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BAKIBAKI


ドーパミンとアドレナリンはどう違うんだろうか。

先日、仕事や推し活でドーパミン中毒・アドレナリン中毒になるという話題のツイートがバズっていた。ドーパミンとアドレナリンの違いは何ですか?

8月にフリーランスになって、最初は恐る恐る、そして9月は文字通りバキバキの状態で働きまくっていた。今は落ち着いているから中毒にはなっていないけれど、脳内ドバドバ出ていたのはドーパミンだったんだろうか、アドレナリンだったんだろうか。


ときに、私は掛け持ちができない。それから、自担3年周期ジンクスがある。小学5〜6年嵐櫻井翔、中学関ジャニ∞安田章大、高校Hey!Say!JUMP山田涼介、大学1年空いて大学2〜4年SixTONES松村北斗、社会人になってこれまでSEVENTEENバーノン。CARATになって3年はすでに突破し、バーノン単推し3周年は、今年の12月から来年の春までに当たる。

2022年はかなりのパイをNCTマークに割いていたので、バーノンペン3年きっちりやりました!というのは実は言いづらいのだけど、そんなことを言ったら北斗担時代で他のアイドルに目移りしていなかった時期をギュッと縮めたら、おそらく1年にも満たない。

ちなみに、ある程度の幅を持って好きだったTravis Japan中村海人、(現)IMP.横原悠毅、NCTマークは掛け持ち先だったと言えばそうかもしれないけれど、彼らは自担に100%行けない間の仮の宿木のようなもので、「自担」ではなかった。私の正史は、さっき挙げた5人だけだ(正確には、櫻井さんも自担ではない)。

他の人から見たら細かすぎるかもしれないけれど、それだけ私の中では「自担」が厳密で絶対的だ。彼らは人生の伴走者であり、それぞれの時期を受け持って私の人格を形成してきた人たち。私の人生に3年間の永遠を刻んできた人たち。

この文章を書いているのは、昨晩公開されたSEVENTEENのニューアルバムのトラックサンプラーを聴き、何か考える前にすぐにめちゃくちゃ好きだと感じ、その流れで中国語曲を聴いて泣き、穏やかに、SEVENTEENが好きだ…と思えたからだ。中国語を歌っている映像の中のバーノンさんを見て、私はまだずっとこの人の瞳に貫かれていたいと思ったからだ。

よくよく考えれば、2021年から2023年にかけて、バーノンさんは2 MINUS 1、BANDS BOY、Beg for You、Wrecker、Black Eye、Miss You、MSGとコンスタントに、グループの全体曲・ヒポチ曲以外の、ソロ曲、個人のパイが大きいユニット曲、外部コラボ楽曲を発表してきた。ところが2024年は、もう終わりかかっているというのに1曲も出ていない(私が知らないだけじゃないよね?)。blink-182の方とのラジオでは、「今はコラボよりも自分の曲に集中したい」というようなことを言っていたので、もしかしたら何か制作中なのかもしれないけれど。

私はバーノンさんの作る・聴く音楽や観て勧めてくれる映画から見える彼の内面を追いかけるのが好きだ。夏頃はいくつか映画をシェアしてくれて観たけれど、それもない今、少し物足りなく感じるのは仕方ないのかもしれない。待てばもうすぐ新しいアルバムが出るし、新しいツアーも始まる。

私はSEVENTEENが好きで、バーノンさんが好きだ。これまでもこれからも。はっきりと「CARATです」と言うし、そう言うことに誇りを感じている。それはもはや国籍を答えるようなものだ。そう確かに思うからこそ、この文章を書いている。


ドーパミンだかアドレナリンだか知らないが、バキバキで働いている間はSEVENTEENの音楽が優しすぎた。SEVENTEENは、セロトニンやオキシトシンに大きく振れたアイドルだと思う。目まぐるしい世界の中で心の平穏を保つにはぴったりだけれど、自らバキバキに動いて自分の世界を回していくのとは、ちょっとテンション感が違う。

思えばSEVENTEENに出会った後、社会人になり、会社員として働いて2年半。ちょうどCARAT3周年でまさかのフリーランスになり、学生時代みたいに卒業なんてないもんな〜と思っていたのにまた3年で人生の前提条件が一変した。あーあ…。私はもう大人なので、何がどんなに変わってもSEVENTEENの中に人間が忘れちゃいけない普遍的な価値があるとわかっている。だから学生時代みたいに降りて次行きますってことじゃない。だけどSEVENTEENだけではカバーしきれない人生の場面がたくさんあることもよくわかってしまった。会社員であるうちもそうだったし、今もそうだ。

そこで、だ。私は掛け持ちができない。

NCTはもう追っていない。2022年をマークペンとして過ごした後、少し空いて、2023年10月の忙しかった時期にはヘンドリーが支えになった。2024年、部署が変わって、1月はTWSジフンくん、3月はINI尾崎匠海くんが、自分に自信を持てるマインドを作ってくれた。5、6月はメンタルが地を這っていて、ビートルズなど過去のアーティストを聴き漁り、アイドルオタクごと辞めるかというところまで来た。しかし運良く人生が持ち直し、またSEVENTEENに戻ってこられた。

そしてまたこれだ。何回やったら気が済むねん。いや、違うのだ、人間は変わっていくのが当たり前で、いつも一定なほうが不自然なのだから、何も間違っていない。

1人でバキバキやっている間、マジで気が狂うかと思った。数ヶ月前とあまりに違いすぎて、現実味がない。ひと続きの時間であることが信じられなかった。

そんな日々に突如隕石のように落ちてきた、バッキバキのアイドル。WEST.重岡大毅、御年32歳。私はジャニヲタ辞めて丸3年。中学時代、関ジャニ∞を降りたらジャニーズWESTに行くのかな〜と思っていたら素通りしてしまったため、あ〜無かったか〜と思っていた、そのジャニーズWEST改めWEST.。今までずっと、WESTだったら神ちゃん(神山智洋)が好き!と言っていたのに、なぜ、どうして、今!?!?重岡大毅!?!?!?

これ以上1人でバキバキやってたら気が狂う!!と思っていたところへ、もっとバキバキでもっとお狂いになっていらっしゃる(ステージでね)重岡さんを偶然見て、あ、大丈夫だな〜!と思ったのだ。何事も1人では怖いもので、私は大丈夫になったけどあれだけ1人で突っ走ってる重岡さん大丈夫か?と思うため、周りに6人の信頼できるメンバーがいるということはとても心強いことだと思います。多分。

それで今度はWEST.及び重岡大毅のほうが怖くなった。アイドルオタクとしての私はどうなってしまうんだい!?CARATなんだけど、こんなにWEST.聴きまくって頼って大丈夫か!?

WEST.さん「精一杯誰かを頼ってもいいんだよ♪(「進むしかねぇ」)」
「生きがいは一人一つじゃなくていい♪(「つばさ」)」
「自分見失うくらいならちゃんと欲しがればいいさ♪(「Beautiful」)」

こ、こえ〜〜〜!!!!

「好き」を嗜む程度じゃなくて、「持ってかれてる」感が強烈でマジで怖くて、今日は仕事に余裕があって落ち着いていたのであえて一切WEST.を摂取しなかった。摂取するとマジでバキバキになってしまうので。寿命が縮まっていくのをひしひしと感じるので。

そこでだ。私は掛け持ちができない。NCTは追っていないし、TWSも一切見ていない。匠海くんについて書いたnoteは190以上のハートをもらってしまったのにINIも全く追っていない。私は掛け持ちができない。

私は掛け持ちができないという前提に立つと、これから私はどうしていくのだろうか。

決まっている答えは一つある。CARATをやめない。言い方が失礼かもしれないが、WEST.が私の中のSEVENTEENの美しさへの信心を覆すものかと言えば、そんなまでではない。SEVENTEENはSEVENTEENとして絶対だ。そしてバーノンさん以上に私に合うアイドルは今までもこれからもいない。あれ以上がいたら気持ち悪い。

だから選択肢があるのは、掛け持ちをするか、しないかだ。しかもこれも努力でどうなるわけではない。私がどれくらいWEST.を見続けるかは私にも決められない。だからここで考えても仕方がない。でも同時にメチャクチャ不安なのだ。半年後アイドルオタクとしての自分がどうなっているかわからない、というのは。

短くて3ヶ月、長くて1年と思っている。経験則で。それくらいの目安を立てておかないと、どれくらいお金を使うとか時間を割くとかを見極められない。もう無謀な学生ではない。ただし半年後、私はどう働いているのかもわからない。正社員になれていたらいいけれど。それにしたって、会社が違えば働き方が全然違うだろうし、今みたいなのがずっと続くかもしれない。それはもたん。そんな先のわからない人生の中で、心の置き場をどうすればいいのか…。一寸先の闇からニュッと出た重岡さんの指先だけ掴んで、とにかく前へ走っている。

だから何だ、という文章だ。またやってる、って感じもする。ドーパミンとアドレナリンの違いもやっぱりよくわからない。ドーパミンやアドレナリンと、セロトニンやオキシトシンの違いはわかる。つまり問題は、そいつらをどんなバランスで出していくかだ。


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