「ポケカ」 スペネクは何が優秀なのか?
こんにちは、ソロです。
今回は1週間前に行われたJCSで、マスターリーグ2位のスペシャルレーザーを持つネクロズマ(通称スペネク)について書きました。
ミラクルツインで登場したこのカードは一体何が優秀なのかを紹介できればと思います。
まず初めに、2位のデッキレシピから見ていきましょう。
SM最初の大型大会だったCL東京優勝のギラマネロに近い構築になっています。
CL東京から約10ヶ月経って既存のデッキを強化するカードが増え、その中の1つがこのスペネクです。
カラマネロのサイコリチャージを最大限活用するためにエネルギーを手札から切るカードやエネルギーを山からサーチすることができるカードなど、デッキとしての安定性も飛躍的に上昇していることが分かります。
さて、本題に移ります。
みなさん、なんとなく思ったのではないでしょうか。
・ギラティナだけで戦うのではダメなのか?
・スペネクをわざわざ使う理由って?
このような疑問を解明していきましょう。
ギラティナだけではダメな理由
①ギラティナとスペネクでは火力が違う
・130と160は天と地ほどの差があります。
その理由は、ミュウミュウやレシリザ相手に必ず2回で倒せる点です。
ギラティナも特性で10ダメージ与えれば同じように2回で倒せますが、そのためには相手のベンチにダメージを乗せるポケモンがいないといけないという条件が必要です。
②並べるカラマネロの数が少なくて良い。
・どちらもマーイーカを初ターンに並べるのは大事ですが、スペネクは基本的にリサイクルエネルギーを付けて戦います。
リサイクルエネルギーはトラッシュされることはないので1度付けてしまえば後はサイコリチャージ2回で起動できます。
・つまり、カラマネロが2体いれば安定的に戦うことができる点が良いです。
ギラティナも同じことが言えますが、ギラティナで戦うデッキだということが相手にばれてしまうとあなぬけのひもやグズマでカラマネロを倒すことを優先されテンポロスしてしまうことがあります。
・その点スペネクは初見殺し感があり、なかなかカラマネロを倒してこないようなプレッシャーを与えられます。
160もダメージが出せるポケモンを野放しにはできないと相手に思わせるからです。
③弱点が違う。
ギラティナは悪弱点、スペネクは超弱点と異なります。
ギラティナはゾロアークGXなどに必ず一撃で倒されますが、スペネクは弱点が悪ではないので120のライオットビートを打たれ耐えることがあります。
非GXのデッキで倒されないターンがあるだけで有利になるので弱点が悪ではない点がとても優秀です。
もう1つが、フーパに対策されないことです。
ギラティナ対策にこのフーパを入れているデッキがあります。(優勝のレシリザにも採用されている)
そのフーパに一撃で倒されることはなく、ギラティナだけではフーパは抵抗力があるため倒せませんが、スペネクなら倒せます。
つまり、対策カードがスペネクにはあまりないことや採用されていないこともギラティナだけでダメな理由になると思います。
スペネクをわざわざ使う理由
・まず初めに、スペネクは160出すことができるため弱点を突くと今のところどんなポケモンも一撃で倒すことができます。
そのため、ミラクルツインの表紙であるミュウミュウを一撃で倒すことができます。
インタビューでもミュウミュウを一撃で倒すことができるポケモンとして選んだと答えています。
・また、環境を見てこのカードが必要だと判断したのだと思います。
JCSが始まる前の環境予想としてはレシリザやルガゾロ、ミュウミュウなどが増えると判断しTAGチームなどに火力で負けないスペネクが採用されました。
・ミュウミュウは前述したとおり、弱点で倒す。
ジラーチGXもHP160なので、スペネクで一撃で倒せるため問題なさげ。
・レシリザは160+お札で10ダメージ乗せてブラックレイGXなど2回で倒すことができます。
ミラクルツインで登場したグレートポーションを採用しているレシリザに対しても一回目に160与えて、レシリザHP残り110、グレートポーションを使っても160なので確定数が変わらない点がギラティナとの1番大きな違いかと考えられます。
・また、デデンネを使うジラーチ型ならばお札ややぶれたとびらでジラーチを倒し、デデンネやテテフをスペネクで簡単に倒すことができ、今まで以上にサイドレースを有利に進めることができる点も強さの1つです。
・ルガゾロに関しては、直接記事を読まれた方が早いと思います。
と言うのも、カラマネロ系統のデッキはゾロアークにとことん弱いのが定評だからです。
お札のダメージをどこに何点乗せるかも予め決めてあると思われるので、そちらの記事を読んで理解して頂くことをオススメします。
・一応、スペネクの160をゾロアークGXに与えると抵抗力で140になります。
こだわりはちまきを付けていると170でお札で倒せるラインまで減らすことができます。
この場合、スペネクではなくお札がついているカラマネロなどを倒してもらうことになりますが、相手としてはリターンが多いとは感じないでしょう。
常に160という打点を与えてくるポケモンを野放しにはできず、カラマネロの数を減らすことは重要だが、倒すとサイドレースが厳しくなるからです。
このデッキの対ルガゾロ対策としてカラマネロにお札を付けておくだけで相手への牽制となる部分が非常に重要です。
・私が考える対ルガゾロはこんな感じで、繰り返すようですが記事を直接読んで頂くと、細かく書かれているのでハッキリと理解できると思います。
・大体、JCS環境としてはこれら3デッキに対する立ち回り方を覚えておかなければならないので、ものすごい練習をしてきたのだと伺えます。
JCS会場には他のデッキもいるため、そのデッキに対するお札のダメージの置き先など考えなければならないため、非常に高度なデッキで練習量がとても大事なんだと感じました。
まとめ
・スペネクはポニータ石井さんやだんのうらさんがJCS直前もしくはJCS2日目に動画として出していたので、何だかんだ注目はされていたカードの1つだと思いますが、実際に使ってみてこのカードならいけると思えるほど練習をしなければJCSで使われることもなかったのではないかと思います。
・非GXとしては非常に高火力なネクロズマ、1度使ってみてはいかがですか?
私もデッキを組んで使ってみましたが、思っていた以上に火力が大きく今までの非GXのデッキのなかで1番好きなデッキかもしれません。
幸いなことにカラマネロも安くなり、ネクロズマ自身もまだ安いので組みやすいと思います。(リサイクルエネルギーがちょっと高騰するかも!?)
・こういう安いデッキは初心者の方にもオススメなので、上級者だけでなく幅広い人に使ってもらいたいと思います。
それでは今回はこの辺で、さよなら~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?