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【レース回顧Vol.418】第72回阪神大賞典


レース結果・収支

1着【△】テーオーロイヤル(2番人気)
2着【-】ワープスピード(6番人気)
3着【◎】ブローザホーン(1番人気)
・・・
6着【△】サヴォーナ(3番人気)
7着【○】ディープボンド(5番人気)
・・・
11着【△】シルヴァーソニック(4番人気)
12着【▲】ディアスティマ(9番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:16,510/40,000(41.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

雨の降り始めが思ったより早かったので◎はブローザホーン。テーオーロイヤルは△に変更。・・・と考えた人が多かったらしく、直前で一気に1番人気が入れ替わった。しかし雨は止んでレース直前に曇に変更。ま、まあ、ブローザホーンが内枠先行で押し切りだな。って、あれ?テーオーロイヤルが前?おい菅原!前に行けよ!しかしいつまで経ってもテーオーロイヤルの後ろでソワソワ。ダメだコイツ・・・。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 阪神は中山や中京よりも火曜の雨量が少なく、木曜に散水が実施されている。クッション値は土曜朝時点が9.3、日曜朝時点が9.4。時計の出方は標準よりやや速め。展開により差しも効いているが、基本的に前残り馬場。レースの時間帯に雨が降る予報が出ているが、まとまった雨量ではなさそうなので良馬場前提で考える。

  • ディアスティマの逃げ。ジャンカズマはこれに競りかけるほどのスピードは無く、仮にハナを奪っても途中でディアスティマに奪還されそう。隊列は縦長、3番手以降が追走に専念すれば前残りシチュエーション。

レース指標

LAP:13.0-11.7-12.9-13.0-13.1-13.1-13.3-13.6-12.9-12.3-11.7-11.1-11.7-11.8-11.6
勝ち時計:3.06.8(稍重) テン3F:37.6 上がり3F:35.1

レースの振り返り

ディアスティマがハナを窺うところ、隣のジャンカズマが抵抗。来るんかい。結局ディアスティマが折れてジャンカズマがハナ。3番手はテーオーロイヤルとディープボンド。ブローザホーンはその後ろ。前が開いているのに行かない。その隙にテーオーロイヤルがラチに寄せて4番手を確定、ブローザホーンはその後ろ。えぇ・・・?

ジャンカズマの逃げは緩く、最初の1,000Mは63秒7で通過。ディープボンドさようなら。ブローザホーンもしんどい。というか、さっきからテーオーロイヤルの後ろでソワソワしている。何やってんの?とにかくペースが緩く、前のほうが固まっての追走。これ、抜きどころないやん。ブローザホーン、ピンチでは・・・。

向こう正面半ばでワープスピードが内から押し上げてポジションを上げてきた。しかしブローザホーンは割り込まずステイ。はぁ?川田さんのほうが余程テーオーロイヤルを警戒していた。外からシルヴァーソニック、サヴォーナが動き始めたところではすっかり周りを囲まれていた。一体何がしたいの菅原は?イライラする・・・。

4コーナーでテーオーロイヤルが持ったままだったのを見て察した。ジャンカズマとディアスティマの間からテーオーロイヤルが馬なりで抜け出して独走態勢。ブローザホーンは直線ですぐフリーの位置を確保しながらまだ追い上げの最中。2着は内を掬ったワープスピードに攫われてしまった。くだらないレース見せるなよ。何で競馬でストレス溜めなアカンの・・・。

長距離戦のスローの上がり勝負になればテーオーロイヤルの右に出る馬はいない。天皇賞春も今回のような流れが想定されるなら勝ちは揺るがない。ワープスピードは向こう正面で最内がガラ空きだったのを見逃さなかった川田さんのファインプレー。ブローザホーンはテーオーロイヤルより後ろで勝てるはずがなかった。菅原はこの辺りの判断が未熟。23歳だもんな。仕方ない。稍重という自らのテリトリーで5馬身も離された事実は重い。

サヴォーナは道中どこにいたのか分からないほど存在感が無かった。現4歳牡馬世代、やっぱりヤバいです。ディープボンドはドスローからの上がり勝負が超苦手。ジャンカズマが逃げを確定させた時点で終わっていた。シルヴァーソニックも速い上がりを苦手とする馬で、ディープボンドと同じ理由で沈没。ディアスティマは逃げ馬の宿命。


レース結果からの教訓

  • 雨が多少降っただけでは大勢に影響しない。雨に強いというイメージに引き摺られないこと。今回の「直前1番人気入れ替わり事例」は教科書に載るレベル。

  • 逃げ候補の隣にもう一頭逃げ候補がいる時は競合(逃げ失敗)を念頭に置くこと。今回は「ジャンカズマが引いてくれるだろう」と見積もったのが間違いの元。

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