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【レース回顧Vol.118】第66回京阪杯

予想の段階で当たる気がしなかったのでてきとーに予想したら案の定カスリもせず。こんなの無理だって・・・。まあどうやったら獲れたのかを後付けで振り返ってみることにする。

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オールアットワンス、ファストフォース、サヴォワールエメによる先行争い。ファストフォースがハナに拘ってガシガシ押している。シヴァージはこれらの直後に入る。

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ファストフォースがハナ確定。サヴォワールエメが差が無く続き、シゲルピンクルビーが外から被せて3番手。レイハリアはこの外に付けたが何となく余裕が感じられない。掛かってる?シヴァージは前走に引き続き前付け。

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600M通過34秒2。馬場が荒れているのを考慮してもやや緩めのペース。後方からはタイセイビジョンとエイティーンガールが外を通って進出の構え。

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終わってみれば最終週のお約束、外差しが発動。直線に向いた時点ではエイティーンガール(黄)、タイセイビジョン(青)共にまだ後方。ファストフォース(緑)は内ピタからラチを頼って逃げ込み態勢。

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何というか、内の伸び方が遅い。ファストフォースはともかく、シゲルピンクルビーは突き抜けそうでモタついている。シヴァージはいつもの伸びがない。もう一頭の赤い帽子、タイセイビジョンの伸びが良い。あ、終わった。

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タイセイビジョンの外からエイティーンガールが突っ込んできて、そのまま突き抜け。タイセイビジョン2着、ファストフォースが粘りに粘って3着。アイラブテーラーはまた4着。毎回毎回後ろ過ぎ!狙ってやってんのか?

オールアットワンス、ファストフォース、サヴォワールエメ、レイハリアが先行集団を形成。競り合いは起こらず、テン3ハロン34秒台の平均ペースを想定。後方待機馬が多い組み合わせで、展開妙味は前。但し内から先に抜けるメリットと、馬場の綺麗な外に持ち出しての突っ込みはイーブン。

ハズレ。ペースは読み通りだったが外差しの威力が抜群。外差しに振り切った予想をすれば良かった。行き切って内で粘って残るというのは昨日の京都2歳Sのビーアストニッシドと同じ。「内から先に抜けるメリット」とはこれをイメージしていた。

1着-エイティーンガールは出負けしてそのまま最後方に下げ、3コーナーから外を通って徐々に進出。直線は勿論大外ぶん回し。何も難しいことはしておらず、いつも通りのこの馬の競馬をやっただけ。このコースで2勝していたことはレースが終わった後に気付いた。買えたね、これは。

【-】エイティーンガール
キーンランドCは2年連続外を回しての追い込みで連対。レースパターンが一定で、前が止まる展開でないと苦しい。

2着-タイセイビジョンはスタートしてからが遅く後方からの競馬。道中は後方3番手で脚を溜めながらの追走。3コーナー付近で後方のエイティーンガールよりも先に動き、直線で大外に振って手応え十分で進出。坂下で満を持してスパートしたところ、外からエイティーンガールにサクッと差されてしまった。この馬も阪神での重賞に実績がある馬で、2着は順当。

【-】タイセイビジョン
自分から位置を取りに行けないのがネックで、ここ2走は真後ろ過ぎて届かず。距離はもう少しあった方が良さそう。

3着-ファストフォースはスタートからガシガシ追ってハナを主張。他が自重したことで早い段階でハナ確定。サヴォワールエメがピッタリ付いてきたがプレッシャーにはならず、直線でラチに寄せてスパートすると労せず一人旅になった。行き切れず大敗したスプリンターズSの反省を活かし、スタートから押してでも位置を取りに行ったのが功を奏した。

【-】ファストフォース
スプリンターズSは他に行かれる形で道中置かれてそのままフェードアウト。典型的な夏馬で、GIを使った後の晩秋のここは狙い辛い。

4着▲アイラブテーラーは出遅れていつも通りの後方待機。後ろから行くのは良いとしても、3コーナー過ぎで自分より後ろにいたエイティーンガールに楽々抜かれて最後方に置かれ、直線で外に持ち出すのも遅れていた。毎回毎回要領が悪い。鋭い脚を持っているのに勿体無い。

【▲】アイラブテーラー
毎回激しく追い込んでくるも少し足りない。ただ前走の立ち回りはここで通用しそうな感じだった。心持ち前を意識できれば面白そう。

6着◎シヴァージは抜群のスタートを決めて前に出たものの、ファストフォースらに行かせて自らは6番手付近を追走。直線も上手い具合に前が開いて突き抜けるかと思いきやサッパリ伸びず。やはり内を通り続けたのが良くなかった模様。二番煎じは上手くいかない。

【◎】シヴァージ
スプリンターズSは内枠からの前付けがズバリで3着好走。今回も内寄りの枠で引き続き吉田隼人騎手が騎乗。元々力は上でここは勝ち負け。

10着△ラヴィングアンサーはスタートを決めた上で後方に下げ、道中は後方4番手の内。どこで外に持ち出すのかなと見ていたが、そのまま内へ。自分より内のエイティーンガールが大外一気を決めたのにそりゃないよと思った。ただあそこから下げて外を回すのは非現実的だったし、最初から内に進路を採っていた時点でノーチャンスだった。

【△】ラヴィングアンサー
今回と同じコースで行われた昨冬のタンザナイトSは大外一気で勝利。今回は坂路で自己ベストマーク、初ブリンカー。愚直に外に振れば通用する。

11着△ミッキーブリランテはスタートを決めた上で中団馬群の中。これは想定していたより後ろ。馬群の中で脚を溜め、直線で捌いて出てくるいつもの競馬を目論んでいたようだが、やはり内からでは全く伸びず。位置取りは中途半端、通ったコースも失速ゾーン。瑠星さん、何やってんの・・・。

【△】ミッキーブリランテ
スプリンターズSは痛恨の出遅れで内枠を活かせず。今回は前が手薄で、スタートを決めた上で阪急杯のような前付けが出来れば通用していい。

16着○レイハリアはスタートを決めたものの内のファストフォースが速く、競り合いを回避すべく抑えて4番手。終始外を通らされ、4コーナーでソーグリッタリングに簡単に捲られるなど手応え劣勢。直線に向いてからは無抵抗で沈んでいった。先行馬にとってこの外枠は厳しかった。

【○】レイハリア
ハイペースでも前々で立ち回ってしっかり残すレース巧者。ダートや重馬場もこなしているようにパワーもある。今回は展開妙味あり。

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