【レース回顧Vol.130】第71回日刊スポーツ賞中山金杯
予想と同様、回顧のテンプレートも一新。
レース結果・収支
1着【▲】レッドガラン(4番人気)
2着【-】スカーフェイス(7番人気)
3着【○】ヒートオンビート(1番人気)
・・・
5着【◎】トーセンスーリヤ(2番人気)
馬複4点外れ 3連複6点外れ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:0/1,000(0%)
率直な感想
シャムロックヒル、溜め逃げかよ!ロザムールも2番手で何がしたかったんだろう。どっちも展開利だけの馬なんだから、敵に塩を送るような溜め逃げを打ったらダメでしょ。結局シャムロックヒルはジェットモーションに早めに来られて4コーナーは防戦一方。ロザムールに至っては直線に向いて早々に姿を消してしまった。トーセンスーリヤは4コーナーをいい感じで回ってきたものの、ラストでサックリ差されて終了。
テーマの振り返り
先行~中団差し中心、外枠は割引→今年は例外
シャムロックヒルとロザムールによる「茶番逃げ」で上記の見解は全てパー。今年に関しては例外とみて良さそう。
実績馬重視→ハズレ
重賞未勝利馬によるワンツースリー。スローの直線ヨーイドンでレース質が軽くなった結果、軽量の差し馬(スカーフェイス)が来たというだけの話。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.5-11.7-13.4-12.1-12.3-11.0-11.2-11.6-11.9-12.4
勝ち時計:2.00.1(良) テン3F:37.6 上がり3F:35.9
振り返り
当日の芝は概ね内前優勢、馬場中央からの差しも効いていた。中山金杯はレッドガランが馬場中央、スカーフェイスが大外、ヒートオンビートが馬場中央からの差しだった。誤算だったのはシャムロックのスロー逃げ。1,000M通過62秒0は幾ら何でも緩過ぎ。勝ち時計2分00秒1は同日の4歳以上1勝クラスよりコンマ1秒速いだけだった。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【▲】レッドガラン
スタート好発、馬なりでトーセンスーリヤの後方5番手を楽々確保。緩い流れで折り合い、直線で冷静にトーセンスーリヤの外に持ち出して突き抜けた。中団付近から差せる脚が存分に活きた。ただレースラップ・時計共に特殊だっただけに、次走以降に繋がるかは何とも言えない。
2着【-】スカーフェイス
大外を感じさせない自在な立ち回り。道中後方の外、4コーナーで早めに追って外を捲り、そのまま大外から突っ込んできた。ジェットモーションの早捲り展開で外の差し馬にも出番が巡ってきたというのが好走要因の大部分を占めたと思う。次走人気なら割り引きたい。
3着【○】ヒートオンビート
スタートを決めながら行く気はみせず、1コーナーで包まれて中団。4コーナーでレッドガランの直後にいたが、進路がなく外へ。ただ外もウインイクシードやスカーフェイスが壁、馬群の中で押っ付けてモタモタ。ラストで内に入れて突っ込んできたが時既に遅し。脚を余しており、距離不足を思わせた。やはりスパッと反応しないのが弱点。
5着【◎】トーセンスーリヤ
予想のマイナス要素で「前半に溜めが入る流れになると脆い。」と書いたが、まさにその負けパターンに嵌って敗退。シャムロックヒルがこんなに緩い流れを打つと分かっていたら軸で買わなかった。4コーナーの手応えが良かっただけに惜しまれる負け。次走以降改めて期待。
※追記:レース後に登録を抹消し、大井に転厩とのこと。次は小倉大賞典に行くものとばかり思っていた。
6着【△】ウインイクシード
トーセンスーリヤと同じく、スローの直線ヨーイドンではこの馬の良さである粘り強さが活かせない。自身より外にいたスカーフェイスに差されたのは決め手の違いに他ならない。6着は大健闘の部類。せめて内枠が欲しかった。
11着【-】アトミックフォース
4コーナーで外を回していたし、手応えもさほど良くなかったが、直線に向いたところで内からレッドガランに押し出されたのは痛かった。今回はプラス18kgと太め残りだったし、枠も外で酌量の余地はある。
13着【△】ヴィクティファルス
スタートから内枠を活かして好位を主張するも、1コーナー手前で外から締められて馬群の中。終始内で我慢して、直線に向いて前がポッカリ開いてチャンス到来。しかし直線でトーセンスーリヤが内に入ってきて、自身の内からもタガノディアマンテが張り出してきて前詰まり。ただその頃には自身も手応えが尽きており、総合的に見て力負け。単純に弱い。
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