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バチェロレッテ3を7話まで観て思うこと

※ネタバレです

5話以降がキツすぎる。特に男性のご家族と亜樹さんが会った7話は、直視できる内容ではありませんでした。どの男性とも対話をできていないし、関係性も築けていないのがご家族にも丸わかりでしたよね…。今シーズンは安心して観れます♪なんて言っていた自分をぶん殴りたい。坂口さんと櫛田さんは「ローズはいらないです」と暗に仄めかし、北森さんははっきり言葉にしていて、もういたたまれなかった。私がバチェロレッテだったらとっくにギブアップしている(ギブアップが許されるのかわかりませんが)。

7話まで観てきた、今の思いの丈を吐かせて欲しいです。

バチェロレッテは人狼ゲームだったのか。市民(亜樹さんを好きになれるかも)に見せかけて人狼(亜樹さんを好きにはなれない)でした、な方が多すぎる。しかもどんどん気乗りしなくなっていって、人狼が市民に擬態することすら放棄しているのがわかる。櫛田さん、ツーショットデートでの「飯野くんの自己犠牲」話は「市民は飯野さんだよ」という占い結果を伝えていたのかな?あなた占い師(市民を助ける人)だったんですね。櫛田さんはカメラ前で緊張しているだけだと自分に暗示をかけてきましたが、もう無理だ。興味を持てない女性からアプローチされどうしようかと滝汗かいて焦っていた、それだけのように見えてしまう。

奇しくもセバスティアンさんが最後に残した言葉「自分の思いを全部出し切る」が旅のテーマになってしまっているような。自分の心に素直になりすぎるバチェロレッテ(好みの人にしか興味がない)VS自分の心に素直になりすぎる参加者(好きになれないから帰りたい)の泥試合(ごめん)になっている。よく配信を決断したと思います。

憶測ではありますが、男性陣は亜樹さんについてモヤっとしたところを共有しあったりしたんじゃないか…。どの段階で潮目が変わったのか正確なところはわからないけれど、やっぱり櫛田さんへの愚痴&英語スピーチかな…。

バチェラー5でも感じましたが、モテ慣れしてない人をバチェラー、バチェロレッテにするとしんどいと思います…。しかも女性の場合、かなり手練れのさりげなく男性に仕掛けていける人か、あとは色気ムンムンみたいなわかりやすく「モテ」に特化している人ぐらいしか無理では(萌子様は前者寄り、ミキティは後者寄りかな)。今回は明らかに男性たちの方が恋愛に関して上手でしたね…。職業的にもハイスペすぎました…。彼らはコミュニティにおいてトップレベルでモテてきたんだろうな…。そしてバチェラー5の長谷川さんは、よくやりきったな、と今更思いました。バチェラーを引き受けてくださったのに、ああだこうだ言って申し訳なかったです。

今シーズンを見て、与えられた役割を、やると決めたらやり抜く方々に好感を持ちました。

番組の趣旨を最も理解し役割を全うされたのは、飯野さんだと私は感じます。キューブあげたい(違う番組)。2話以降は一番年上でしたし、年齢を重ねている分、一番大人な振る舞いをされていたんじゃないでしょうか。音楽家さんなので、参加者のなかで一番人気商売で、一番真剣に参加する理由があったとは思いますが、もし仮に音楽活動のための行動だったとしても、もはや真意はどちらでもいい。

小川さん、山本さんは、趣旨とはズレを感じたけれど、ご自身とバチェロレッテに真剣に向き合おうとされている姿勢は見えました。でもたぶんこのお二方は「自分を見つめ直す」意味合いが強いリアリティ番組の方がきっといい。もっと人柄が生きたと思います。なんだかもったいなかった。

チェン・ジャックさんも、もし残れていたら最後までこの旅に真剣に向き合ってくれたかもしれないですね。分析が好き、という性格もあるかもしれませんが、彼なりにやり通してくれたと思います(贔屓目あり)。

意外なところだと、デニムの加藤さんも私的には役割を全うした方に見えました。最初「俺を本気にさせてほしい」とバチェロレッテに伝えているのを観た時は「は?」と思いましたが、7話まで見たら、趣旨をかなり理解している言動だったなと考えを改めました。視聴者に「お前はバチェラーかよ」と総ツッコミさせるネタを提供しつつ、バチェロレッテには魅力がないと思われづらいよう自分が悪者(変人)に映るようにしたんじゃ?顔を売るのに成功、鉄板ネタもゲット、デニムアピールも抜かりない。実は一番得しているのでは…?さすが広告マン。

反対に、前にならえで次々と辞退していった「行動」に対しては、少々配慮に欠けると感じてしまいました(台本があったのなら、台本にそう感じます)。色々な事情はあったのだとは思いますし、私が観れるのは編集された映像なので、全てがわかるわけではないですが…。

ただ北森さんの辞退に関しては、辞退理由に筋が通っていると思いました。誰がどう見ても繰り上げでローズをもらえただけの状況で、自分の家族に会わせ、ラスト3のタイミングでは遅すぎると映るであろうのに辞退して、胆力がある。もし1回でもツーショットデートに呼んでいれば、責任感の強そうな方なので、最後まで旅を続けてくれたんじゃないかな。わからないですけどね…。

色々書いてしまったけれど、出演者はそれぞれできることを精一杯やられただろうし、誰が原因とは言えないと思います。人の組み合わせがよくなかった。人選って本当に難しいですね。

そして、出演者は自分がどう見られるかわかった上で配信を待ってましたよね。全員辛すぎる。アフターローズの座談会は地獄の空気になるんじゃないか…。友情エピソードで埋めれるのか…。たぶん私は見れないです。バチェロレッテ自体、配信中止できなかったか。できなかったですよね。ただ辛い。


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