドを鳴らすドミコのさかしたひかるからのコメントを紹介。まずは、2ピースバンドの良さについて伺った。

さかした:2ピースだと楽器が少なく邪魔するものがないので、好きな音色だったり、フレーズを差し込むことができるので、自由にやれるのがおもしろいところかなと思います。2人しかいないゆえのテクニックを教えてくださいとのことですが、ライブで言うとその場で曲の構成とか尺を変えたり、2人でジャムセッションをやってる人とか逆にいないんで自分としてはおもしろいですね。あと、ループで流れてる音をクリック聴かずに音を聴きながら2人で重ねたものに対して合わせていくとか、そういうとこですかね。

そんなドミコが影響を受けたアーティストを教えてもらった。

さかした:僕らはループステーションを使うので、参考にしたのが2ピースじゃないんですけど「Atlas Sound」というユニットです。参考というか、かなり影響されたかな。あと、すごいなって思った2ピースバンドは、ヨーロッパの「Aiming for Enrike」というバンドです。彼らもギターとドラムなんですけど、インストで歌が入ってなくてループステーションで曲を構成してライブするんですよね。彼らはループを使ってはいるんですけど、ループ使ってるなって思わせないような、自然に聴こえさせるような工夫がすごいなと思います。


■番組スタッフが厳選! 様々なタイプの2ピースバンド

引き続き、番組スタッフが厳選した2ピースバンドの楽曲を紹介。

あっこゴリラ:続いて紹介するバンドは、「HYPERGAL」。ノイズにまみれるギャルとギャル! ドラムの角矢胡桃はソロのノイジシャン、ボーカルの石田小榛は美術家としても活躍。関西を拠点に活動する二足の草鞋を履いた2人組とのことです。(曲を聴いて)めっちゃ好きなんだけど! 
マヤ:名前の通りでしたね。
あっこゴリラ:こうやって新たに知れる機会っていいですね。水上さんはどうでしたか? 
水上:私、ギャル好きなんですよ。ギャルの自己肯定感の高さって、すごく見習いたい部分だなと思ってます。HYPERGALが作る音楽はぶち壊していく感じがあって、メッセージ性も含めてすごい好きですね。


あっこゴリラ:続いて紹介するのは、カナダのハチャメチャギターレスコンビ「Death from Above 1979」。ベース&シンセサイザーとドラマーの2人で奏でるダンスパンク、踊れる2人組とのこと。ゲストの2人は、ご存知でしたか?
水上・マヤ:知らなかったです。
あっこゴリラ:(曲を聴いて)めっちゃカッコいい!
水上:グリグリのギターの音が入ってきたときに思わず口元がニヤけました(笑)。
あっこゴリラ:あははは。マヤさんはどうですか? 
マヤ:めっちゃ好きなタイプの音楽です。


あっこゴリラ:続いては、「LAUSBUB」。北海道からテクノの二重光線、コーネリアスやYMOの遺伝子を受け継ぎながらデジタルネイティブだからこそなエッセンスを盛り込む、新時代のニューウェーブテクノバンドとのこと! めっちゃ気になる! (曲を聴いて)いろいろ影響受けてやってるんだろうけど、「やっちゃおっか? やっちゃお! 」みたいなバイブスも伝わってきて、その具合がすごく好き。


あっこゴリラ:ラストは、「BearWear」。作詞&ボーカルのKazmaと作曲&ベースのkouからなるインディーロックバンド。2020年には、フジロックの「ROOKIE A GO-GO」にも出演。THEティバとは、スプリット版をリリースするなど親交があるとか。
マヤ:すごく仲良しです!


あっこゴリラ:いろいろ紹介してきましたが、2ピースと言ってもすごく多様ですね。初めて知るようなバンドもあったかと思いますが、気になったバンドはありましたか?
水上:私は、やっぱり「HYPERGAL」がたまらなかったです。
あっこゴリラ:マヤさんは?
マヤ:女子高生のテクノバンド「LAUSBUB」をちゃんと聴こうって思いました。
あっこゴリラ:改めて、2ピースバンドのおもしろさってどういうところだと思いますか?
水上:うちは4ピースの音ではあるんですけど、今日たくさんの2ピースの音楽を聴けて、2人の自由度ってすごいあるなと思いました。自分のバンドにも落とし込みたいなと思った部分だったんで勉強になりました。
あっこゴリラ:マヤさんはどうですか?
マヤ:音数少ない分自由度も上がって、私たちギターとドラムだけじゃなくてもっとたくさん入れてもおもしろくなるんだろうなって思いました。
あっこゴリラ:そういうTHEティバも聴いてみたい! 楽しみにしてます。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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