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【レース回顧Vol.264】第70回日経新春杯

レース結果・収支

1着【△】ヴェルトライゼンデ(2番人気)
2着【△】キングオブドラゴン(10番人気)
3着【-】プラダリア(4番人気)
・・・
5着【○】ロバートソンキー(1番人気)
・・・
11着【◎】ヴェローナシチー(3番人気)
12着【▲】プリマヴィスタ(6番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:0/6,000(0.0%)


率直な感想

「人気どころが総じて後ろなら前を買え」で買ったキングオブドラゴンが2着。とりあえず大衆が嫌う前走18着馬を拾えた自分を褒めたい。しかし買い方をミスってノーマネーフィニッシュ。鯛を釣り上げたのに、落として海にリバース。単なるハズレよりダメージがデカい。まあ、ヴェルトライゼンデを高く評価出来なかったので予想的にも負け。来週に切り替えていく。


テーマの振り返り

※2021年と2022年は中京で代替施行。

自己条件組がブチ抜きやすい→ドボン

2021年は唯一の自己条件組だったショウリュウイクゾが格上挑戦で実績馬をブチ抜いて勝利、2020年は上位3頭が全て自己条件組だった。これまでの実績はあまり関係ない。

重賞の常連ヴェルトライゼンデが完勝。唯一の自己条件組ヴェローナシチーは直線全く伸びず撃沈。

前走より負担斤量増となる馬が苦戦中→ドボン

ハンデが積まれた馬は上位人気に推されても勝ちあぐねている。なお、今年から基本となる負担斤量が1kg加算されているため、今年は1kg増までは許容しておきたい。ちなみにこのレースは4歳馬が大活躍しているが、これは斤量面で優遇されるのが最たる理由だと考えられる。

ジャパンCから2kg増のヴェルトライゼンデが完勝。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 土曜は朝まで降雨が続き、芝は重まで悪化。含水率は4コーナー14.7%、ゴール前13.7%、日曜朝時点のクッション値は8.9。

  • 先週の外差し変化と雨降りで内が避けられる傾向がみられ、愛知杯では全体的に直線外寄りの進路選択がみられた。土曜最終のアスクコンナモンダは大外一気で3馬身突き抜けており、4コーナー外からの被せ差しが有効。

  • ペース想定:やや遅い(61秒~62秒台)

  • キングオブドラゴンがハナに立ちそうだが飛ばす馬ではなく、アフリカンゴールドらが直後に入っての溜め逃げ。人気の内枠2頭はいずれも構える馬で、展開利は前にある。但し直線は内が頼れず、好位付けから馬場の中央を通っての差しが有効。4コーナー外前からの差しも届く。

レース指標

LAP:12.9-11.6-11.8-12.9-12.9-12.6-12.2-11.9-11.5-11.5-12.4
勝ち時計:2.03.1(重) テン3F:37.9 上がり3F:34.3

レースの振り返り

「人気の内枠2頭はいずれも構える馬で、展開利は前にある。」展開予想のイロハのイ。大衆は前走18着なんてド汚い馬柱を見てノータイムで消すだろうし、ここは絶好の買い時だと思った。アフリカンゴールドがハナを叩いたのは意外だったが、いずれにせよ緩い逃げで、前の2頭に対する警戒はこの間に割り込んだヴェローナシチー@川田将雅以外は無し。

ヴェローナシチーは直線に向いてから前受け適性皆無で垂れていったが、キングオブドラゴンは前で楽をさせてもらった分踏ん張りが効いた。ヴェルトライゼンデは5番手の内でジッとして、直線に向いて外に持ち出しての差し切り。イン→アウトという、今の中京における王道競馬で勝ち切った。プラダリアは最初から大外を回しての追い込みで3着。上位3頭はそれぞれ全く違うコース選択で上位に来た。勝ち負けには外差しが手っ取り早いが、前で楽出来れば内も使える馬場状態。展開利とトラックバイアスは前者が優先。

単勝3.8倍でヴェルトライゼンデと並ぶ人気を集めたロバートソンキーは、ヴェルトライゼンデより一段後ろからの競馬になり、直線は特に工夫無く内を突いての追い上げで伸び切れず。後ろから行くなら外差し一択。ヴェルトライゼンデのような好位付けもせず、出たなりの位置から競馬を進めても勝てない。

馬が騎手を育てることもある。その昔、トウショウナイトという馬が武士沢騎手に重賞初勝利をプレゼントしてその後も長らく重賞戦線を盛り上げたことがあった。ロバートソンキーと伊藤騎手にもこれに近いものを感じる。コース取りが一つ嵌れば重賞の1つや2つは獲れるはず。頑張れ伊藤騎手。

直線に向いて外に進路を向けるヴェルトライゼンデ(赤矢印)。
キングオブドラゴン(青矢印)は番手追走で脚が溜まっている状態。
プラダリア(緑矢印)は最初から大外一気の構え。

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