そろそろ思考停止でQRコードを使うのをやめませんか?
世の中にはびこるQRコード信奉
昨今、デザイン制作の敷居は下がり、いろんな人がデザイン制作をすることが増えてきました。
それ自体は本当に良い時代になったなと思います。でも…
思考停止で、QRコード使っていませんか?
ということを、いま一度世の中に問うておきたいと思います。
色々な人にとって使いやすい反面、その使い方については考えるべきです。
QRコードの3つの大罪
1.規格外QRコード
QRコードには当然ながら規格が存在します。
小さすぎるQRコード、余白がないQRコード、間隔を開けずに真隣に配置されているQRコード…たくさん見てきました。
読み取れるからOKではなく、利用する際は最小サイズや余白の規格をしっかり守りましょう。
さらに「QRコード」という名称を利用する場合は必ず「QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。」という注意書きが必要です。小さくてもどこかには入れておきましょう。(開発会社へのリスペクトも込めて)
POINT💡 利用する際は規格や規約を守ろう
2. 不気味なQRコード
利用する際にはURLを併記しましょう。そのQRコード、本当に安全ですか? とにかくQRコードがあれば思考停止で読み取る人がいます。読み取ったURLが正規のURLかどうかというのを確かめる手段は用意しておくべきです。
そして全員の手元にスマホがあるわけではありません。必ずURLの併記と、可能であれば検索窓なども付けてあげると親切です。
なお、UXの観点からも「詳細はこちら」などのアクションラベルはつけておきましょう。QRコード単体だけ無作法に掲載するだけではなく、ユーザーが次に取るべき行動を書いておくと親切です。
POINT💡 URLやアクションを併記しよう
3. 意味のないQRコード
本当にQRコードが必要ですか?
例えば企業の公式サイトなどであれば検索に誘導したり短縮URLを用意しておくほうがスムーズです。
また、ウェブサイト上にのみ掲載するチラシの場合、QRコードではなくリンクを載せて直接遷移できるようにした方がカメラを起動せずに済みます。
本当にQRコードが必要か、改めて考えてみてください。
POINT💡 QRコードが本当に必要か考える
QRコードそのもの自体はとても素晴らしい技術です。
世の中に広く普及していくにあたって、あらためて使い方を見直してみませんか?