いつもお読みいただきありがとうございます。
この度は令和6年9月定例会・佐野洋平・一般質問「栗子山風力発電事業について」の全文をお届けします。(今回は長文のため、ポイントは、太字にしています。太字を拾い読みいただくだけでも内容が理解できると思います。また、一般質問での再質問は、要約・ダイジェストとしました。以下の目次を活用くださいませ。)
【はじめに】 演壇冒頭 (0:00~9:30)
(1)米沢市長の答弁 (10:00~16:02)
(2)(5)市民環境部長の答弁 (16:25~19:52)
(3)産業部長の答弁 (20:10~21:55)
(3)(4)建設部長の答弁 (22:10~32:40)
【再質問】 ①現場と届出の齟齬、②さくらんぼテレビ「事業者、撤退は考えていない」、について
【再質問】 栗子山風力発電の事業対象区域は、イヌワシをはじめとする希少猛禽類などレッドリスト・生物多様性、について
【再質問】 カーボンニュートラル(脱炭素)だけでなく、ネイチャーポジティブ(自然再興)、について
【再質問】 米沢市景観条例では、①大型風力発電建設は、想定していたか、②栗子風力発電機は、スカイラインに突出しているか、③事業が強行された場合はどうか、について
【再質問】 今後、米沢市が当事者性を有するために、(条例など)法制度が必要ではないか
【関連報道】 山形新聞、さくらんぼテレビ
上記の佐野洋平・一般質問「栗子山風力発電事業について」を受けて、翌日各種報道で、一般質問の内容が報道されました。
▼山形新聞
2024年9月6日(木)朝刊「米沢・栗子山風力発電計画で事業者 市に必要な届け出せず」
▼さくらんぼテレビ
2024年9月6日(木)「事業者が市に“必要な届け出”せず作業道路整備…想定上回り法令違反か 栗子山風力発電計画」
当該報道でも明らかなように、栗子山の山稜・尾根の一部は、すでに作業道として開発され、生態系とイヌワシの採食地・狩場は失われました※。
※計画地周辺には複数ペアのイヌワシが隣接して生息していることから、計画地周辺には複数のイヌワシ営巣地が存在します。風力発電機を設置する計画の尾根一帯は、強風と多雪によって形成された土地的極相である草原性の自然植生が広がっており、イヌワシの重要な狩場となっています。(日本イヌワシ研究会「(仮称)栗子山風力発電事業の中止を求める要望書」より引用))
米沢は、米沢市民が、行政も当事者性を持って米沢の未来を作っていくんだと、そういう街であってほしいと心から思います。まだまだ分からないこと情報の格差があります。今後もしっかりこの問題に向き合ってまいります。
この度も最後までお読みいただきありがとうございます。
かわら版No.64