King's College London(KCL)のStudent IDの入手方法について調べてみた。

はじめに

マサヒコ氏は入学条件、入学準備についての記事を書いています(宣伝)が、今回はまずそのもう一歩手前、入学までの道のりを考えてたうえで、タイトルについて調べてみました。

1. Student IDってKCLからのオファー時に既にもらってるんじゃない?

どうやって入学資格を得るのか?

有名かつ有能な人でない限り、出願以外で大学側から入学してくれーなんて来ることはありません。一般的な学校や企業はそうですよね。KCLも同様です。出願無くしてオファー無し。

じゃあどうやって出願するのか。

KCLのサイトに出願方法が書いてあります。

King's のフルタイム学部コースへのすべての申請者は、UCAS を通じて申請する必要があります。学校や大学を通​​じて、または個人として申請できます。
標準的な申請締め切りは 1 月 26 日ですが、医学または歯学を申請する場合の締め切りは入学前年の 10 月 15 日です。

https://www.kcl.ac.uk/study/undergraduate/how-to-apply
(翻訳)

なお、UCAS「Universities and Colleges Admissions Service」とは、イギリスの大学に入学する際の窓口となっている、オンラインでの「総合出願機関」です。詳しくは、下記ページをご覧ください。
出願期間は年度開始(9月)頃から翌年1月26日、新年度開始早々に来年度の進学先を決める必要があるようです。

ちなみに出願結果も上記のページに書いてあります。
合格(unconditional offer): 条件無しで合格(入学確定)
条件付き合格(conditional offer): 要件(通常は試験結果)を満たすことを条件にした合格
不合格(unsuccessful)

KCL 出願結果とStudent ID

KCLの下記ページの最後にこんなことがかいてあります。

オファーレターに記載されている学生番号(Student Nmuber)を使用してサービスをご利用ください。

https://www.kcl.ac.uk/study/undergraduate/how-to-apply
(翻訳)

つまり、オファーレター(メール)が来た時点でStudent Numberは取得されているいうことが分かります。
offer letter
https://www.linkedin.com/posts/kashish-oswal-40b76919a_growth-finance-london-activity-6943177083195908096-kWg5/?trk=public_profile_like_view&originalSubdomain=hk
LinkedInからの画像です。文面から見るとunconditional offerです。Student Numberは上半分は隠されているものの、8桁の数字で21から始まっており、Start Dateは2022/9なので、おそらくStudent Number = Student IDかと思われます。
また、LinkedInにあったconfirmation of completion of studies(修了証明書)にもStudent Nmuberの記載があるので、やっぱりStudent Number = Student IDだと思われます。

ということで、オファーレター(メール)が来た時点でStudent IDは入手できていると思われます。

2.Pre-Sessionalコースは本コース(学部/大学院)からオファーが無いと申し込めないらしい。

まずこちらの方のブログを紹介いたします。

大学院入学前のPre-Sessionalコースについての体験記や、KCLへ留学する際の様々な手続きを語っていらっしゃいます。
とても詳しく書かれているので、留学前、留学中のお話はとても参考になると思います。
また、X上でも留学についての情報交換をしていらっしゃるようですので、留学を考えている方々は是非ご参考になさってみてください。
興味本位で色々とお手を煩わせることはしないようにお願いします。

上記ブログ記事では、大学院からのオファーが来る前にPre-Sessionalコースの締め切り日が来てしまうことについて、KCLへ質問をした回答が書いてありました。

Thank you for your query regarding the pre-sessional courses at King’s College London. As you are still being considered for Education Policy and Society MA (Full-time), you are not yet eligible to apply for a pre-sessional course as they are only available to those who hold an offer for a main degree programme. We, unfortunately, will not open a second round of application for pre-sessional courses after the deadline.
(Google翻訳)
キングス カレッジ ロンドンのプレセッション コースに関してお問い合わせいただきありがとうございます。あなたはまだ教育政策と社会の修士号(フルタイム)の候補者であるため、主要学位プログラムのオファーを持っている人のみが利用できるプレセッションコースに応募する資格はまだありません。残念ながら、締切後のプレセッションコースの二次募集は受け付けません。

https://tt125.hatenablog.com/entry/Presessional-deadline

記載の通りKCLの主要学位プログラム(学部/大学院)のオファーが無いと、Pre-Sessionalコースは受講できない、つまりPre-Sessionalコースだけ受けることはできない、そしてPre-Sessionalコースの受講時にStudent IDが得られることもない(既にオファー時に得られている)ようです。

3.サマーコースやショートコースでもStudent IDは貰えそう!

サマーコース

KCL学生以外が受けられるサマーコースは2種類です。
Pre-University Summer School : 大学入学前(高校生他)の人が受ける。
Undergraduate Summer School : 大学生向け。他学での成績条件有り。日本の大学生だと成績基準GPA3.3または80%。
(GPAの計算は以下参考)https://www.univ.gakushuin.ac.jp/iss/studyabroad/55a7cdf6808ac9a09518ba0a640965711c2140c8.pdf 

そして以下のページで紹介されている方は、翻訳するとサマーコースの入学であることが分かります。学生証(Student ID)を持っていますので、サマーコースでもStudent IDは入手可能ということでしょう。

https://alumni.sunderland.ac.uk/Give-Back/Donor-news/george-fee

なお、サマーコースはKing's Applyというページにて申請するようです。

ショートコース

こちらは学部ごとに大量のコースがあります。
ざっと見た限り、学士以上、もしくは既にその分野で仕事をしている人が受けるような非常に高度なプログラムのようです。

ところで、以下のマサヒコ氏のNoteでは多くのKCL学生のStudent IDがまとめられています。

その中で、Student IDの上2桁が
Aさん:23でCourse endが2023/5/31 PG(R) 
Bさん:23でCourse endが2023/7/7 PG(R) 
Cさん:23でCourse endが2023/7/12 UG  
という方々が居ました。
UG(学部)は3年、PG(大学院)は1年という期間のはずが、どう考えてもStudent IDの上2桁とCourse endが合わない方々です。
※理由はマサヒコ氏の上記記事内「2.学籍番号の法則性について考えてみた」がベースですが、ここはさらに深掘りした別記事を書きました。

少なくとも上記の方々について、2023年のサマーコースはCourse endが2023年7月14日(Session 1)、2023年7月28日(Session 2)なので当てはまらなさそうです。

https://web.archive.org/web/20221203053749/https://www.kcl.ac.uk/summer/university-level/undergraduate-summer-school

ちなみにBさんですが、2023年2月15日に学生証をXにアップしています。
この投稿以降にKCLで学ぶようですので、やはりショートコースでしょう。というわけで、ショートコースでもStudent IDは入手可能ということだと思われます。

まとめ

KCLのStudent IDを入手するには
・KCLから本コース(学部/大学院)のオファーを受ける
・サマーコースの受講
・ショートコースの受講

の3種類が方法がありそうなことが確認できました。
また、
・オファーがないとKCLのPre-Sessionalコースの受講は不可能
ということもわかりましたね。

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