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腕時計の死。

腕時計が死んだ。

レグラ・バレンシアという時計だ。10年位前に前橋の駅前の死にかけのビルの時計屋で買った。一万円だったけど気に入ったデザインだったので買ったやつだ。2回くらい電池交換して、復活させた矢先のことで、出勤したらベルトが外れたのだ。

すぐ治せるだろう、と高をくくっていたが、あるものを見てこれは「死んだ」んだなと思った。腕時計のベルトは「ばね棒」によって本体とつながっている。両端の接続部がばねによって伸縮するので、本体とドッキングできるのだが、今回のケースはさびて折れたばね棒が見事に本体の穴をふさいでいたのだ。

あっさりとしたゲームオーバーだった。正直1年くらい電池切れで寝かせておいたんだけど、復活して数回で終わってしまった気がする。

一回どこかに修理で「賭け」をしてもいいのかもしれないけど、あんまり期待はできない。
でも個人的には思い入れのある時計なので、このまま死ぬには惜しい気がする。

成功するかしないかわからないけど、一度だけザオラルに懸けてみようと思う。

ばね棒は数年に一回変えたほうがいいのは確実だ。それが時計の寿命を延ばすんだというのを感じた。日々の手入れはものにとっては大事なんだ、そういうことなんだ。

いじょ。


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