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ついにデビュー!世界中の音楽ファンが注目する大型新人“Remi Wolf”を特集!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

10月14日(木)のオンエアでは、「ついにデビュー! Remi Wolfを聴こう! 」をテーマにお届け。ゲストは、音楽評論家の岡村詩野さんが登場。

■カルフォルニア出身! LAを拠点に活動
ゲストには、音楽評論家の岡村詩野さんが登場。岡村さんは、東京生まれ、京都育ちの音楽評論家・音楽ライター。音楽メディア『TURN』編集長。他に、『ミュージック・マガジン』『朝日新聞』『VOGUE NIPPON』など多数の雑誌、ウェブなどで執筆中。洋楽アーティストの国内盤ライナーノーツも手がけている。京都精華大学、昭和音大、非常勤講師、音楽ライター講座の講師、アルファ・ステーション『Imaginary Line』のパーソナリティも担当している。

あっこゴリラ:岡村さんがRemi Wolfを知ったのは? 
岡村:去年の春くらいですね。私は、どちらかというとアメリカのインディーロックやインディーポップが好きで、仕事上でも専門にしているところがあるんですけど、そういうようなアーティストと繋がっているアーティストだってことで興味を持ったのがきっかけです。
あっこゴリラ:そのときの印象は?
岡村:Remi Wolfは、カルフォルニア出身でLAを拠点にしてるんですが、今のLAって音楽的に層が厚くて、いろんなタイプの音楽がクロスオーバーしている、アメリカの中でも特におもしろいエリアだと思うんです。
あっこゴリラ:うんうん。
岡村:ジャズやHIPHOP、インディーロックもそうだし、本当にいろんなアーティストがいまLAから登場していて、LAを見ていれば、新しい動きがチェックできるくらいおもしろいです。そういうエリアから出てきたってところも含めて、Remi Wolfの登場するタイミングをキャッチした人も多かったのかなと感じます。
あっこゴリラ:やっぱり大型新人きたって感じでした?
岡村:そうですね。彼女はまだ25歳で、ギリギリですけどいわゆるZ世代ですよね。やっぱりこういう世代って、いますごくおもしろいアーティストがたくさん出てきているので、その世代ってところも一つのフックになったかなと思います。
あっこゴリラ:Remi Wolfって、どんな方なんですか?
岡村:彼女はもちろん自分で曲を作って歌うシンガーソングライターっていうポジションでもあるんですけど、それと同時にプロデューサーでもあって、自分の曲もほとんどプロデュースしています。
あっこゴリラ:へえ~!
岡村:そういう才能の持ち主だけれども、彼女がデビューするきっかけになったのは、オーディション番組『アメリカン・アイドル』なんです。


あっこゴリラ:この曲は、彼女が世界に知られるきっかけとなったiPhoneのCMソングに起用された楽曲ですが、どんなことを歌っているのでしょうか? 
岡村:iPhoneのCMで使われたという通り、電話で「Hello Hello」って呼びかけて、電話越しの相手に何かを伝えるような設定の曲ですよね。具体的に、一定の人と喋ってるというよりは次々に対象が変わっていくような、そんな相手に“今、自分はこんなことを思っているよ、あなたはどうなの? ”って呼びかけて、向こう側の意思を引き出すような、そういう能動性のある歌詞になっています。
あっこゴリラ:世界中が注目しているということですが、アメリカ国内での評価はどんな感じなんですか?
岡村:彼女と同じ若い世代の間では、やっぱりすごく多くの人に愛されていると思います。
あっこゴリラ:さらにヨーロッパ圏などでは、どんな評価なんですか?
岡村:ヨーロッパ圏云々よりアメリカ国内とか含めて、やっぱり北米の方が今のところはダイレクトな人気が強いのかなって気はします。でも、ヨーロッパでブレイクするのは時間の問題だと思います。


■現在のLAの音楽シーン

あっこゴリラ:Remi WolfはLAを拠点に活動しているとのことですが、いまのLAの音楽シーンってどんな盛り上がりを見せてると思いますか? 
岡村:何か一つのジャンルに特化しているっていうのではなくて、どのジャンル、どんな音楽のスタイルのものでも平均しておもしろいっていうのと、あらゆるジャンルがわりとクロスオーバーしていて、そういう中からおもしろいアーティストがLAからは集中して出てきています。
あっこゴリラ:そんなシーンから出てきたRemi Wolfですが、他のアーティストからのフックアップでのデビューともまた違いますよね。
岡村:先ほど話したオーディション番組がきっかけではあったんですけど、やっぱり彼女自身がのびのびと自由に好きなことをやっているってことが多くの人に届いたって形にはなっていると思います。
あっこゴリラ:じゃあ、もう本当に自分で掴みにいったってことですね。
岡村:そうですね。Z世代やそれ以降の人たちって、誰かに頼るとかではなくて、積極的に自分で作ったものを聴いてもらう手段が普通に当たり前のようにある世代ですからね。
あっこゴリラ:本当に素晴らしいことですよね。Remi Wolf、今後はいろんなアーティストとコラボやフィーチャリングしそうな感じしますよね。
岡村:いろんな人にリミックスしてもらっているので、これからもっともっと広がっていく可能性ありますよね。


■Remi Wolfは、“音楽を超えた音楽家”
最後に、岡村さんが思うRemi Wolfの魅力はどんな部分なのか伺った。

あっこゴリラ:岡村さんが思うRemi Wolfの1番の魅力ってなんだと思いますか?
岡村:やっぱり音楽だけに特化した雰囲気を持ってないというところが、すごくいいですよね。“音楽を超えた音楽家”というか、音楽の中だけに埋没しない、そういうはみ出ているおもしろさっていうのがありますよね。
あっこゴリラ:ネットネイティブ世代だから、Instagramで自分の日常を発信するのも上手ですごく等身大だし、いい意味で無理がないというか、そういう具合もすごく素敵だなって思います。
岡村:自分の飼っていた犬の名前をタイトルに付けるとか、そういうのもすごくナチュラルだと思うし、今回のアルバム『JUNO』に対しては、自分の中に引き起こされた変化による緊張感や解放の感じがすごく反映されていると、彼女自身コメントしています。
あっこゴリラ:岡村さん的に、今後どんなアーティストになっていってほしいですか? 
岡村:どういう形になっていってもおかしくないと思うので、女優やタレントになって、テレビや映画の方にいくってことも考えられますし、逆にどんなことをやっても彼女なら何かおもしろい形にしていくんじゃないかなって気がします。その一方で、ソングライターとしてすごくいいものを持っているので、やっぱり作品をずっと作り出してほしいですね。

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J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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