インタビュー【絣産地の女たち2020】
●絣産地の女たち2020、とは井上伝は、江戸時代末期に久留米に生まれた女性です。彼女は、着物のほころびがタテ糸もヨコ糸も白くなっていることに気づき、糸を染め残すことで模様を作る〈久留米絣〉を考えついたのだと言われています。
それから約200年、久留米絣の産地では今もたくさんの女性が様々な場所で、それぞれの立場で絣の生産に携わっています。
実は、経営者や職人の立場から、絣のことや産地のことを語る機会が多い男性と比べて、産地の女性の声を外に届ける機会は、これまであまりありません