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『下後鋸筋』の腰痛の関連

みなさん、下後鋸筋っていう筋肉を知っていますか?

私自身、理学療法養成校では聞いたことが正直ありませんでした。

理学療法士1年目から運良くピラティスとの出会いがあったこともあり、下後鋸筋の重要性を知ることができました。

下後鋸筋はどこについているのか?

【下後鋸筋】
起始:第11胸椎〜第3腰椎棘突起
停止:第9肋骨〜第12肋骨
作用:下位肋骨を下げる
神経:下位胸神経

ではなぜ下後鋸筋が腰痛と関連しているのか?

それは、体幹、特に胸椎の伸展に大きく関与して居るからです。

胸椎の伸展が不十分な場合何が起こるのか?

  • 姿勢が悪くなる(スウェイバック)

  • 体を反らした時に腰に痛みが出る

この2つが下後鋸筋を重要なポイントにします。

下後鋸筋の作用に着目してみましょう。

肋骨を下げる役割がありますよね?

後方の肋骨を下げることにより何が起こるのか?

重要なのは胸椎の伸展時に肋骨がどのような動きをするのかを知っておく必要があります。

胸椎の伸展時には前方の肋骨は開くように動いていきます。なので下後鋸筋の機能低下が生じることによりこの動きが出ないため姿勢は悪くなり、体幹を伸展するときに腰椎への過剰なストレスが生じ腰痛を引き起こします。

なので『下後鋸筋を鍛えていきましょう』ということになるわけです。

しかしどうやって鍛えていけばいいの?という疑問がありますよね。

そこでお勧めなのが私自身が治療に取り入れている【ピラティス】です。

下後鋸筋を鍛えるエクササイズでお勧めなのは

  • スパインツイスト

  • オールフォワーズ ハンズオンローラー

この2つのエクササイズで共通しているのは回旋系エクササイズというところです。下後鋸筋は胸椎の回旋を行うことにより回旋と同側の下後鋸筋が鍛えることができます。

ぜひ腰痛に下後鋸筋の治療を取り入れてみてください。

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