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【競馬予想Vol.358】第28回秋華賞


トラックバイアス分析・展開予想

  • クッション値は前日10.2、当日8.6。今日は終日晴れ予報だが、良まで回復するかは微妙。桜花賞やオークス時と違って、今回は馬場の巧拙も問われそう。渋った馬場への適性もチェックしておきたい。前日までの内有利の馬場傾向が変わっている可能性があるので注意したい。

  • フェステスバントはスタートが良く、最内を引いた以上ここはハナ。コナコーストも前へ。リバティアイランドはスタートがイマイチで、他に行かせた上で外を選択すると思う。グランベルナデット、コンクシェル、ヒップホップソウルが締めながら内に入ってくると中頃の枠の馬は位置取りが悪くなりそう。

  • リバティアイランドが早めに外を選択するなら、4コーナーから進出して内の馬をスイープ、2~3着は差し馬。この場合はマスクトディーヴァ、ドゥーラ、ドゥアイズが美味しい。内に構えて抜け出すなら前に猶予が出来るので2~3着は内前先行馬。この場合はヒップホップソウル、コナコーストに向きそう。


全頭分析

【-】フェステスバント

(+)スタート速い。前走は古馬相手に4角先に動き直線一騎打ち制す。
(-)前走は洋芝で力の要る馬場状態。今回そこまで重くはならない。

【-】ハーパー

(+)桜花賞、オークスと手堅く上位確保。前々に付けて差せる脚ある。
(-)外フリーの楽な競馬しかしていない。内回りかつ内枠の今回微妙。

【-】マラキナイア

(+)ローズSは直線大外から飛んできて3着。決め打ちの脚は不気味。
(-)前走勝ち馬には遠く離される。GIで更に相手揃う今回は厳しい。

【△】コナコースト

(+)オークスはスタート直後弾かれる不利。今回内枠先行で見直す手。
(-)唯一の勝利もクビ差。前走以外は手堅い一方で爆発力に欠く。

【△】ドゥーラ

(+)クイーンSは内で粘る古馬を楽に差し切る。自在に動ける脚魅力。
(-)前走は51kgの軽量、オークス3着は決め打ちの範疇で過信禁物。

【◎】リバティアイランド

(+)能力が違い過ぎて競馬にならない。普通に回ってくるだけで勝ち。
(-)出脚緩めで内枠は良くない。直線短い京都内回りで捌きミス怖い。

【▲】マスクトディーヴァ

(+)ローズSは世界レコードで完勝。渋った馬場も2戦2勝で問題無し。
(-)前走にも増して追い切り緩い。ベタだがレコード駆けの反動懸念。

【-】モリアーナ

(+)紫苑Sはレースの上がりより2秒速い豪脚。再現あれば突き抜けも。
(-)前走は展開嵌りも否めない。真後ろに構えて不発も十分あり得る。

【-】ミシシッピテソーロ

(+)豊栄特別で古馬相手に外差し決める。ここも差し構えて一発狙い。
(-)勝ち鞍は全て左回りかつマイルまで。この距離だと間延びする。

【-】グランベルナデット

(+)忘れな草賞でマスクトディーヴァに完勝。とにかく先行あるのみ。
(-)直線バテ下がりの前走内容物足りず。短期間で立て直しは疑問。

【-】キタウイング

(+)近走展開向かずも使った脚は上々。小島流栗東留学の効果あれば。
(-)積極策の阪神JFは完敗。後ろから届かずの常習でアテにならない。

【△】ドゥアイズ

(+)外枠から出遅れたオークスは度外視妥当。内回りで捲る脚に期待。
(-)速い脚が使えないのが難点。このメンバーで差し比べだと見劣る。

【-】ラヴェル

(+)ローズSは控えて自滅。人気暴落のここは気軽に前に行けそう。
(-)前走直線で不利受けたとはいえ負け過ぎ。一変までは半信半疑。

【-】コンクシェル

(+)揉まれなければ渋太い。前で無視されるならまさかの居残りも。
(-)揉まれるとあっさり沈没。前に行く馬にしてはテンの速さ平凡。

【○】ヒップホップソウル

(+)オークスは一瞬内から伸びて6着、紫苑Sは先行して唯一2着好走。
(-)押しても引いても少し足りない。枠も外でポジション確保微妙。

【-】ピピオラ

(+)西海賞は先に抜け出し後続凌ぐ。前々で勝負出来ているのは評価。
(-)ここ2走は少頭数で楽な競馬。フルゲートで外枠の今回は厳しい。

【-】ソレイユヴィータ

(+)スタート速く前付け可能。直線平坦の京都なら見せ場作れそう。
(-)前走4角で一杯の負け方不満。単純に基礎能力が足りていない。

【-】エミュー

(+)フラワーCは渋った馬場で大外一気。捲りタイプで大外枠は歓迎。
(-)出脚は皆無で後ろからしか行けない。差し届くかは展開次第。


結論

リバティアイランドはイクイノックスと同様に強過ぎて予想する楽しみを奪ってしまうので、個人的には嫌いな部類に入る。掻き込みが強いので馬場が渋っていても関係無いどころかむしろ得意そうだし、川田さんなら包まれないポジショニング選択は朝飯前。出遅れたらそのまま下げて4角捲りでブチ抜く画が見える。本当につまらない。結局この馬に◎を打つ自分自身が。

ヒップホップソウルは随所にポテンシャルを感じるが粗削り。オークスは内から凄い勢いで来ていて、一瞬やったかと思った。あれを見る限りでは直線は短いほうが絶対良い。紫苑Sも完全差し決着で唯一前々から勝ちに行って2着。直線が328M(内回り)しかなく、直線に坂が無いここは東京や中山よりハイパフォーマンスに期待できる。

マスクトディーヴァは元々高速馬場がどうかと思っていた馬で、前日に雨が降った馬場はむしろ良いまである。ローズSで見せたパフォーマンスを発揮できるならオークスの1秒0差の間に割って入れそうだが、やはりレコード駆けの反動を恐れてか追い切りが緩い。前走時の追い切りも緩かったが、今回はGIなのに更に緩い。この馬はこれで良いのかもしれないが・・・。

ドゥーラは阪神JFが出遅れ、チューリップ賞は戸崎さんの必敗技炸裂、桜花賞もまた出遅れ。まともな競馬をした瞬間オークス3着、クイーンC勝ち。前日に雨が降って超高速馬場が回避できそうなのはプラス。捲り気味に上がって来れる脚があるので京都内回りも合うはず。ただ強いて言えば行き脚が遅く、後ろに置かれ過ぎるようだと届かない。

コナコーストは桜花賞で内前高速馬場の内前を立ち回ったとはいえ、例年なら間違いなく勝っていた。オークスはスタート直後に隣のソーダズリングに寄られた反動でレミージュにぶつかって後退。あれでは来れるものも来れない。元々前付けの馬だし、主戦の鮫島騎手に手が戻る今回は内からポジション主張で桜花賞の再現がありそう。

ドゥアイズはフルゲートの外枠で出遅れという必敗コンボで何も出来なくて当然。春のクラシック2戦はいずれも超高速で、脚の遅いドゥアイズには出番は回ってこなかった。その点、今回は前日にしっかり雨が降って適度に湿り気を帯びていて、春よりは走り易くなった。ドゥーラと同様、早めに上がっていける脚があるので京都内回りは合うはず。

◎リバティアイランド
○ヒップホップソウル
▲マスクトディーヴァ
△ドゥーラ、コナコースト、ドゥアイズ
3連複◎1頭軸流し(10点)、3連単◎→○▲→○▲△△△(8点)

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