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ツアーは年間300日以上! バイタリティモンスター“スティーヴ・アオキ”の魅力に迫る

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

9月20日(火)のオンエアでは、「ニューアルバムリリース! トップDJ スティーヴ・アオキの魅力」をテーマにお届け。ゲストに、DJのTJOが登場。

■この10年、名実ともにトップDJとして活躍

2度のグラミー賞にノミネートされ、アメリカで最も成功したクロスジャンルアーティスト、スティーヴ・アオキ。ツアーは年間300日以上! BTS、リンキン・パークなど世界中のアーティストからコラボを依頼される人気DJ。さらに音楽以外にもアパレル、NFT、eスポーツ、ピザ屋、など何でもチャレンジ。

ゲストのTJOは、スティーヴ・アオキについてダンスミュージックシーンにおいて「まさにパーティー番長! 」と話す。
そんなスティーヴ・アオキ、クラブでかかれば即盛り上がる大ヒット曲多数! ということで、まずTJOが以下の5曲をセレクトしてくれた。

Steve Aoki, Showtek & MAKJ『Reve feat. Kris Kiss』(2020年)
Steve Aoki, Chris Lake & Tujamo『Boneless』(2013年)
Steve Aoki『Azukita』(2018年)
The Bloody Beetroots, Steve Aoki『Warp』(2009年)
BTS『Mic Drop (Steve Aoki Remix)』(2017年)

スティーヴ・アオキとはどんな人物なのか。ここで簡単にプロフィールを紹介。

1977年、アメリカ・フロリダ州マイアミ生まれ。10代から音楽に目覚め、ハードコアバンドを組みながら、1996年にインディレーベル「DIM MAK RECORDS」を設立。
インディロック、エレクトロアーティストを多数輩出しながら自身もDJとして活動。次第にドレイク、スヌープ・ドッグ、レニー・クラヴィッツなど有名アーティストたちのリミックスを手がけるように。

そして2012年、満を持してデビューアルバム『Wonderland』をリリース。翌年のグラミー賞「ベストダンス/エレクトロアルバム」にノミネート。ケーキを投げたり、ビーチボートで客席にダイブするパフォーマンスも相まって世界中を飛び回るトップDJに成長。

その後、現在までに6枚のオリジナルアルバムをリリース。世界で最も稼ぐDJランキングでTOP10入りを果たすなど、この10年、名実ともにトップDJとして活躍している「パーティー番長」である。

あっこゴリラ:デビューアルバムまでは裏方というかリミックスがメインだったのかな。
TJO:そうですね。1996年からレーベル始めてるから歴は意外と長いんですけど、後半のここ10年くらいで一気に出てきたって感じですね。ただ、そんなことを感じさせない存在感ですね。
あっこゴリラ:そんな中で、彼がブレイクスルーしたと感じた曲はありますか?
TJO:2013年の『Boneless』だと思います。当時も大ヒットしたんですが、今、現場でかかってもウけるほどの大ヒットソングです。2014年には、Kid Inkを迎えて『Delirious (Boneless)』という曲名に変えて、歌バージョンで再リリースもされました。間違いなく彼を象徴する一曲だと思います。

■ツアーは年間300日以上! まさに“バイタリティモンスター”

デビュー以降は、その人気がうなぎ登り。2016年には、その多忙ぶりを追ったドキュメンタリー映画がNetflixで配信。そのタイトルは、『I'll Sleep When I'm Dead(俺が眠るのは俺が死ぬ時)』。

あっこゴリラ:先ほど、ツアーは年間300日以上というお話があったように、相当なハードワーカーなんですね。
TJO:はい。プライベートジェットで世界を飛び回る生活ですね。あと、彼がすごいのは、音楽以外にもアパレル、NFT、eスポーツ、ピザ屋など興味があるものに全力で挑戦していっている、バイタリティモンスターって感じですね。
あっこゴリラ:まさに! どこに放り出されても生きていけそうな生命力ですね。
TJO:本当そうですね(笑)。
あっこゴリラ:しかも流行りすたりの早いダンスミュージックシーンで、10年に渡ってトップの座に君臨しているわけですが、彼のキャリアの中で特に重要だと思う曲は何だと思いますか?
TJO:重要かつ彼らしい印象的な曲でいうと、2018年の『Waste It On Me feat. BTS 』ですね。『Mic Drop』のリミックスを手掛けたのを経て、人気急上昇のBTSといち早くコラボし、それ以降のEDMとK-POPのコラボの先駆けになったと思います。
あっこゴリラ:確かに。
TJO:しかもアジア人の血を引くスティーヴ・アオキがやったというのが、文脈もあって印象的でした。

■渾身のニューアルバム『HIROQUEST:Genesis』リリース

ここからは、スティーヴ・アオキの近年の活動について伺った。

あっこゴリラ:TJOさん的に、最近の活動で気になるところありますか?
TJO:もちろん盛り上がるダンスミュージックをやりつつも、トレンドとなっているラテンへのアプローチをしっかり押さえているなと思います。
あっこゴリラ:さすがですね。特に気になった曲はありますか?
TJO:ラテン系とは違うんですけど、個人的には2018年にリリースした『What We Started』という曲が大好きで。彼のイメージらしからぬエモい曲で、今でもセットの最後でかけたりするんですけど、フロア中がハッピーな終わり方する、そんな一曲です。

スティーヴ・アオキは、9月16日(金)に渾身のニューアルバム『HIROQUEST:Genesis』をリリース。全26曲という特大ボリュームのアルバムとなっている。

あっこゴリラ:TJOさんは聴いてみていかがでしたか?
TJO:もともといろんな曲を作っていてバラエティーに富んでるんですけど、以前からのロックムードもありつつ最近のラテンムードもあって、今回はさらに幅が広がっていると思います。でも、その上でちゃんとスティーヴ・アオキ重視に落とし込んでいて、とにかくすごく聴きやすい。
あっこゴリラ:アルバムの中でも、TJOさんが特に気になった楽曲は?
TJO:ラックバンドとのコラボ曲『Just Us Two feat. Taking Back Sunday』です。打ち込みの要素が少ない曲を選んでみました。
あっこゴリラ:ちょっとロックなアプローチの曲?
TJO:そうですね。ロックアーティストとのコラボはリンキン・パークなどありましたが、ここまで打ち込みよりロック主体のサウンドなのも珍しい。壮大な仕上がりも、近年のポップパンクリバイバルへのスティーヴ・アオキなりのアプローチなのかなと思いました。これまたフェス映えしそうです。

10月には来日も控えているスティーヴ・アオキ。派手なパフォーマンスが注目されがちだが、TJOにDJ目線で見て彼のDJのおもしろさはどこにあるか訊いてみた。

TJO:あんな普通に体験できないことを見せつけられたらめちゃめちゃぶち上るし、それを年間300本毎回同じクオリティーでやるって本当にすごい。それだけ緻密に計算されたものと、あとはプロダクション含めた徹底したチームワークだと思います。ショーマンとして、しっかりしてるんだなとすごく感じますね。

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【番組情報】J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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