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日々の努力が報われたとき~得点開示受けてきました【都立中入試:④】

3月に入り、適性検査の得点開示を受けられるようになりました。合格という吉報をいただいたものの、実際の得点はどうであったのかは気になるところです。お世話になった塾からも開示結果の報告をお願いされていましたので、先日学校に赴き開示請求を行ってきました。

開示請求

学校に用意されているこの書類に記載して、窓口に受験票・身分証明と合わせて提示することですぐに手続きすることができます。すると数分で書面が用意され手渡されて完了です。

開示結果は書面で渡されて完了ですので、そのまま持ち帰ることができます。以前に掲載した通り、我が家は各科目概ね50点程度とれていれば合格ラインに届くという算段でした。合格できたということはだいたいその計算で得点できたのだろう…そう思っていたわけですが、開けてびっくりとはまさにこのこと。

適性検査1 39点

( ゚Д゚)!!!!!

解答再現を見た塾の先生からの評価は非常に高かったのですが…どうやら適性検査の採点基準からはややずれていたようです。
幸いにして他の部分で得点をそれなりに取れていたおかげで合格ができた…我が家の合格の背景はこんな内訳でした。他の方のブログ等を拝見しても「50点程度でも合格できた」という声は見ることがありますが、さすがに40点以下は見たことも聞いたこともありません。とは言え、それでも合格をすることができたということは…

・入試最初の科目の出来は良くなかったが、切り替えて次の科目に臨めた。
・もともと適1は苦手、得意科目を伸ばしたいという本人の戦略が活きた。
・調査書の得点(5,6年の通知表)に救われた。

こういうことなのだと思います。
私立にはない「調査書」という得点。漫画「二月の勝者」の中では「一発勝負の入試は全員が同じ条件で公平なのに対し、成績表をもとにつけられる調査書は学校の状況、先生の主観などもあり完全に公平とは言えないのでは」といった表現があったように思います。実際に塾の先生からは「○○小学校はなかなかいい成績がつけてもらえない」といった声を聴いたこともあります。
一方で私はこの「調査書」という評価にはどちらかと言えば肯定的な立場です(我が家が救われたから…というわけではなく)。先生の主観といってもご機嫌を取れば成績が上がるわけではなく、何より思春期の子どもにそんな器用な振る舞いを求めることは大きなストレスで本末転倒です。私がこの点に肯定的である理由は、日々の授業の課題、テスト、細かな評価ポイントを積み重ねて形成されるものが通知表の成績だと思っているからです。要するに学校での勉強を日々全力で継続する。それこそが調査書に反映されるということは子どもと5年生の時から認識を共有していました。まさにそれが活きたということなのだと思います。

とは言え、子どもが何でもできるわけではありません。特に体育、音楽、図工、家庭科などはとかく子どもの特徴が表れやすい科目ですし、今年度から科目として追加された英語については習い事として習っている子とそうでない子の差が非常に大きな科目です(我が家は通っていません)。
難しい、なんとなく苦手、そんな科目であっても「積極的に、意欲的に、挑戦すること」それは常に意識していたのだと思います。結果、苦手科目は2で踏ん張り、得意な科目は着実に3を取ることができた、そしてそのおかげで今回合格できたのだと思います。

これから都立中受検を考えられている皆さんには、ぜひ学校の授業にしっかりと取り組むことをおすすめします。もちろん合否判定の80%程度は適性検査の得点です。一方で合格ライン付近はおそらく1点2点の争いになっているのだと思います。その数点を引き寄せるためにも学校の授業に真剣に取り組むこと、日々のテストに真剣に取り組むことが大切で、何よりこの日々努力する姿勢は社会人に至るまでとても大切なことだと思っています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

ソロモン

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