宝の箱

警備員は一生懸命
宝を守りました
しかし宝の箱はありますが
箱の中身は空でした

しかし空とは言えません
知恵を絞って考えました
空ではなく在るのだと
宝はそこに在るのだと

それで通した生涯は
そのまま終わってしまいます
あとに残す人たちは
いつまで信じていいのやら

言ったことの後始末
誰にも出来ずに今日がある
それから月日がたってきて
どんどん大きくなってきて
なにかがつまって苦しくて
そこで私は考えた

私の子供に伝えるか
わからないとは言えないか
私は心に決めました

「自分で探してごらんなさい」

すっきり笑顔で言えました
自分の弱さがわかったら
いつでも素直になれるのです

自分を許してあげましょう
子供も許してくれるでしょう
なぜなら子供はあなたです
許すために来たのです

宝の箱よありがとう
許せる力をありがとう
宝は心にあったので
これでいいねと笑いましょう