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【レース回顧Vol.398】第38回根岸S


レース結果・収支

1着【△】エンペラーワケア(1番人気)
2着【△】アームズレイン(6番人気)
3着【◎】サンライズフレイム(2番人気)
・・・
8着【▲】アルファマム(4番人気)
・・・
13着【○】タガノビューティー(3番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複4点ハズレ 3連複6点的中!(20.7倍)
レース収支:+970 累計回収/投資:8,800/13,000(67.7%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

快速馬が見当たらなかったので、競り合いが起こらず何かが単騎になる展開ならスローもあり得たとはいえ、テン3ハロン35秒8は遅過ぎでしょ・・・。同日のマイル未勝利戦(35秒1)よりも遅いドスローで前残り。エンペラーワケアへの忖度レース?サンライズフレイム、よく3着に来たわ・・・。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 東京は先週日曜に29ミリの雨が降ったが、月曜以降はずっと晴れ。木曜に凍結防止剤を撒いているが雨量ゼロなので影響は少ないかもしれない。砂が乾燥していて、土曜のダートは時計が掛かり気味。銀蹄S(4歳以上3勝C/ダート1,400M)は流れが落ち着いたとはいえ勝ち時計は1分24秒8と冴えなかった。ちなみにこのレースを勝ったハチメンロッピは4角15番手からの大外一気だった。

  • エクロジャイトかヘリオスがハナ。距離短縮の初距離でもパライバトルマリンも行きそう。アイオライト、エンペラーワケアも前へ。いずれも快速ではないが競り合いそうな雰囲気。テン3ハロンは例年並みの34秒5前後でやや突っ込んだ流れを想定。このレースは伝統的に上がり3ハロン最速をマークした馬が上位に来る傾向が強く、今年も差しを重視。

レース指標

LAP:12.4-11.4-12.0-12.5-12.3-11.4-12.1
勝ち時計:1.24.1(良) テン3F:35.8 上がり3F:35.8

レースの振り返り

アイオライトが躓いて出遅れ。先行争いの一角がいきなり離脱。ヘリオスがハナ、アームズレインが2番手。パライバトルマリンは行かず3番手。以下シャマル、エンペラーワケアと追走。最高速度は65.3km/hと控えめ。サンライズフレイムは7番手の外。折り合いが若干怪しいがまずまず。

ヘリオス先頭、アームズレイン2番手、少し離れてシャマルとパライバトルマリンという隊列。後ろのほうは一団。これ、ひょっとして前が残るんじゃないか?と思った瞬間に実況画面に現れた600M通過タイムは35秒8。えーっと、根岸Sって重賞ですよね?遅過ぎやろ。これは後ろからでは厳しい。案の定、直線に向いてエンペラーワケアが馬なりで先頭。アームズレインとヘリオスも残しそうな感じ。サンライズフレイムは?やっと来た!けど間に合うか?差してくれー!うーむ、ギリギリ間に合った・・・。

勝ち時計1分24秒1は昨年より1秒6遅く、直近10年で最遅だった2019年(コパノッキッキング)の1分23秒5よりもコンマ6秒遅かった。調べてみると1988年(ウィニングスマイル)の1分24秒4に次ぐレース史上ワースト2位だった。例年より時計が掛かり気味だったことを差し引いても遅過ぎ。自己条件を突破したばかりのエンペラーワケアが2馬身半も離して勝ててしまうのも頷ける。これはフェブラリーSに向けて何の参考にもならない。

むしろフェブラリーSで狙いたいのはここで差し不発だった馬。サンライズフレイムの他、アルファマムは人気暴落なら買いを入れたい一頭。タガノビューティーは今回も出遅れていたし、リカバーの脚も遅いのでもう狙いに入れることは無い(タガノビューティーを買うぐらいならアルファマムやその他の馬を買いたい)と思う。


レース結果からの教訓

  • 過去の傾向を基にハイペースと決め打つと今回のような誤謬に繋がる。ハナがあっさり決まると流れは落ち着く。

  • ダートでは余程のことが無い限り後ろから行く馬を軸にしてはいけない。ダートは芝以上に展開による前残りが生じやすい。

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