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九段下ユニバース / オーイシ武道館 感想

こんにちは。
もう武道館から1週間ほど経ってしまったみたいです。
発表から一年近く経ちましたが、終わるのはあっという間でしたね。

なんというか、感想を書くのを迷ってます、まだ。

正直、見てきた年数だったり熱量に関して他のオーイシファンの方より
高くないよなと思う節がたびたびあるので。事実そうだし。
武道館が発表されたライブもサッカーを選んで、そちらの会場で知ったので
今回の武道館公演は後ろめたさみたいなものがありました。
気にしすぎだとは思うけど、自分で勝手に悩んでる。

年に一度、大石かオーイシに会いに行くレベルの人間ですが、せっかくの"初"武道館ライブの記憶だけでも書き残せたらと思い、筆を執っている次第です。散文ですが読んで頂けるとうれしいです。


ライブ前

物販の抽選申し込んで当選していたのですが、朝までお手紙を書いていたら気絶していました。書きかけだったのでフリー物販列に並んでる最中になんとか書き上げました。計画性皆無。
なんだかんだ知ってから6~7年くらいは経つので色々とあれもこれもと詰め込んでしまった。

この日は色んな人が集まってるなあと思いながら、周囲を見渡していました。オーイシマサヨシがいろんな場所で出会って『コイツの晴れ舞台やし見たろ』みたいな人も来てくれたのかなと思うとなんか嬉しいですね。

連番者が遅れるとのことで看板前の写真を撮る際に近くにいらしたオーイシマダムの方が快く撮影してくださり、思い出を一枚残すことが出来ました。
お相手の撮影もお手伝い。オーイシのライブで周囲の方と言葉を交わすことがほぼないので新鮮でした。『お互い良い一日にしましょう~』と軽く言葉を交わしてお別れ。良い写真をありがとうございます。

いつものように全曲書いてしまうと、何を書きたいのか迷子になると思うのである程度絞って書いていきたい。

セットリストはこちら。
公式からプレイリストも出ているので是非ご活用ください。(?)


開演10分前くらいの入場だったので少し焦り。
間に合ったので良かった。
武道館で流れる覚醒オーイシマサヨシは何?

この時はあまり頭に入らないくらい緊張はしてた。
武道館でのライブも2度目なので場慣れしてなさも相まって、寒さで震えてるのか緊張で震えてるのか分からなかったですね。

会場の照明が落ちる。
ステージに設置されているスクリーンに映し出される『オーイシ武道館』
観客も遂に始まるのかと立ち上がり、ペンライトを光らせる。
各々の好きな色で輝く客席。聞こえる声は津田健次郎。

『津田健次郎!?』と思わず声が出てしまった。

急にビックリさせるな。
今まで影ナレで様々な声優さんを起用してきたけど武道館でツダケン持ってくるか~~~と緊張が少しほぐれた(?)

さあ、始まるぞ。伝説の幕開けを見届けよう。

01.エンターテイナー

そ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~れ。

取り乱しました。
1stアルバム、2ndアルバムの収録曲が99%タイアップの男が最初に持ってきた曲がこれ。

"アニメの看板を背負って"ではなく"オーイシマサヨシ"として武道館でのはじめの一歩を踏み出したんだと考えると熱い。
1サビを歌い終えた間奏部分で『やっと辿り着いたぞ、武道館!!!!!』と声高らかに吠え、床に寝転ぶオーイシ。ここから2番も歌い続けていて、武道館という大舞台でもこの人は変わらずに楽しいパフォーマンスを見せてくれるなと。そして、改めて武道館でライブをやってるんだと実感した瞬間。

1万を超える人が手を叩き大声を上げる、正真正銘のワンダーランドを自分の力で勝ち取ったんだよ。すごいよ。

オーイシマサヨシはエンターテイナーであると同時に、オーイシマサヨシから見た我々観客もそうであると思っています。
だからこそ、色んな在り方を受け入れてくれるし『一緒に楽しもう』のステージづくりをしているんだと勝手に思ってる。
虹ヶ咲でもそうなんだけど『お互いの想いが循環する』が見える・分かりやすいのが好きなのかもしれない。

長くなったのでそろそろ次。

02.オトモダチフィルム

よく考えたらこれが2ndシングルなの、おかしいよな。
武道館1発目のアニタイ楽曲で

『もう止まらない 隠しきれない 想いがここにあんだよ』

オトモダチフィルム

これを歌うのズルすぎない?
こちらも隠し切れない想いをお手紙に込めて送らせていただきました…。

男性ソロアニソンシンガー初の武道館で歴史を刻んだ男。

03.ギフト

いや~~~やるかな~~~でも武道館で見つけられないだろうしナシの方向かな~~~とか考えてたらあのバカやりやがったよ(大褒め言葉)
スペースで話してたけど、スタッフからは事故るかもしれないから止められてたそう。ただマサヨシはそれじゃ止まらないらしい。

オーイシマサヨシ『ウチのオタクを舐めないでください』

バカじゃん。

ただこの日は点がオーイシの味方をしてた。
例のオタクがアリーナのそこそこ良い場所に座っており、オーイシも確認できた結果ステージへ上がりフルで踊り切るという。

賛否はあるかもしれないけれど、僕はオーイシマサヨシのステージはみんなで作り上げるもの、そこに個人だろうが大衆だろうが違いはないと考えています。なので全然気にならないし良いステージだったな~と振り返ってます。

というか序盤はラブコメ続いてたんだと今さら気付いてる。

04.好きになっちゃダメな人

MC挟んでの披露。
たしか『俺オタクのこと好きやねん』的なことを話してた気がする・
まだアーカイブ確認していないのでうろ覚えですが。
セトリの組み方が良いね。

それってもしや恋じゃない?→好きになったの方の負けじゃん
恋のストーリーが始まってた。

05.死んだ!

たしか特殊イントロだったはず。
通路に急に人が立っててビックリしたら、REAL AKIBA BOYZ参戦!
ゲストが登場すると大画面にも『○○参戦!!!』と映し出されていて、知らない人にも一目で分かる演出で尚良かった。

ずっとブクマしてたけど、立場が逆になって来てもらう構図がすごく良かったな。

06.なまらめんこいギャル

濃いアニソンに入れても良いのではないですかね。
大石昌良が制作するアニソンは極力自分を入れず、アニメに寄り添った楽曲が多いですよね。そんな彼が制作したものの中でもかなり濃いよなと感じています。曲調で判断する人もいれば、歌詞で判断する人もいるので一生論争は終わらないと思いますが。

それはそうと、1万人で叫ぶ『めんこい道産子ギャル なまらめんこい道産子ギャル』は楽しかったな~!
ラスサビ前の間奏でRABのソロダンスパートもあり、見ていても聴いていても楽しい時間でした。
この曲めちゃくちゃ楽しくね?(リリイベ以来)

07.サインはB (TV size cover)

子曰く『オーイシマサヨシを語るうえで仮歌忘れるべからず』

推しの子はまだ見ていないので作品視点では聴けていないのですが、歌詞が非常に好きなんですよねこれ。

『今日楽しみで寝れなかったよ(オレモ―!)』では朝まで手紙を書いていた気分を思い出したり、『緊張なんてしてる場合じゃない 1分1秒無駄になんてできない』では開演前のことを思い出したり、『「好き」が集まる場所へようこそ 日常はクロークの中 ここに来たなら踊らにゃ 損!損!損!』では今このライブ会場に集まっているのは同じ好きを持った人間なんだと再認識したりと。
ライブへ対する気持ちが詰め込まれた楽曲だな~と思いながら聴いており、最近ずっと好きです。

それはそうと40歳を超えたおじさんを踊らせまくるな。
なんであれで歌えるんだ~~~と毎回驚かされる。

08.Hands

記憶が正しければ、初参加の名古屋仮歌ツアー2018でタイアップ発表と新曲披露で聴けた記憶があるので思い出の1曲でもある。
あのダサい振り付けをロッソとブルも踊ってくれていて笑いました。

09.英雄の歌

2022のワンマンでボコボコに殴られた楽曲です。
以前の感想で書いているので多くは書きませんが、本当に大好きです。
大衆が憧れるスーパーヒーローでなくとも、1人に寄り添って助けてくれるヒーローでいいんだよ。

まわりにまわって、いつか誰かを助けているかもしれないしみんなヒーローなんだよな…。(別楽曲)

10.碧い砲撃

オーイシマサヨシ、歌唱殴りのターン。
これはスペースでも意図して並べたと語っていましたね。
本当に歌が上手いんだこの人。
ライブ後に褒めてる人が多いのもこのターンでしたね。

嗚呼なんて細い腕だ────────────────。

11.枕男子 ~トライアングル / 大石昌良 ~ 枕男子

この曲が来た時点でバンド紹介楽しみだな~としか考えていませんでした(照)
ここで「ゲスト / 大石昌良」が出てくるとは思ってなかった。

Twitterで見かけたもので好きな考えがあって『夢の中で大石昌良が武道館に立っている姿を見せてくれたのかな』というもの。
めっちゃ素敵じゃない?
大石昌良の弾き語りライブも楽しいので是非みなさん行ってみてください。

『ニコ生~~~』とかで叫んでいた部分を『武道館』に変えて叫ぶの。
これがいつか大石昌良ワンマンで見てみたいっすね。

そしていつもの照明芸。もっとデカい会場でやりてえよな。

12.楽園都市

ブラスが映えてええ。

13.エレクトリックパレード

エレキギターを担いだ瞬間に確信。
ミラーボール?みたいな演出で会場がパレード会場かのように一気に華やかになったね。

『もっと激しく手を叩け エブリワン』で誰よりも高く大きく手を叩いていました。

14.インパーフェクト


MCのフリから怪獣ガギュラ登場。
そこから集まった全員で『バトルゴー!』を叫ぶとダイナゼノンが登場しスタート。マジでショーなんだよな。気付いたらグリッドナイトも居るし豪華すぎる。

15.UNION

怪獣とダイナゼノンたちが退場し無事にライブへ戻れると思った矢先…アレクシスケリヴがステージに。観客はみんな『オーイシ後ろ!状態』
ただ、さっきヒーローが帰ってしまい助けがない状態、どうするんだオーイシ。

そこで鳴り響くギターの音。
この瞬間が一番湧いたかもしれん。
大石昌良、オーイシマサヨシにとってこの世界に出会わせてくれたTom-H@ckはヒーローなんだよ。本当に。

そして、またみんなで『アクセスフラッシュ』を唱えて曲が開始。
みんなの大きい声で叫ぶコールが本当に良い。

16.uni-verse

劇場版グリッドマンユニバースで劇中に流れた順で本当に良い。
グリッドマン大好きな連番者はこのターンでずっと泣いていました。
俺も初見じゃなければ耐えられていなかったかもしれん。

『SSSS.GRIDMAN』ではOxT
『SSSS.DYNAZENON』『グリッドマンユニバース』ではオーイシマサヨシがOPを担当。別々だったじゃあないですか。
今回のステージではTom-H@ckも一緒に演奏していたんですよ。
この二人が並ぶ、多分だけど最初で最後の「uni-verse」だったかもしれない。
遂に、楽曲を通しても次元の壁を越えたと勝手にウルウルしていました。

本当に特大アンセムだよな、と聴くたびに好きになる。
みんなで最後に大合唱しているタイミングでイヤモニを外すオーイシマサヨシを観測して絶頂。無理。

武道館で見たこの景色は本物なんだよな、夢ではないんだよな…。
改めてここ武道館からまた"オーイシマサヨシ第二章"が始まるとも思わせてくれたステージでした。

17.Go EXEED!!

この前のMCがサァ!!!!!!!!!!!!!(9割記憶吹き飛んでいるんですが)

虹ヶ咲の最終目的地:東京ドーム
オーイシマサヨシの目標:東京ドーム

これは何???
ちなみに東京ドームでのライブはまだ経験したことがないので、どちらが先に到達してくれるのでしょうか…。正直、これ以外では踏み入れたくなくなってきていてマズいです。

Tomくんが『そっち向くと泣いちゃうから反対向いて話すね』とかさぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。こっちが泣くだろ。
お互い背中を預けられる戦友なんだよな、この2人は。

タオルを持った時点でふぁいふぃんふぉんしたくなってきたよな。
2人の出会いの曲をやらないのは嘘やん。

去年のアニサマから待ってたんだよこっちは。(OxTの日があったけれどね?)
大きい舞台でこの光景が見たかったんだよ。

あとさ、2018か2019のOxTの日がニコ生で配信されてたから見てたわけですよ当時。あの時、音響が死ぬほど悪かったみたいで何回もオケが止まって珍しくオーイシが怒ってるのが配信でも伝わってきて。
そんな中で迎えた「Go EXEED!!」で再度オケが止まってしまった。
けれど会場にいるみんなが歌って繋げて、Tomくんは弾き続けて。オーイシも歌を止めずに最後まで歌い切ったのが在宅のくせに感動して。
ちょうどアカペラで歌った部分がたしか『それでも Don't give up 諦めないさ 一度や二度くらい 砂を噛む今日だって上等さ』だったと思う。
歌詞がその状況、この曲を出した当時の大石の境遇とか色々背負ってるものが大きすぎて、絶対に聴きたかったんですよ。

だから2人とも、本当にありがとうとだけ伝えたい。
2人が出会ってくれて本当にありがとう。

18.君じゃなきゃダメみたい

それはそう。
武道館じゃないとダメみたい。いや、ワガママ言ってもっとデカい会場じゃなきゃダメみたいって言いてえよな?
死ぬほど聴いてるけど毎回『この曲いいよな…』となるし異常。
アニサマで見る君ダメ、アニサマ大トリで見る君ダメ、野外で聴く君ダメ、billboardで聴く君ダメetc…どれも毎回本当に良いんだよな。
全員でラスサビ合唱をもっと多い人数でやりたいよな。

本編はここで終了。
ここからはアンコール

EN01.僕らの箱庭

唯一まだ公開されていないタイアップ楽曲。
オーイシが言う『回り道も楽しまなきゃ』は説得力がありすぎる。
なんというか大石昌良が歩んできた道、そして辿り着いた武道館を
今この瞬間だけは僕らだけの箱庭にできてたよ。
ちょっとこれもっと好きになれそう。

EN02.ドラゴンエネルギー

今日着てきたTシャツを見ていただければ分かると思いますが、ちゃんと追いはじめたのは2018年のニコ生☆音楽王からです。
存在は知っていたし、作家大石昌良も内田真礼さんでお世話になっていたんですがなにせ当時は仮歌メインであまり楽曲がなく気にしていなくて。
2018年の超会議のキャプチャが流れてきたことをきっかけに、毎週音楽王を見るようになり、そこからライブに足を運んだのが始まりです。

この楽曲の制作過程を知ったのもあとからでしたが、再び出会わせてくれた番組の曲ということである種の思い入れはあるわけです。

この曲が完成するにはあと1人、足りないんだけど。
これはお互いの戦場をリスペクトしているから。でも、いつかまた2人が並び立つところに居合わせたいなとも思います。

この曲でさらにコールが大きくなるの笑うんだけど。

EN03.ようこそジャパリパークへ

最後はみんなで楽しく終わろうよ。
笑顔で帰ろうよ、それがオーイシマサヨシとガンジーの教えだろ?

色んなフレンズが集まるジャパリパーク。
色んな人間が集まるオーイシのライブ。
なんか似てるところがあるよね。

大石が制作にかかわった2021アニサマテーマソング「なんてカラフルな世界!」でも"カラフル"といった各々の個性・出自を持つ人々が集まる、だからこそ一人一人がより輝くんだよといった考えを一貫して持ってるんだよな。

仮歌ではあるけど、一番彼のライブを表現しているんだよな。

まだまだこれから、もっと素敵な旅路が待ってる。
そんな旅立ちを彩るにふさわしい楽曲・ステージでしたよ。

挨拶が終わり、オーイシ以外がステージを後にし1人センターステージへ。
会場にはずっと「ようこそジャパリパークへ」のオケが流れて煽るオーイシ。大合唱が始まる会場。なんて幸せな場所なんだろうな。
オーイシがよく言う"誰も置いていかないライブ"は箱が小さくても大きくても変わらない。改めて実感できたライブでした。
名残惜しそうな表情をしてたのが忘れられんなあ。


いろいろ

毎回この人のライブに行くと『音楽は楽しむもの』という原点を思い出させてくれます。そこに深い浅いは関係ないんだよなと清い心を取り戻せるかのようです。いや、別にそんなことはしてないし俺も浅い側の人間ですが。

時間指定をしているので是非聞いてほしいです。
音楽は敷居が高くない、気軽に楽しもうよ。
ということでいろんな人にオーイシマサヨシ、ならびに大石昌良さんのライブへ足を運んでほしいなと思う次第であります。

僕はちょうど潮目の変わった時期に追いはじめたので、もっと前から応援している方がどう思われているのか分かりません。
今回の関係者席を見てみると

と、紅白歌手・元ハロプロアイドルからインターネットの肥溜めに住んでる人間までが同居していたみたいで。
よく考えたら意味わからないですよね。
でも。大石昌良がオーイシマサヨシが活動してきた中で出会った人たちが関係者席に集まってると思うと、それもそれでひとつの"ユニバース"が生まれているんだなと。彼という存在がいろんな可能性を無限に秘めている。
そう感じた日でした。
自分でも考えてる3割も出力できていない自覚はある。

とにかく、彼の作る楽曲の姿勢が彼の創り上げるステージが大好きだということです。

来年の武道館も決まったことだし、来年こそアリーナに降りることが叶うといいなあ。
去年のアニサマから張り続けていた緊張の糸がようやく緩む時が来たのかな。なんか色々と重なり続けて疲れちゃった。
ちょっと色々と落ち着きたいですね。行かなくなるとかではないです全然。

自分のことを蔑ろというか、見て見ぬふり案件が多すぎたのでな…。
力は貰ってるはずなので。がんばろう。

ここ一年で見たことがない景色を見せてくれて本当にありがとう。


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