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【レース回顧Vol.13】第71回東京新聞杯

疑心暗鬼の◎ヴァンドギャルド4着。
○-△-△で馬連26,740円、3連複45,560円を獲り損ねた。
カラテ勝つんかよ!あー、カテドラルも買ってたのに!うわ~!!

いつもは◎に不安がある時は○からも流しているのに、今回は何故か流さず。僅か1,000円をケチっただけで72,300円が消えてしまった。諭吉さんを湯水の如く使えるリッチな方からすればゴミのような金額かもしれないけれど、100円馬券師の私にとっては途轍もなく痛い。これだけあれば向こう3か月は外れっぱなしでも安泰だった。あ~あ。

さて、昔から「他人の不幸は蜜の味」と申します。

「1番人気から流して外してやがんの、ダッセ~!」

はい、ダサいです。笑ってください。最低でも3着は確保してくれると思いましたが甘かったです。

「カテドラルを見出してもリターンゼロ!ご愁傷様~!」

予想を始めてからずっと「カテドラルは絶対買え、後悔するぞ」という囁きが頭の中を駆け巡っていました。買い方を間違えました。

「去年の6着馬じゃなくて2着馬から流せば良かったのにね~!」

ホントそれ。他に買いたい馬がいたので、シャドウディーヴァは相対的に後回しの評価になっていました。

20210207東京11R(1)

サトノウィザードはお約束なので良しとして、エントシャイデン。お前は出遅れたらアカンやろ。偶数枠で出遅れるって何やってんの。まあ元々は差し馬だし、切り替えていこう。

20210207東京11R(2)

ダイワキャグニーが押してハナ。まあそうなるわな。2番手はトリプルエース。この馬はスピードタイプだから出して行っちゃいかんでしょ。馬込みに入れて6~7番手なら嫌だなと考えていたが、これなら飛びそうだから良し。トラインも前付け。しかし折り合いイマイチ。この馬はタメてナンボなのでこれなら何も怖くない。

20210207東京11R(3)

カラテは単独5番手。イイネ。ヴァンドギャルドはその直後。めっちゃイイネ!これなら差し損ねは無さそう。当たっちゃったかも。

20210207東京11R(4)

いざ直線へ。ヴァンドギャルドはいい位置を取れているが、4コーナーから手が動き出していて余裕無し。あれ?むしろトリプルエースが前で持ったまま。芦毛のエメラルファイトも頑張っている。むむ、嫌な予感がするぞ。カラテ(黄)は当初追い出すスペースがなく静観。カテドラル(青)も外に持ち出したかったが外が壁。シャドウディーヴァ(緑)は最初から外に振っていた。

20210207東京11R(5)

ラスト200M。トリプルエースが内でしつこいがもはや時間の問題。行け、ヴァンドギャルド!って、外の勢いがいい。シャドウディーヴァと、カテドラル?!キタ~!で、内からカラテ。カラテだと?ヴァンドギャルドは?えっ、ちょっと待って、嘘でしょ?

20210207東京11R(6)

カテドラルが抜け出してカラテと一騎打ち。シャドウディーヴァも伸びる。ヴァンドギャルドは、伸びない。オワッタ。ゴールの瞬間は記憶にない。悪夢だ。これから暫くは毎晩夢に出てきそうだ。

ここで東京新聞杯の過去10年におけるディープインパクト産駒の成績を見てみると、ディープインパクト産駒が現在7年連続連対中で、しかもディープインパクト×ニアークティック系の組み合わせが5年連続連対中。今年の該当馬はプロディガルサン、サトノアーサー、ヴァンドギャルドの3頭。

ドボ~ン。今回の失敗は血統予想に注力し過ぎたことにある。人気薄を拾う材料としてならともかく、人気馬の好材料をさらにピックアップしてどーすんの?ヴァンドギャルドを軸に据える一方でプロディガルサンとサトノアーサーはスルー。結局全滅したので一緒だったが、プロディガルサンかサトノアーサーが来ていたらもっと後悔するところだった。

上位馬(黄:1着、青:2着、緑3着、6レースは3着同着)の位置取りをみると、概ね内を立ち回った馬が勝ち負けしていることが分かる。内ピタ張り付きというより、その一段後ろで追い出しを待てる馬が望ましい。外を回してしまうと前で先に抜け出した馬を捉えられず、2~3着が限界。

これはビンゴ。勝ったカラテと3着シャドウディーヴァはまさにこのパターン。ただヴァンドギャルドは外差し想定で最初から2~3着想定だったということになり、印が自己矛盾している(◎カラテ、○ヴァンドギャルドでないとおかしい)ことにこれを書いているこの瞬間に気が付いた。

1着○カラテは前に行きたい馬を行かせた上で5番手。トリプルエースの直後で抜群に折り合い、直線に向いていつでも発進OKの手応え。しかし当初は進路が無くステイ。エメラルファイトとトリプルエースの間を突こうとした瞬間エメラルファイトが進路をカット。そこから強引に外へ切り返し、エメラルファイトの外からようやくスパート。外からやってきたカテドラルに併せてもう一伸び。菅原騎手はこれが重賞初制覇。ガッツポーズが飛び出した。

2着△カテドラルは絶好のスタートを切った上で後方待機。ただ極度に控えることなく、中団後方の内をキープ。内一杯を立ち回り、直線に向くところでサッと外へ。サトノインプレッサがフラついて内に入っていったところでスパート、ラストの鞭でグイッと前に出たところをカラテに掬われて2着。やはり前走のハイペース先行経験は無駄ではなかった。個人的にはコレが見えていただけに勿体無い。

3着△シャドウディーヴァもスタートを決めた上で馬なり、中団の外で虎視眈々の追走。折り合いは抜群で脚は溜まっている様子。楽な感じのまま外を回ってきて、直線に向いたところで前はフリー。後は末脚を伸ばすだけの簡単なお仕事だった。ただ内が伸びる馬場で、外差しなら3着でも仕方ない。

4着◎ヴァンドギャルドは拍子抜けするほどポンとゲートを出たまでは良かったが、外からエメラルファイトが前に行ったところで感化されて掛かってしまった。4コーナーからやたら忙しなく福永騎手の手が動いていたが、もうあの時点で一杯一杯だったのだろう。むしろあの手応えでよく4着に来たと褒めるべきなのかもしれない。今回は直前追い切りがやたらと軽かったのが気になったが、1番人気ならもっと積極的に怪しむべきだった。反省。

9着▲サトノウィザードは今回も当然のように出遅れ。好走パターンは決まって外差しなので、出遅れなくても一旦後ろに下げたと思う。結局バカの一つ覚えの如く大外をぶん回し、直線も大外を確保してからスパート。上がり3ハロンは勝ったカラテが34秒0で、この馬は33秒6。コンマ4秒差では詰め切れない。東京は向いていると思ったがその逆だった。

11着△エントシャイデンは前走人気薄でしてやったりの逃げを打っておいて、次走そこそこ人気を集めておいて出負け。やるねぇ。競馬の厳しさを教えてくれてありがとう。結局ノープランで後ろを付いて回っただけ。まぁ人気薄で何回も穴をブチ開けているお馬さんなので今後も注意しておく。

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