![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94430368/rectangle_large_type_2_0f49ffb4c68423402ee049b803c61cf1.jpg?width=800)
12月30日、モーツァルトは35歳で死んだ
昨日、よく行く居酒屋に年内最後に行ってきた。
かなり混んでいた。
先に飲んでいた若者の集団。
6人中、1人だけ女の子だった。女の子の隣しか空いてないから、そこに座る。
その集団から聞こえてくる話では、彼らはだいたい25歳前後くらい。結婚の話や仕事の話、仲間とのバカやった話。
僕の隣の女の子だが、ジロジロ顔を見るわけにもいかないのではっきりは分からなかったが、かなり綺麗な顔立ち。
ちらちら僕の方を見ていた。
なんだ。俺の顔をそんなに変なのか。不細工な自覚があるので、そんな風に感じた。よく眠れないので、顔色が悪いしクマもひどい。
ただ、綺麗な女性が酔っ払っているのを見るのは悪くなかった。楽しそうでなにより。ただ、隣に居られると狭い席なのでなんだか落ち着かない。
美女は途中で僕の隣からその男どもの真ん中の席の男と交換するカタチで席を移動してくれたから、何となく居心地が良くなった。
かわりに僕の隣には、出川哲朗さんとコロコロチキチキペッパーズのナダルさんを足して2で割って3発くらい殴ったような顔の男が座って、席の端からつまらない冗談でその美女の気を引こうとしていた。
なんとなく和んだよ。
僕は忙しさが少し引いたところで、マスターとちょろっと話をした。また来年、そんな話だ。
帰り道、僕は夜空を見上げた。澄んだ空。煌めく星。冷たく鋭い風が吹いて、僕は震えた。
夜空を見上げた時、今作っている新曲の事を考えた。
良い曲にしたい。
清水靴店は、今日もやっているし、明日も営業する。決まりなんだ。毎年めいっぱいやる。
今日も何人か靴を買いに来てくれたけど、年末のこのギリギリの日付になっていると、人々はなんとなく普段より穏やかそうに見えた。
たぶん無事に年を越せるという事が、良く分からないけれども一つの達成みたいなモノに感じるのだろう。
今は、15時を少し回った時刻だ。
皆様、良い晦日をお過ごしください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?