『Wintermute,dawn』備忘録

 『Wintermute,dawn』、【真空の庭】読んだ。自分がシャニマスの好きな部分の原液みたいなイベコミュ。
 【Howling】以降のあさひのコミュ、全回収くらいの勢いだった。もっと言えば、『ストレイライト・ラン』から今までのストレイライトのコミュ全部、と言ってしまってもいいかもしれない。
 今回タイトル(のWintermute)を改めてニューロマンサーから引用してきているのは、イベントコミュ『Straylight.run()』との対比の意味合いもあるのかなと思ったり。

 あさひのコミュの特徴としては、「あさひと誰か」という構図が多いことにあると感じる。他者との関わりの中でワクワクできるキラキラしたものが見つかっていく、あるいはキラキラを探した先に他者との関わりが存在している。一方で、他者による制限やコミュニティへの半強制的な内包がふと彼女を追い込む瞬間がある。
 あさひの中でそれがまとめて「煩くて、"重い"もの」としか考えられなくなっていった。

 そんな重力から逃げ出したディスコミュニケーションの先にあるのは───海の外、その先のない屋上───「寒さ」と「寂しさ(虚無感)」であり、そんな誰もいない暗い暗いステージに、「おもい(重い/想い)」を受け入れることによって、視界は観客とストレイライトの皆がいるキラキラのステージに戻っていった。
 それが、冬寂(Wintermute)の夜明け(dawn)であり、再び朝日──あさひは昇っていく。
 大人になるだとか、通過儀礼だとか、そういう言葉より、きっと、『Wintermute, dawn』という題目に要約されるのだと思う。

どこに行くの どこへ行きたいの
答えはわからない

ぼくはこの先は行けないから
せめてきみにこれを託そう

重い身体が 心が きみのゆくてを阻むなら
どうか思い出して欲しい

きみの手の中にあるものが
どうかしるべとなりますように

『Wintermute,dawn』キャッチコピー



以下、時間ができ次第整理・メモ




6thでセンステありImitation Ghostやって欲しいぜ……





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