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【レース回顧Vol.136】第62回京成杯

レース結果・収支

1着【▲】オニャンコポン(6番人気)
2着【◎】ロジハービン(5番人気)
3着【-】ヴェローナシチー(8番人気)
4着【△】アライバル(1番人気)
5着【○】テンダンス(2番人気)
・・・
14着【△】ヴェールランス(3番人気)
馬複4点的中!(74.1倍) 3連複6点外れ
レース収支:+6,410 累計回収/投資:9,430/9,500(99.3%)


率直な感想

ロジハービン構え過ぎやろ。あーあ。戸崎の馬k・・・捲っていって、4コーナー外前!キタコレ!よくやった戸崎さん!信じてたよ(手のひらクルー)。しかもオニャンコポンも来たし!ホープフルSで◎を付けた馬。前走で見限らなくて良かった。アライバルの1番人気は個人的に疑問でしかなかったので人気薄から勝負して正解だった。


テーマの振り返り

重賞経由がアドバンテージにならない→保留

重賞を経由して勝ったのは2014年プレイアンドリアル(朝日杯FS7着)が最後。前走のレース格がアテにならないのは新馬戦を勝っただけのキャリア1戦馬が【3・1・3・13】、単回値145・複回値97となることからも明らか。

今年は8年振りに重賞経由馬が勝利。しかし2着ロジハービン、3着ヴェローナシチーは未勝利戦を勝ち上がったばかりの馬。新潟2歳S2着のアライバルがこれらに負けたことを考えると一応使えるテーマ。来年も活用したい。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

概ね4コーナーで内前に付けた馬による争い。ペースにより外差しもあるが、内も簡単には止まらない。真後ろは論外。レースを使う毎に行き脚が付くようになったタイセイディバインの逃げ。ニシノムネヲウツが内から抗うことも考えられる。この2頭が雁行してヴェールランス、オニャンコポン、テンダンス辺りが前へ。1,000M通過は例年並みの61秒前後を想定。基本内前優勢。外差しなら4コーナー外前が必須。

レース指標

LAP:12.5-10.6-12.6-12.2-13.0-12.5-12.4-12.0-11.4-12.1
勝ち時計:2.01.3(良) テン3F:35.7 上がり3F:35.5

振り返り

ニシノムネヲウツ、タイセイディバインによる先行争いに大外からテラフォーミングが加わり、2ハロン目が10秒6。向こう正面で流れが落ち着き、5ハロン目が13秒0。この直後からロジハービンが外を通って徐々に進出、4コーナーで外に振ってスパート。その後ろからオニャンコポンが付いてきた。ヴェローナシチーは内突きから外、アライバルも内から外に持ち出してスパート。一貫して内を突いたテンダンスはラスト完全にキレ負けていた。1,000M通過は60秒9と京成杯としてはやや速い程度で内も残れなくはなかった。トラックバイアスは外差しと判定したい。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【▲】オニャンコポン

外を通って上がっていくロジハービン(青矢印)の直後に入るオニャンコポン(赤矢印)。

スタートを決めて内に入っていき、6番手の外を確保。3コーナーで内外から仕掛ける馬がいても動かず、4コーナーで外から動いていったロジハービンが抜けた後を追って追撃開始。これが完全に当たりで、フリーの外に持ち出して綺麗に差し切った。溜めてここまで伸びるというのは想定以上。父エイシンフラッシュはこれが重賞初制覇。親子制覇のおまけ付き。

2着【◎】ロジハービン

スタートを五分に出ながら行き脚が今一つで、1コーナーで後ろから数えたほうが早い位置取り。構えて届かないとみて無印にしたホウオウプレミアよりも後ろにいたのを見て終わったと思った。しかし残り1,000Mを切ったところで外を通って俄かに進出開始。4コーナーで外前が取れたのを見て勝ったと思った。外捲りでの2着は評価対象も、次走以降は溜めての爆発力に期待したい。

3着【-】ヴェローナシチー

直線に向いた当初は内にいたヴェローナシチー(赤矢印)。外にはアライバル(青矢印)がいた。
外に行ったアライバル(青矢印)に馬体を併せに行くヴェローナシチー(赤矢印)。

スタート後行き脚が付かず、早々と後方からの競馬が確定。向こう正面で流れが落ち着いたところで行きたがったが折り合いは取れていた。4コーナーで内を通って追い上げ、直線で一旦は内突きを図りつつ、坂下で外に行ったアライバルに連動するような感じで外に持ち出してスパート。加速にモタつくアライバルを半馬身離して先着。これは団野騎手が上手く乗った。

4着【△】アライバル

スタートで若干よろめいて左右の馬と軽く接触。これ自体は影響無かったが行き脚は今一つで、1コーナーでオニャンコポンに先に入られてしまった。道中は前後左右を囲まれ何も出来ず、4コーナーも周りが壁でノープランのまま直線へ。右鞭で外に飛び、体勢を整えて左鞭を2つ入れたがヴェローナシチーに簡単にあしらわれてしまった。予想のマイナス要素で「今回右回りでコーナー4つの2,000M。加速に手間取るだけに中山は?」と書いた。ルメール騎手はレース後に「超スローペースでエンジンがかかるのに時間がかかりました。広いコースの方がいいし次はいいと思います」とコメント。「超スローペース」というのは5ハロン目のことを言っているのだと思う。

5着【○】テンダンス

ニシノムネヲウツ(青矢印)が外に張り、体勢を崩しかけるテンダンス(赤矢印)。

行き脚は上々だったが折り合い重視で中団からの競馬。3コーナーで内に進路を採り、持ったままの手応えで直線へ。ニシノムネヲウツとタイセイディバインの間を突いて抜け出してきそうな勢いだったが前が詰まりかけ、再度立て直して内から抜け出してきたものの外の勢いに完全に呑まれた。ここ2戦差し込みの競馬に全く抵抗できていない。

14着【△】ヴェールランス

内枠を活かして楽に前へ。4コーナーでもスムーズに外前を取り付け、何の問題も無いように見えたが直線に向いた途端に失速。そのまま流してゴール。予想のマイナス要素で「エリカ賞の勝ち馬はホープフルSで惨敗。レコード駆けの反動懸念。」と書いたが全くその通りの結果に。反動でないなら弱いとしか言い様がない。

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