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Slate Digital FG-2A発表 (新製品情報とファーストインプレッション)

 こんにちは、ソロモンです。昨日の夜、Slate Digitalが宣言していたLA-2AをモデリングしたFG-2Aが発表されました。VMRの考えている事が着々と進んできているんだなと実感します。今回はちょっとだけ触ってみたので、軽く印象をお話して行けたらいいなと思います。

 実はLA-2Aはかなり好物で、色々プラグインを買い漁っています。現在はUADのSilverモデル(UADは三種類のLA2Aがあり、音が全部違います)を多様しています。Silverモデルは3つの中では一番早いので、自分の作る音楽にはハマる事が多いです。Vintage感が欲しいときは他のモデルの方が効果があると思います。

 他にはOverloudのComp LAはいいなと思っていました。LA-2Aの選択肢としては、この二つがベストだというのが僕のFG-2Aを触る前の考えです。

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 さてFG-2Aについてはどうでしょうか。今回はUADのSilverとOverloudのComp LAと比較して視聴しました。以前のレビューや比較ではProtoolsで行っていましたが、制作の段階ではAbleton Liveをメインにする事が多いので、 Live内での印象という事にさせてください。確実に音の印象は変わるはずなので、是非デモをしてご自身で体感されることをお勧めします。今回は男性Vocalに使いました。VUを見ながら耳で設定を揃え、liveのメーターでチェックという感じです。オケの中での音をチェックしました。Vocal単体の印象とオケの中では印象も変わると思います。 


・Comp LAは綺麗に纏り、音の腰が持ち上がり、奥行きを表現しやすい。

・LA-2A Silverモデルは若干の荒々しさが心地よく、Comp LAほど軸が上がらず音は少し広い、奥行きもある。

・FG-2Aは、全体的に前に出る印象。比較的綺麗でそこまで腰は上がらない。

 ざっと聴き比べをした印象ではかなり違いがありますが、FG-2Aは比較的新しい個体のモデリングの印象です。それを見越しての、今回の比較ではあるのですが。どれが一番よかったですかと言われると、今回はComp LAが一番オケと合っていたと思うのですが、正直どれも素晴らしいです。Comp LAとUADの間がFG-2Aという印象を受けました。

 FG-2AとComp LAにはMixノブがついているので、便利ですね。Vintage感を求めるなら、この3つのコンプよりBRAやUADの他のモデルの方がいいと思います。現代的なLA-2Aを求めるなら、FG-2Aは派手だし、いいと思います。シンセや弦などにかけてもいい結果が出そうです。


Slate Digitalは必ず一定のクォリティー超えてきますね。今回の比較をしてみて、サブスク入ってもいいかなーなんて思っています。是非皆さん一度試してみてください。


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