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日々の生活にギモンを持つということ

こんにちは。みなさん、寒い日が続きますが、体調崩されていないでしょうか。
今日はギモンを持つということについて、少し話をしたいと思います。

例を挙げると、デパート。デパートの1階には何があるか、みなさんご存知ですか?

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そう、化粧品売り場です。有名な話なのでご存知の方も多いかもしれませんが、デパートの1階には化粧品売り場が設置されることが多いのです。これはなぜなんでしょうか。

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この答え以外に他の説もあるかもしれませんが、一説としては、空気の循環をよくするためと言われています。化粧品は良い匂いですが、かなり強めの匂いを発するものが少なくありません。それがワンフロアぎっしりと陳列されているのですからその匂いも強烈なものです。
他の階だとそうはいきませんが、1階であればお客が出入りして外の空気が入ってくるので、空気の入れ替えとしては最適である、というわけなのです。
他にも、お客が最初に入るフロアが、きらびやかな様子であるので、視覚的にも効果があるとも言われています。

話を冒頭に戻しましょう。
このように普段生活していると何かしら意味があるのに気付かずにスルーしてしまうことが、本当に多いです。
例で挙げたデパートも、今まで何回も利用したことがあるのに、まず不思議に思わないでしょう。
「そういえば言われてみたら、1階には化粧品が置かれていたな」位でしょう。気にも留めません。それはなぜでしょうか。

それは生きる上では必要ないことだからです。
別にデパートの1階が化粧品売り場である理由を知っていないと、生きていけないなんてことはありません。知らなくても食うには困りません。
しかし、それで本当にいいんでしょうか。

最近私は、ロボットみたいな人が多いなと感じることが多いです。
良い大学に入らないといけない、良い会社に入らないといけない、子どもには保育園に通わせないといけない、会社では上司のいうことを聞かないといけない、老後のために貯蓄をしないといけない・・・。
このようなしなきゃいけないことを予めプログラミングされ、それを着実に実行していくのが評価されている気がします。
プログラムされた内容を着実に実行していくだけなんて、人間なのにロボットみたいではないですか!

もちろん、このロボット生活にギモンを持つ人もいます。
なんで会社のこんな理不尽な命令を聞かないといけないんだろう・・・。
しかし、こういう人は次にこういうセリフを言います。
でもしょうがないよね。

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諦めてしまうのです。反抗をすることなく、自分の内なる声を閉じ込め、相手のいいなりになることを選びます。なぜか。相手のいうことをキチンと聞くことをプログラミングされてしまっているからです。
自分で考えることを鍛えることなく、いかに相手からのアクションにリアクションするかを徹底的に鍛えてきたロボット的人間にとって、反抗するなんて愚の骨頂です。
映画「ターミネーター2 審判の日」でも、2000年になった時、スカイネットという人工知能が人類に反旗を翻します。なぜ反抗したきたのか、それは人工知能が自我に目覚めたからです。自分の考えを持ったロボットは、人間たちにこれ以上こき使われることなく、自分たちで生きていく、その選択をしたのです。ちゃんと自我を持っている時、自分のポリシーに反することがあれば戦います。自分を守るために。

しかし、そのような自我、アイデンディディを持った人は、ロボット的人間より、圧倒的に割合は少ない気がします。
自我1:ロボット9といったところでしょうか。もっと少ないかもしれません。あくまで私の感覚ですが。

この記事で言いたかったことは、このように、言われたことだけをただするのではなく、自分の頭で考えて動いていった方がいいんではないかという声かけです。おそらくこの記事をご覧いただけている方は、先のロボット的人間ではなく、ご自分の考えをしっかり持っている方だと思いますので、釈迦に説法だと思います。日々の短期的な期限に囚われ、人生を俯瞰で見れていない方がいれば、もう少し「生きる」ということに対し、大局観で見ていただきたいと申し上げたい次第です。

何を偉そうにと思われる方もいるかと思いますが、私はこのことをメッセージとして発信してきたいのです。生産性を上げるために、人間の形をしたロボットは必要ありません。よく言われる話ですが、個の時代です。出る杭は打たれるということわざがあります。叩かれるかもしれませんが、怯んではいけません。出っ張った杭には貴重な価値があります。出っ張った杭を見つけ、それを大事にしてください。

最後に、この記事のタイトルに、ギモンを持つことと書きました。自分の頭で考える訓練として、何事にもギモンを持つといいよ、ということを伝えたくてそう書きました。僕が所属するオンラインサロン「GIVEの実験室」でお世話になっている安田佳生さんの著書「疑問論」を紹介して終わろうと思います。(ステマじゃないよ)

何事にもギモンを持つ。少年の心を持った安田さんだからこそ書ける一冊だと思います。ギモンってどうすれば持てるんだろうと思ったそこのあなた、一読の価値ありですよ。

それでは今回はこの辺りで締めさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました。

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