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【レース回顧Vol.121】第22回チャンピオンズC

カジノフォンテン、何守りに入ってんねん。1円も買ってないけどミルコには失望した。ソダシがすんなり行って、インティも楽々前に行ってヤバいと思ったけど、テーオーケインズはもっとヤバかった。それはそうと、アナザートゥルースの買い時が分からない。もう一つの真実を知りたい。

20211205中京11R(1)

注目の先行争い。さあ、カジノフォンテン。・・・行かないの?ソダシがすんなり行って、インティも前へ。サンライズホープ、テーオーケインズも前付け。外からはアナザートゥルースが押し上げてきた。

20211205中京11R(2)

ソダシが単独先頭。インティは2番手に構えて前はフリー。これは残られるパターンでは・・・。カジノフォンテン4番手は悪手。付いていく競馬なら何も怖くないのでむしろ助かる。テーオーケインズはいい所を確保した。

20211205中京11R(3)

チュウワウィザードは中団後方、カフェファラオに外から蓋をされる位置を追走。ここから捌いて出て来れるかどうか。メイショウハリオは既に追っ付け通し。これは辛い。1,000M通過は61秒4で、昨年より1秒1も遅かった。

20211205中京11R(4)

ソダシは早くもインティに並びかけられてしまった。ここから二の脚を繰り出せるかどうか。テーオーケインズ(黄)がこれらの後ろから外への進路を模索。サンライズホープとアナザートゥルース(緑)は押し切り態勢。チュウワウィザード(青)はまだ後方。これは届くか?

20211205中京11R(5)

インティ先頭、ソダシは失速。と、次の瞬間にはテーオーケインズが先頭に立っていた。これでもまだスパートしていない。アナザートゥルースが妙に頑張ってるけど気のせいかな。メイショウハリオはずっと内にモタれまくって前に進まない。くぅ~。

20211205中京11R(6)

テーオーケインズは手応えが良過ぎて追う必要が無かった。鞭一発でこの着差。知ってたけど強過ぎワロタ。注目は2着争い。インティ、買ってない。アナザートゥルース、買ってない。チュウワウィザード、買ってる。

20211205中京11R(7)

テーオーケインズは残り100Mぐらい流していたにも関わらずこの着差。前年の覇者チュウワウィザードが意地の2着。テーオーケインズ=クロフネ、チュウワウィザード=ウイングアロー。あの時は7馬身差だったけど今回も6馬身差。テーオーケインズ時代の到来。

積極的に行く馬がいなかった昨年ならソダシもいい勝負になったと思うが、今年は隣枠にカジノフォンテンがいる。カジノフォンテンはJBCクラシックでも後から逃げ馬に執拗に付きまといに行ったほど前進気勢の強い馬で、内枠を引いた今回は引く理由がない。
カジノフォンテンが逃げ、サンライズホープ、ダノンファラオも前へ。インティは今年は行けなさそう。ソダシはハナを奪いに行ってもカジノフォンテンに絡まれそうだし、控えると外から蓋をされて厳しい競馬になると予想。テンから速そうで、展開的には好位~中団差しに向く流れ。

読み違い。カジノフォンテンが行かないことで予想が全て狂った。ソダシはともかくインティも簡単に前に行ったのを見て外れたと思った。チュウワウィザードは負けパターンだったが力だけで持ってきた。

1着◎テーオーケインズは抜群のスタートを決め、サンライズホープを行かせてこの後ろを追走。馬群の中で脚を溜め、直線でサンライズホープの前に割り込むような感じで進路を確保すると、馬のほうから勝手に前へと進んでいった。AT車でいうところのクリープ現象。ここでは力が違った。東京マイルでも勝ち鞍があるし、年明けのフェブラリーSも楽々突破しそう。

【◎】テーオーケインズ
JBCクラシックは小回りコースで致命的な出遅れ。先行勢全滅のアンタレスSを前付けで勝つなど厳しい流れにも強い。ここは順当に巻き返し。

2着△チュウワウィザードはスタートを決めた上で外から寄せて中団後方の外。先行勢が固まっていて3コーナーでは出すところが無く、4コーナーで馬群の外を通って押し上げながら直線へ。直線一杯を使ってよく伸びた。しかし上がり3ハロンは36秒2(2位)で、テーオーケインズは35秒5(最速)。直線で逆に離された。

【△】チュウワウィザード
昨年は外に壁を作らず、中団から差し込んで完勝。多少外を回らされてもカバーできる。ただ今年はここ2年より流れが速くなりそうで割り引く。

3着-アナザートゥルースはスタートからガシガシ押して外枠から好位に取り付き。4コーナーで外を手応え良く回ってきて、直線に向いてからもひたすら追いまくりで伸びてきた。坂井瑠星騎手は筋肉痛にならないか心配なレベル。それにしてもこの馬は買い時がサッパリ分からない。シリウスSはともかく、アンタレスSのアレは一体何だったんだ?

【-】アナザートゥルース
アンタレスS、シリウスSと不可解な大敗を喫した後のみやこSは内枠から先手を取り切って3着。差しても競馬が出来る馬で、本調子なら侮れないが…。

7着△メイショウハリオはスタート一息、行き脚も普通で後方からの競馬。流れが緩く3コーナー過ぎから自ら動き、捲りをかけながらいい感じで直線に向いたものの、どんどん内に入り込んで追えなくなってしまった。あれだけモタれるとレースにならない。今回の結果は度外視で良さそう。

【△】メイショウハリオ
みやこSは先行勢失速の流れに乗っての差し切り勝ちだったが末脚は鮮やかだった。前に行きたい馬が明確な今回も純粋に展開が向く。

11着▲カフェファラオは大外から流れに任せて中団後方の外、向こう正面で押し上げて中団。4コーナーで先頭まで5~6馬身の位置にいたが、直線で頭を上げる仕草をみせて間もなく失速。どうやら砂を被って走る気を失くした模様。ペースが落ち着いたのもこの馬にとっては誤算だった。

【▲】カフェファラオ
昨年は外から差し込むも前が止まらず6着。テンが速く上がりが掛かる流れなら相対的に差してこれる。今回はおあつらえ向きの流れになりそう。

15着○サンライズホープはスタートを決めて楽々3番手を確保。ただソダシとインティに付いて行かされる形で次第に手応えが怪しくなり、直線でテーオーケインズに割り込まれたところで走る気を失くしてしまった。14kg増の馬体重は素人目にも太く見えた。絞って立て直し。

【○】サンライズホープ
シリウスSは直線で追われる身となったが力で押し切り。プロキオンSの超ハイペースを経験したのが活きた。今回相手強化も引き続き注目。

印を回さなかった馬についてもコメント。

【-】ソダシ
秋華賞はスローペースでキレ負け。速さを活かしたい馬だけにダート転向はプラスには働かなさそう。同型も強力で、今回は様子見が妥当。

2番人気12着。カジノフォンテンが引いたことですんなりハナ。スローに落として上手く逃げたが、直線でインティに並ばれるとあっさり下がっていった。砂がダメというより、覇気が全く感じられなかった。絶対的なスピードを活かすなら、やはり芝のマイル近辺ということになるだろうか。

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