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世界に色を取り戻せ

今週末に迫ったAnimelo summer Live2023 AXEL。

いよいよ、2019年に開催されていたレギレーションと同じようなアニサマが帰ってくる。
思えばこの3年間、アーティストもそして我々観客側も何かしら制限の中で行われるライブの連続だった。そんな背景もあり、今回のテーマは「AXEL」となっている。

今回のアニサマに期待していること…というのもおかしいが個人的な楽しみが3つ。
・大トリ オーイシマサヨシ
・声出し解禁
・テーマソング

以上の3つ。

順に書いていきたい。感情に任せて書いてるから読みにくかったらスミマセン。

⚪︎大トリ オーイシマサヨシ

まず、1つ「大トリ、オーイシマサヨシ」
あくまでも仮定だけどね。
今年の日曜日、アニサマ3日目でもある8月27日にデビュー10周年を迎えるオーイシマサヨシ。今やアニソン界にクリエイターとしてもアーティストとしても必要不可欠な存在となった。

そんな彼がアニサマ前に出演した特別番組でも『今年のオーイシはやるからな』と宣言したり、テーマソング「heartbeat-axelator」のMVでは落ちサビを担当していたり最後に映る人影がオーイシに見えたり…といったところから判断。これで外れたら笑ってくれ。何気に1番長く見てきたアーティスト(だと思ってる)は彼なので思い入れみたいなものはある。ライブとか全通したりしていないから大声では言えないけど…。

初めて1人でライブハウスに参加した2018年。ライブなんて行き慣れていなくて本当に不安だったけど、彼の作る『誰も置いて行かない』そんなステージを見てライブ・音楽の楽しさを教えてもらったあの日から、彼の見せてくれる景色が好きなんです。
それから数年経っても、変わらずにどのステージでも同じように全員楽しませるオーイシのステージは見てて心が温かくなる最高のものだし、より多くの人を笑顔にしてくれると信じてる。

でも、こうしたコンセプトでのライブを重ねたり、彼のインターネットでの立ち位置(おしゃべりクソメガネ)を見ているとどうも『堅苦しい・カッコいい雰囲気は似合わないんじゃないか』だとかアニサマで連番を組む友人とは『トリやるってキャラじゃないかもな…』と考えて諦めてた時期もあったけど、大好きなアニサマのステージで、大好きなアーティストがトリを飾るところか見たい。
『最高のトリだった』って言わせてくれるようなステージになると信じてる。

古典落語みたいに聞かされていた『33歳でピザ屋バイトの話』、今でこそ笑い話だけど底の底から這い上がってきた男が光り輝くステージに立つ場面を見て泣かないほうが無理。
今年のアニサマはそれさえ実現すれば個人的にはほぼ満足するはずなので。

9年前にSSAの向こう側でライブをしていた男がアニサマを締めくくるステージ、待ってます。


長くなっちった、照。



⚪︎声出し解禁

どのライブでもだいたい解禁されてる声出し。
冒頭でも触れたけど、長かった。
ライブ配信が当たり前になった今、映像で見てみると本当に違和感しかない。
声を出して盛り上がるのが全てではないけど、あるのとないのでは大違い。

とは言ったものの、声出しが出来ないからこそ刺さった部分もある。この状況だから刺さったみたいな。
昨年のDAY1でトリを務めた鈴木このみさんが最後に披露した「DAYS of DASH」の歌詞。
この時点でさくら荘のペットな彼女は未視聴。
また、鈴木このみさんを深く(今でもだけど)知らなかったりで『有名な曲』としか認識していなかった。そんな中で聴いたこの楽曲のこの歌詞。

Eyes to Eyes 言葉いらない世界
君と僕の世界

「DAYS of DASH」より

ここを聴いた瞬間に記憶が途切れるくらい感情がグチャグチャになって…。この後ワンマンに参加して無事にちゃんと聴けたのでよかったです。
初めてのトリが声出し禁止期間中でファンの方は思うところはあったかもしれない。
けれど、自分としては『声が出せない、だけどここに来て見てくれたあなたと私の間に言葉なんてもういらないよね?』と受け取れて記憶が消えるかけるくらい素敵だな…って感動してた。
キモいこと書いてゴメン。

それを超えてきた2023年のアニサマが4年ぶりの声出し解禁でどんなステージを見せてくれるのか。

⚪︎テーマソング

アニサマの特色のひとつであるテーマソング。
今年は「紅蓮華」で一躍有名となった草野華余子が担当、そして編曲は堀江晶太が担当しておりここ数年よく見かけるタッグとなっている。

2023年のテーマソングは「heartbeat-axelator」
草野華余子曰く『アニサマへの愛とか熱情とか積年のアレをとにかく全部ぶち込んだ一曲です』とのこと。

https://twitter.com/kayoko225/status/1669726274464681984?s=46


個人的には『積年のアレ』とはコロナ禍のこともあるけど、実はアニソン界への現状への不満…とまでは言わないが思うところがあるんだろうなと感じた。
歌詞も『振り返る暇はない 一度しかない今日だ』とか『道半ばでへこたれるような ヤワな心臓(ハート)と愛じゃないだろう?』とか歴代のテーマが盛り込まれていたりかなり好き。
ただ、これを最後に全員で歌うのかという点。
各日で歌えるメンツ限られてない?と思うところはあるけど実際に見ないと判断できん。


前置きです。ここまで。


本命は2020-2021テーマソング「なんてカラフルな世界!」を歌うか問題なんだよ。

大石昌良が遂にアニサマテーマソングを任された年にコロナ禍へ突入、アニサマ延期と踏んだり蹴ったりな年だった。
この楽曲自体、大石らしいコーレスがたくさん詰め込まれていて声出し前提で作ったはずだ。
加えて、サビの『Wasshoi Wasshoi』は2019年に急逝した山内masshoi優 氏を連れていきたいという気持ちがあったそうだ。
このインタビュー読んでもらえれば分かります。

2021年、5000人上限といった制限はあったが無事に開催されたアニサマでは各日の最後に披露。
2日目に至ってはオーイシが感極まって涙してしまうことも。
まあ俺は再抽選で全日落選させられて見れなかったんですけどね^^

だからこそ、この曲に対する想いは誰よりもデカくなってる。
今年のテーマソングMVを見てもらえれば分かるけどモノクロなのよ。


正直これを見て『あ、今年歌うな?』と確信に近いものがある。
声出しもできない、今までみたいな距離感でコミュニケーションが取れない。そんなモノクロな状況が終わりを迎えつつある今、世界が色を取り戻し始めた…そういう考え方もアリなんじゃない?

世界に色を取り戻そう。そんな年なんだよ今年は。

あと自分は(よくないけど)声優ソロはあんまり要らないと言ってるところもあるのですが…この曲のタイトルになぞらえるならば、アニソンアーティストも声優さんもアイドルも一般アーティストも男性も女性も色んな人たちが作るステージがアニサマなのかもな、と。
属性なんて関係ない、一緒に"アニサマ"ってライブを作る仲間じゃん。
だからこそ、割合だけは考えて欲しいけどね。2020年はメンツ的にこれに近い気がしたから延期となってしまったのが本当に残念。

どこかの部長様に教えていただいた『色んな可愛いもカッコイイも一緒にいられるワンダーランド』
中須かすみは偉大すぎるな…。

2023→2020-2021への再始動(?)が楽しみという話でした。


おわりに

最後までまとまってない感情殴り書きを読んでくださった方はありがとうございます。
メンツ的にどうしても期待値は下がってしまう人の気持ちも正直分かる。
けど俺は結局、アニサマという舞台が好きだからどうしても通ってしまうらしい。
アニサマに参加される方に少しでも『こんな背景あるんだなー』とか『そんなこと考えながら見てるヤツもいるんだな』くらいに思ってもらえればいい…のかな?

夏のいい締めくくりになることを期待しています。


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