210622

すきだったひとのゆめをみて、ぼんやりしながら起きて、あれが夢だったとわかって涙があふれて堪らない気持ちの朝。

そういえば初恋に敗れたころも毎日毎日夢を見ては泣いていたっけ。どうして嫌われてしまったのだかわからなくて、なにがいけなかったんだろうって毎日毎日悲しくて、やさしかった日のことを忘れられなくて苦しくて。

夢の中のわたしはあなたを100%信じきって、甘えて、安心していたわたしで、本当に本当に幸せで、何にも怖くなくって、相変わらずなんかわがままを言ってあなたを困らせてた。わたしの言うことをどうやって叶えようか、わたしをどうやって笑わせようか、きっとフル回転で考えているときのあなたの顔がだいすきだった。

ずっと夢の中にいられたらいいのに。全部忘れてもう一度あんなふうに安心したいのに。

世界はもうわたしにとって恐ろしいところに戻ってしまった。ひとりぼっち。味方はたくさんいるけれど、みんなそれぞれの人生があって忙しい。わたしのためだけに生きてる人なんて、当たり前だけどいないんだから。

本を買います。たまにおいしいものも食べます。