【レース回顧Vol.207】第58回小倉記念
レース結果・収支
1着【◎】マリアエレーナ(2番人気)
2着【-】ヒンドゥタイムズ(10番人気)
3着【○】ジェラルディーナ(1番人気)
4着【▲】カテドラル(6番人気)
・・・
10着【△】ダブルシャープ(11番人気)
11着【△】タガノディアマンテ(5番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:97,950/90,500(108.2%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980
率直な感想
マリアエレーナはマーメイドSで内枠を引いていたら勝っていた馬なので、この圧勝は想定内。で、2着は安いけどジェラルディーナで◎-○ごっつぁんと思ったらホーにやられた。夏は牝馬、2頭出しは人気薄。それにしても福永さん、この馬にずっと乗ってるんだからもっと早く追い出せるような乗り方をしてよ。ジェラルディーナにはガシガシ追ってくれる岩田親父のほうが合っていると思う。
テーマの振り返り
前走後ろから行った馬に注目→ビンゴ!
前走4コーナー外前から追い縋って2着、今回4コーナー内前から先に抜け出したマリアエレーナが圧勝。前走4コーナー8番手のヒンドゥタイムズが後方から外差しで2着、前走4コーナー7番手のジェラルディーナが中団から馬群を捌いて3着。マリアエレーナを除くと概ね差し決着。やはりこのレースは差しにフォーカスすべき。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.4-11.0-11.3-12.2-12.0-11.8-11.7-11.7-11.6-11.7
勝ち時計:1.57.4(良) テン3F:34.7 上がり3F:35.0
シフルマンにショウナンバルディ、タガノディアマンテも加わっての先行争いになりペースアップ。1,000M通過58秒9は想定外のハイペースで、3コーナー過ぎからダブルシャープらが仕掛けて直線勝負の様相。マリアエレーナが直線入口で早くも先頭に立って独走、混戦の2番手争いからジェラルディーナ、ヒンドゥタイムズが抜け出して前を追うも全く届かず、マリアエレーナが独走のまま流してゴール。1分57秒4と時計も速く、内前優勢を象徴する結果となった。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【◎】マリアエレーナ
スタートして内に入れ、先行争いから少し引いて4~5番手追走。シフルマンが快調に飛ばしていく後ろを持ったままで付いていき、4コーナーで少し押しただけでシフルマンの外に並びかけていった。手応えが良過ぎて直線に向いた直後に先頭に躍り出て、後は独走。課題のズブさを出す暇もなかった。何度も言うけど、マーメイドSで内枠を引いていればこうなっていた。枠順というのはめちゃくちゃ重要。
2着【-】ヒンドゥタイムズ
スタートしてから内に入っていき、ジェラルディーナの背後を取って追走。向こう正面でジェラルディーナの外に持ち出し、3コーナーでジェラルディーナに蓋をするような感じで進出。ヒンドゥタイムズ自身も前が詰まりかけたが、ジェラルディーナへの蓋は継続して外に持ち出させず、自らは直線に入ってすぐに外の進路を確保。これはホー騎手が上手かった。予想で触れた通り、去勢により操縦性がアップしていた。次走が試金石。
3着【○】ジェラルディーナ
スタート五分でも行き脚が緩く、先行争いに後れを取る形で後方待機。馬群の中で9~10番手は想定よりも後ろ。何よりも外をブロックされているのが気になった。案の定勝負どころで周りが壁になって動けず、一番行きたかった外前の進路をヒンドゥタイムズに取られて前が壁の状態のまま直線へ。ただでさえ追い出してすぐに反応しないのに、直線に向いてすぐに追い出せないのは致命的。すぐ前のピースオブエイトが外に行ってくれたことでスパートに入れたが、結局ヒンドゥタイムズに外から差し込まれて負け。とにかくズブい。言うなれば牝馬版ヒートオンビート。
4着【▲】カテドラル
ややスタートのタイミングが合わず後方からの競馬。後方2番手を淡々と進み、3コーナーの進路取りは外ではなく内。どうやら内突きを狙っていたようだが、内は混雑して開かず、直線に向いてから外に持ち出してスパート。ホント何やってんの?と嘆かざるを得ない凡騎乗。中京記念で外を捲って穴を開けておいて、今回これは無いだろうと思った。
10着【△】ダブルシャープ
スタートを決めながら行き脚が遅過ぎて、あっという間に後ろに置かれてしまった。向こう正面で外に持ち出し、3コーナー手前から仕掛けて上がっていき、4コーナーも捲り切るかというところでマリアエレーナに出てこられて万事休す。序盤の行きっぷりの悪さは誤算だった。
11着【△】タガノディアマンテ
スタートを決めて前に出てきたものの、シフルマンらが先手を主張したことでこれらの外3番手から追走の競馬。3~4コーナーでダブルシャープに捲られた辺りで余裕が無くなり、直線に向いて程なくフェードアウト。このペースで追走に回らされてはどうしようもなかった。野芝オンリーの軽い馬場の適性も無い模様。
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