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【レース回顧Vol.101】第24回富士S

◎ロータスランド、行きっぷり良過ぎて逃げちゃった。平均ペースからの完全差し決着で沈没。▲ソングラインと△サトノウィザードの紐決着でハズレ・・・

ではありません!

◎ロータスランド10着なのに当たり。ディープインパクト産駒に注目して来なかったのに当たり。3着タイムトゥヘヴンを拾えてないのに当たり。馬複ボックスは矛盾だらけ。まあ儲かったからどうでもいいか。

20211023東京11R(1)

タイムトゥヘヴン、ダーリントンホールが明確に出遅れ。ソングライン、サトノウィザードも若干行き遅れ。特にソングラインは内枠からの出遅れで位置取りが厳しくなりそう。終わったかも。

20211023東京11R(2)

ロータスランド先頭。え?田辺さん、それは聞いてないっす。内ピタ先行の究極形だけど、目標にされるのは辛いなぁ。直後のバスラットレオン、ボンセルヴィーソはそれぞれ2番手追走に専念。

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ロータスランドの逃げが緩いのか、社台の勝負服2頭(フォルコメン、ソーグリッタリング)が押し寄せてきて2番手が密集。

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600M通過35秒3。このクラスでこれは緩い。ソングラインは中団付近までリカバリーしていた。ダノンザキッドはこの外で差し構え。

20211023東京11R(5)

サトノウィザード最後方。まあこの馬にしたら定位置なんだろうけど、届くのかコレ?どうせここから大外に振るんでしょ。

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ロータスランドを筆頭に先行勢は軒並み内へ。ソングライン(黄)は外寄りの馬群の中、タイムトゥヘヴン(緑)とサトノウィザード(青)は大外に振っての差し込み態勢。

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残り300Mでロータスランドが満を持してスパート。先ほどまで並走していたボンセルヴィーソ、ソーグリッタリングが遅れ始める。よし、決まった。

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残り200M。外から一気にいっぱいやってきた。ヤバい!

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ロータスランド、完全に呑まれた。ソングラインが抜け出して、大外一気でサトノウィザード。予想は完璧に外した。

フォルコメンがハナも飛ばしていく感じはない。バスラットレオンのスタートが決まっても競り合いまではいかない。ロータスランド、ラウダシオン、ボンセルヴィーソ、サンライズオネスト、ダノンザキッド辺りが好位を形成。例年よりはペースが落ち着きそうで、展開的には前が優勢。差し込むにしても中団より前でないと届かないか。

展開読みからしてハズレ。ロータスランドのマイペース単騎で好位集団が密集、そのまま内を立ち回ったところ、外に構えた差し馬が強襲。完全に上がりの競馬になった。

1着▲ソングラインは若干浮き上がるようなスタートで半馬身ほど出遅れ。しかしその後の緩い流れで中団付近まで楽々押し上げ。そのまま馬群の中で脚を溜め、直線でしっかりと前の進路を確保して突き抜けた。最後にサトノウィザードに詰められはしたが、ソングラインの完勝と言える内容だった。

【▲】ソングライン
関屋記念は良馬場でも前日の雨が残る馬場状態で、控えて追い上げ切れず。それでもコンマ2秒差なら及第点。内で揉まれても捌けるかが焦点。

2着△サトノウィザードは僅かに出遅れた後行き脚が付かず、結局最後方からの競馬。4コーナーで大外をぶん回して直線に向いたものの、内にモタれるのを修正しながらの追い上げ。結局この時のロスが差し損ねに繋がった。上がり3ハロン33秒3は断然。外差し一辺倒だが、型に嵌ると強い。

【△】サトノウィザード
毎回出遅れるのが問題だが、関越Sは比較的まともにゲートを出て大外一気を決めた。今回は最後の枠入りになるし、前走と同じことをしてどこまで。

3着-タイムトゥヘヴンはゲートのタイミングが合わず完全に出遅れ。道中の押し上げはなく、後方2番手から4コーナーで外を通って進出。直線確実に伸びてきたが、大外サトノウィザードの勢いが完全に優って結果的に差し負け。マイル近辺の差し込みならそこそこやれることを確認した。

【-】タイムトゥヘヴン
完全前残りのNZトロフィーで外から差してきて2着。ここ2戦は距離不適、マイル戦で見直し必要も古馬を凌ぐまでの力は感じない。

6着△ワグネリアンは一団馬群の後方で脚を溜めながらの追走。直線に向いてもまだ後方馬群の中、前と外が塞がれた中でスパート。エンジンの掛かりが遅く、ようやく伸びてきた時には既に勝負が決していた。距離不足もあるが、加齢でズブくなってきているのかもしれない。

【△】ワグネリアン
少なくとも昨年の宝塚記念と今年の大阪杯は重い馬場でノーカウント。マイル戦は何とも言えないが、府中の軽い芝なら普通に走る。

9着○アルジャンナはスタートを決めた上で中団待機。今回は脚を溜めながらの追走。しかし直線に向いても馬群の中、進路を模索しながらの追い上げでモタつき、ラストはワグネリアンにも差し負け。流石にこれは走らなさ過ぎ。揉まれる競馬がダメなのか。ちょっと釈然としない。

【○】アルジャンナ
エプソムCは慣れない前付けの競馬で直線全く弾けず。溜めれば弾けるのはマイラーズCで確認済み。前走大敗が煙幕になっているここは狙い目。

10着◎ロータスランドはスタートから行き脚が付いて労せずハナ奪取。ボンセルヴィーソ、バスラットレオンが控えに回ったことで単騎逃げが成立、マイペースで運んでラスト300Mで追い出す完璧な立ち回り。しかし緩めの流れで瞬発力勝負になって外差し決着。作戦としては悪くなかったが…。

【◎】ロータスランド
ワンターンコースで4連勝中。関屋記念はスタートを決めた上で内ピタ先行で楽勝。ここも同じことをすれば安泰。

印を回さなかった馬についてもコメント。

【-】ダノンザキッド
弥生賞、皐月賞共にレース前の消耗が激しく、皐月賞は4コーナーを迎えるまでに終了。古馬相手のマイル戦で通用するのかという懸念も残る。

2番人気4着。パドックでは相変わらずチャカチャカしていて精神的な成長は見られなかった。レースは差しに構えていたので飛んだかなと思ったが、意外に頑張って4着。次走は太目を叩いた効果が出そう。

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