育児は大変だが、調整スキルが飛躍的に向上する

僕は子育てに対し、肯定的に取り組んでいたか?と聞かれると、自信がありません。

僕には5歳の娘ともうすぐ2歳になる息子がいます。妻とダブルワークをしていて、育児も家事も半々でやっています。

正直、もっと自分の好きなことに時間をかけたいし、育児はとても大変なものだと感じています。

もし将来自分の子どもたちがこのブログを読んだときにショックを受けないように書いておきたいのですが、子どもたちのことは心の底から愛しているということです。だからこそ育児に対し、大変だなとか、日によったら嫌だな、と思ってしまう自分が許せないのです。

あんまりストレスを感じ過ぎて、土曜の夜くらいから蕁麻疹が出てきてしまう時もありました(笑) 蕁麻疹が出てくると、「あっ、またストレスを感じているな、気をつけなきゃ」と思うサインだと捉えて対応しています。

やっぱり一番ストレスが溜まるのが、赤ん坊の叫び声です。「ビエ〜〜〜〜〜ン!!」と泣かれて、思い通りに行かないと、ついつい声を荒げてしまう時があります。荒げてしまった時は、なんで自分は心が狭いんだろうと、また自分を責めてしまって悪循環に陥ることもあります。

月曜から金曜まで仕事して、土日は育児と家事をやってまた月曜仕事に行く、そんな生活に嫌気がさしていたのかもしれません。

しかし、そんな中、ふと思ったことがあります。

これは試練なのではないかと。

子どもが小さいときはなかなか自分の思う通りにはいきません。言うことは聞かないし、子どもはなかなか思ったことを曲げません。かと言って怒鳴ったりでもしたら、さらに泣く・・・。
仕事でこんな相手をしていたら、相当タフな仕事内容でしょう(笑)

そう、子育てって、とってもタフな仕事なんです。だからこそ育児をするととんでもなくスキルが上がるんです。だって、自分の全く思い通りにならない相手(僕の場合は2人)にして物事を進めるのです。これができたら仕事や他のことでも通用できるスキルです。

自分のやりたいことがあるのに、それを我慢して、他のことを優先する。これは並大抵のことではありません。最近になっていくつかコツがあることに気づきました。

まず1つ目は、相手のことをよく知ることです。相手(子ども)は今何をしたいと思い、何を不満と思っているのか。もう話せるようになった子に対しては日々の会話の中からそれを探ります。
赤ん坊はまだしゃべれないですが、目をみてしっかりと感情を捉えるようにすれば、自ずと言わんとしようとしていることは察せます。要は相手をよく観察して、何を思っているのかを知るように努力するのです。

あとはマインドの話で、子どもができるまでは自分を最優先にして生きてこれますが、子どもができたら最優先事項が子どもになります。その時、自分のマインドを変えておくのです。間違っても自分のやりたいことをやれると思っていてはいけません。まずは子どものことを済ませ、その後に自分のやりたいこと、好きなことをすることにするのです。そうでないと、自分の好きなことができない理由を、子どものせいにしてしまいます。自分がやりたいことより優先すべき事項があることを自覚するのです。

ただし、自分の好きなことをやるな、とかできなくなると言っているのではありません。もちろん思った時にやれることは激減しますが、ゼロになるわけではありません。好きなことをやれるように、自分で工夫する必要があるのです。例えばなにかやりたいことがあっても、子どもの面倒をみる関係ですぐにはできない、であれば朝とか夜に時間を30分でもいいから作るとか、そういったことをして、自分で時間を作り出すのです。思いつきで行動するのではなく、工夫して時間を作り出すのです。

いずれも今までは自由にできていたことが、工夫しなければできなくなると言うことで、難易度が一気に上がります。ただこれはゲームのステージが上がっているような感覚で、やるのが難しくなっているだけです。そういう風に、これはさらにレベルを上げていくための試練なんだと思って子育てをすると、前向きに取り組めるようになるんじゃないかと思います。

ポイントは、子どもができたら自分より優先すべき事項があることを認めること。それでも自分がしたいことができるように工夫すること。そして試行錯誤したそのスキルが自分に返ってくるということです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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