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【レース回顧Vol.407】第41回フェブラリーS


レース結果・収支

1着【-】ペプチドナイル(11番人気)
2着【-】ガイアフォース(5番人気)
3着【-】セキフウ(13番人気)
・・・
5着【○】キングズソード(4番人気)
・・・
8着【◎】ウィルソンテソーロ(2番人気)
9着【▲】ドンフランキー(10番人気)
10着【△】アルファマム(12番人気)
・・・
12着【△】ドゥラエレーデ(3番人気)
・・・
単勝2点ハズレ 馬複7点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:15,190/25,400(59.8%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

激安馬券は要らない!人気どころでどれかは消してやる!消すのはお前だ、1番人気オメガギネス!お前、乾いた馬場でやれんのか!私にはパサパサ馬場でもがくお前の姿がハッキリ見える。秘技・オメガ斬り!ズバッ!14着!決まったー!って、ウィルソンもキングズも沈没。ドンフランキーさん、飛ばし過ぎですわ。ペプチドナイル、東海Sで◎打ってたよ・・・。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 東京は雨が降らず砂はカラカラで力が要る状態。前日のダートは7レース中4レースが逃げ切り勝ち、残る3レースも4コーナーで4番手以内に付けていた馬が勝利。ただ完全な前残り馬場と言われるとそうでもなく、2~3着には後ろのほうにいた馬が絡んでいる。前付け同士、または前付けと後方待機勢を絡めた馬券構築が有効。

  • 過去の含水率をみると、一昨年が9.2~9.5%、昨年が7.4~7.6%だったのに対し、今年の前日(土曜)は2.0~2.1%と乾燥している。これは2019年と2020年に近く、2019年はインティが逃げ切り勝ちを収めている(2020年はモズアスコットらの差し差し決着)。

  • 快速馬ドンフランキーが外から果敢に前へ。ドゥラエレーデ、オメガギネス、ガイアフォースよりも速くハナ奪取。ウィルソンテソーロもドンフランキーの後を追って中団付近に鎮座。全体的に後ろから行く馬が多く、展開有利は前。

レース指標

LAP:12.0-10.8-11.1-11.7-12.3-12.5-12.4-12.9
勝ち時計:1.35.7(良) テン3F:33.9 上がり3F:37.8

レースの振り返り

明確に出遅れたのはシャンパンカラーのみで揃ったスタート。タガノビューティーも今日はスタートを出た。根岸Sの出遅れを見て、個人的に「もう買わない」宣言をした馬なので気まずい。ドンフランキーが絶好の飛び出しを見せて早々と先頭。最高速度は66.9km/hと普通。ドゥラエレーデ、ウィルソンテソーロ、イグナイター、ペプチドナイルの4頭が好位を形成。

しかしドンフランキーの巡航速度が落ちない。普通はハナを奪った後は緩やかにスピードが落ちていくのに66km/h台のまま。むしろ67.2km/hと上がった。スピード表示が出るようになってこのパターンは初めて見た。前は相当速いらしく、隊列はいつの間にか縦長。600M通過33秒9?速い!ドンフランキーは論外、ウィルソンテソーロやドゥラエレーデも危うい。

直線に向いてドンフランキー先頭、ウィルソンテソーロが早くも2番手。そのままー(棒)、そのままー(棒)。3番手の外にペプチドナイルがいて、意外にも持ったまま。あれ?ドンフランキー粘れー(棒)、ウィルソンテソーロ頑張れー(棒)。しかしペプチドナイルの脚色が良い。ハァ?続いて外からタガノビューティー。お前、ここで来るんかい!更にガイアフォース?セキフウ?何やねんコレ。訳分からん・・・。

ペプチドナイルはこのハイペースで唯一前付けで残した。マイルはこれが初出走だったが、ハイペースの消耗戦とおよそ東京マイルらしからぬレース質になり、総合力で制した感。ベテルギウスSの勝ち方が結構衝撃的で、東海Sは通過点でしょと見て◎を打ったところ6着。私の相馬眼なんてこんなものか、と思って無印にした途端に激走。やってられない。

これだけ速いと後方待機勢の出番になるのは想像に易い。ガイアフォースは先行勢から距離を取って砂被りを最小限に留めた上で、直線で外に出して追い込んできた。安田記念でシュネルマイスターにクビ差に迫った馬だし、この位はやれて当然だったのかもしれない。ただ今回は特殊条件過ぎて、これで砂もOKと解釈してしまうと痛い目に遭いそう。

セキフウは4コーナー14番手からの決め打ち炸裂。これもハイペースがド嵌りしただけで再現性はなく、セキフウが強い弱いとかいう論議は無意味。昨年の函館を見ていて、ペプチドナイルを買えたのであればセキフウもセットで買えたはず。タガノビューティーは抜け出すのが早かったということになるがこれは結果論。セキフウの決め打ちが僅かに上回った。

キングズソードは無難に差して5着。突き抜けそうで突き抜けられない、微妙な内容だった。やはりマイルより長めのほうが良さそう。ウィルソンテソーロとドゥラエレーデは今日の展開では無理。ただドゥラエレーデを3番人気の時に手を出してしまったというのは失態と捉えたい。馬自体は間違いなく弱い。展開利で残れそうな時に△で抑えるといった程度でしかない。

・ドゥラエレーデ号の騎手B.ムルザバエフは,発走後まもなく外側に斜行したことについて過怠金30,000円。(被害馬:5番・7番)

競走中の出来事等(JRA発表)

ドンフランキーはペース調整能力皆無で自滅。能力があってもそれを制御出来なければ上位クラスでは戦えない。アルファマムはこんなおあつらえ向きの流れで10着は弱いとしか言い様がない。ドンフランキーやアルファマムのような来ない馬に手を出して、前走評価していたペプチドナイルを無印にしてしまう辺り、己のセンスの無さに嘆く。

オメガギネスはパサパサ馬場では要らないと見切って正解。東京マイルはグリーンチャンネルCで圧勝?休み明けの東海Sで掛かっても2着?いやいや、どっちも湿った馬場やったやん。私が見る限り、今回これについて言及している予想は皆無だった。みんなステレオタイプでオメガギネスを推すんだもん。ガチで予想しようよ。


レース結果からの教訓

  • 当日の馬場状態・トラックバイアス・想定される展開と過去の実績との照合を怠らないこと。競馬はその時その条件に最も適合した馬が勝つように出来ている。「渋った馬場で強い=パサパサ馬場でも強い、ではないのではないか?」という疑いをかけること。人気馬なら尚更。

  • 負けてすぐポイするような程度の馬に◎を打たないこと。◎を打つということはどこかにストロングポイントがあったということ。次走以降もせめて△を打てないか検討すること。人気薄なら尚更。

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