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分割払いを自社サイトに導入する方法4選!手数料についても解説

分割払いは、高額な商品でも販売しやすくなる便利なサービスです。
自社のECサイトに導入すれば、新たな客層の獲得にも役に立つでしょう。
しかし、分割払いにはさまざまな種類があり、自社サイトに最適なサービスを選ぶことが大切です。
この記事では、分割払いを自社サイトに導入する方法や、分割払いのメリット・デメリットを紹介します。

この記事は20年以上金融サービスを提供してきたソモ㈱が執筆しています。
弊社のホームページはこちらです。


分割払いを自社のサイトに導入する方法

分割払いには、クレジットカードやショッピングローン・分割PAYなどがあります。
それぞれのメリット・デメリットを把握して、自社のサイトに最適な分割払いを導入しましょう。

クレジットカード

クレジットカードでの分割払いは、ECサイトでもっとも利用されている決済手段です。
利用者が多いクレジットカードを自社のサイトに導入すると、新たな顧客層に訴求できて、売上アップが見込めます。
ただし、情報漏洩など被害にあうことを心配する人も多くいます。
分割払いを選択した時の手数料が高めなのも、購入者にとってデメリットとなります。

クレジットカードの分割払いを導入するには、複数のクレジットカード会社と一括で契約するのがおすすめです。
VISAやMastercard・JCBなど有名ブランドのカードを利用できれば、購入者の利便性が向上するでしょう。
複数のブランドを取り扱っている決済代行会社に連絡をして、審査に合格すれば、自社サイトにクレジットカード払いを導入できます。

ショッピングローン

ショッピングローンとは、商品代金を信販会社が代わりに支払い、利用者は分割で返済する決済方法です。
商品を購入する都度、申し込みをして審査を受けるため、借り過ぎを防げます。
また、Web上で素早く審査が完了して、手軽に借り入れられることもメリットの一つです。
ただし、ショッピングローンの対象品は貴金属や家電など高額商品のみに設定されていることが多く、すべてに使用できるわけではありません。

ショッピングローンを導入するには、ECサイトなどの店舗側が信販会社に連絡をして審査を受けます。
審査を受ける際は、以下の書類が必要です。

  • 決算書

  • 事業計画書

  • 身分証明書

  • 商品カタログ

申し込みから取り扱いをスタートするまでは、約1ヶ月かかります。
新生活や年末年始の繁盛期を逃さないために、余裕を持ったスケジュールで申し込みましょう。

BNPL

BNLPとは、「Buy Now Pay Later」の略で、商品を購入した翌月に一括や分割で代金を決済できます。
欧米を中心に流行していましたが、日本でもBNPLを取り入れるECサイトが増えて、若者を中心に利用されています。
BNPLには以下のメリットがあります。

  • 住所や電話番号など簡単な情報で申し込みできる

  • 購入者に分割手数料がかからない

  • 手続きが簡単でECサイトからの離脱を防ぐ

日本ではGMOペイメントサービスやPaidyなど、複数の業者がBNPLを提供しています。
若者にターゲットを絞って顧客層を広げたい方におすすめの決済サービスです。

BNPLについては、以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

分割PAY

分割PAYは、クラウド上で分割払いの管理ができる新しいシステムです。
クラウドで契約金額や分割回数・分割手数料などを表示でき、電車や車での移動中でもアクセス可能です。
自社のECサイトへは、テンプレートを選んで、必要な項目をチェックするだけで導入できます。
その他にも、次のようなメリットがあります。

  • クレジットカードを持っていない顧客にも分割払いを提供できる

  • 商品代金に分割手数料を上乗せすれば新たな収益になる

  • 代金は口座振替で改修するため金融機関との振替データ処理がスムーズ

分割PAYは、分割払い明細書の発行や債権債務管理など、経理業務に必要な機能を搭載。
分割払いを提供するための作業を効率化して、バックオフィスの人的コストを削減可能です。
分割PAYの導入を希望される方は、SOMO株式会社のサイトをご覧ください。

お電話でのお問い合わせ
本所 Financialサポートデスク(運営会社 ソモ株式会社)
TEL:03-5790-9977 受付 月〜金 平日10:00〜16:00

メールでのお問い合わせ
Email: kanri@somo.co.jp

サイトに導入できる分割払いとは?

分割払いとは、商品の代金を2回以上に分けて支払うことです。
高額商品の購入や、スクールなど長期間に渡りサービスを受ける場合などに使用されています。
日本では分割払いにクレジットカードが利用されるケースが多く、2~24回の分割回数が一般的です。ただし、一括払いしか受け付けていない店舗もあります。

近年ではインターネットショッピングの流行により、ECサイトへの分割払いの導入が増えています。
分割払いの需要は老若男女問わず高まっていて、クレジットカードの分割払いだけでは対応できないのが現状です。
そのため、Z世代の考えに対応できるBNPLや、クレジットカードを持っていない人でも利用できる分割PAYなど、多種多用の分割払いが登場しています。
分割払いには、それぞれ特徴があり、自社のECサイトの売上をアップさせられる決済方法を選びましょう。

分割払いをサイトに導入するメリット

分割払いには、月々の支払いが少額になり、手元にまとまった資金がない人にも商品を販売できます。
ここでは、分割払いをサイトに導入するメリットを解説します。

月々の支払いが少額になり高額な商品を販売できる

分割払いはさまざまなシーンで利用されていますが、高額な商品ほど需要が高まります。
分割払いを利用すると、数十万円する高額な商品でも、月々の支払いを少額にできるためです。
例えば、家電量販店や家具・貴金属など、単価が高い商品を販売する店舗は、ほとんどが分割払いを導入しています。
自社のECサイトで、高額商品の販売が伸び悩んでいる方は、分割払いを導入すると購入されやすくなるでしょう。

支出を調整できる

分割払いを上手に活用すれば、支出の調整が可能です。
多くの人は、毎月の収入額は決まっているものです。
しかし、高額商品を購入する場合、数十万円が手元からなくなってしまいます。
その結果、家賃や水道光熱費など、定期的な費用を支払えなくなる可能性があります。
分割払いを利用すれば、毎月の支払額を調整でき、生活が厳しくなることはありません。

分割払いのデメリットは手数料がかかること

分割払いのデメリットは、提供する店舗側にも手数料がかかることです。
分割払いの手数料分だけ利益が減ってしまい、企業の財務状況を悪化させるケースもあります。
手数料は利用するサービスにより異なるため、事前に確認するといいでしょう。
分割PAYは、商品代金に分割手数料を上乗せ可能です。
手数料が負担になるどころか、新たな収益にもなります。
利益率が低い商品をメインに販売しているのであれば、分割払いで利益を減らさないようにしましょう。

まとめ

分割払いを自社のサイトに導入するには、クレジットカードやショッピングローン・BNPL・分割PAYなどの方法があります。
インターネットショッピングの流行により、ECサイトでの分割払いの需要が高まっています。
分割払いは種類により、ターゲットとなる客層が異なるため注意しましょう。
高額商品も販売しやすくなりますが、店舗側にも手数料が発生して、利益を逼迫する可能性があります。
分割払いごとの特徴を把握して、自社のECサイトに最適なサービスを導入してください。


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