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価値と勝ち

hiphopにはself boastingという文化があります。

自分はこんなことが出来る
凄いだろ、ここまで成功した

自分自身を誇張して相手に伝えるものです。ホントに成功してる人はもちろん、そこまでの人でも己を鼓舞するためにこの姿勢でリリックを書いたりライブを行います。

自分に自信を持ってる人は好きです。もちろん自画自賛とか自信過剰という意味ではありません。
自慢話を周りに話す人のことでもありません。
見た目だけカッコよくてオシャレな人のことでもありません。

自分に自信がある人は接していて雰囲気を纏っているというか、目には見えないけどオーラを感じます。譲れない部分をひしひしと感じるというか、1つ1つの行動にその人なりの筋が通っていて、自然と他人に影響を与えています。

もちろん嫌いな部分も多いけど、僕も自分が好きです。それは過去の自分が本気で取り組んできたことが積み重なって今に繋がってるからだと思います。僕にとっての譲れない部分は10年以上陸上とバイオリンを続けたところです。だから自信があります。母に楽譜投げられたことは何回もあったし副部長として代表で死ぬほど怒鳴られたこともありました。少し横道に逸れた時もありました。でもこういう経験があったから多少のことが起きても腹括って向き合えるし、やるなら全力でやるって思えるようになりました。心の居場所は認めてくれた中高、地元にあります。だからこそ自分を落とすようなことはしたくないし、過去の僕に笑われるようなこともしたくない。

今を踏ん張って、何かに努力してる人が誰よりもかっこいい。誰も振り向かなくても、やり続ければいつか誰かが認めてくれる。高校の時に始めたこれもビートメイクも今では僕の大切な一部分です。

父さん、美容院の菅野さん、お世話になった先生たち、今でも部活を続けてる同輩。僕は僕なりにできることを頑張ります。背中を追いかけます。いつか自分もそっちになれるように。

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