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【レース回顧Vol.52】第26回NHKマイルC

えーっと、ルメールさん?先週◎アリストテレスを飛ばしておいて、ここで無印シュネルマイスターを勝たせるとか私に喧嘩売ってるのですか?あなたがそういう態度に出るなら、私にも考えがありますよ。

それにしてもグレナディアガーズは私の◎に耐えてよく頑張った。感動した!あ、ソングラインが来るのは分かってましたよ。軸にしなかったけど。

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何だかバ(ス)ラっとしたスタート。・・・バスラットレオン、落っこちた!レイモンドバローズの浜中騎手も思わず覗き込む位の落馬。

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一完歩目でいきなり躓いてしまってはどうしようもない。全くの不可抗力とはいえ、藤岡佑介騎手も、矢作調教師も、広尾レースの一口馬主さんもみんな可哀想。私の馬券もこの時点で3分の1が消し飛んだ。

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バスラットレオンの離脱により何が逃げるのかはすぐ決まらず。ランドオブリバティ、ピクシーナイト、ホウオウアマゾン、ルークズネストが互いに牽制。グレナディアガーズはランドオブリバティに前を横切られて一段後ろへ。

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結局大外ピクシーナイトが内に入れながらハナ確定。グレナディアガーズはホウオウアマゾンにも前を横切られ、グレイイングリーンにも幅寄せされて窮屈な競馬。グレイイングリーンの外からの進出を余儀なくされていた。

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ピクシーナイトのリードは僅か。ホウオウアマゾン、グレイイングリーン、グレナディアガーズが横並びの2番手、その直後もランドオブリバティ、ルークズネスト、タイムトゥヘヴン、ソングラインとビッシリ。テン3ハロン33秒7で完全に前掛かりの競馬。普通に考えれば差しが効く流れ。

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グレナディアガーズ(緑)が外から先に仕掛け、この後ろにいたソングライン(青)、さらにその後ろにいたシュネルマイスター(黄)も反応。馬場の内は芝が掘れていて、これら3頭が通ったコースが馬場の良いところと悪いところの境界線だった。

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ピクシーナイト、ホウオウアマゾンが内から抜けようとするが勢いは無し。ルークズネスト、グレイイングリーンは失速。グレイナディアガーズが馬場の中央から先に動いて早くも先頭。タイムトゥヘヴンがこの直後から手応え良く上がってくる。ソングライン、シュネルマイスターは外差しの態勢。

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タイムトゥヘヴンはグレナディアガーズの外から交わしに行こうとしたところ、外からソングラインに割り込まれて弾かれ、内に入っていった。ソングラインの手応えは絶好、グレナディアガーズに迫っていく。

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ソングラインがグレナディアガーズを競り落として先頭。リードを広げて安泰、と思いきやシュネルマイスター@ルメールが襲い掛かってきた。

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で、ゴール前できっちり交わす。ソングラインはグレナディアガーズをこれだけ離しても負けとか悲劇でしかない。後方待機勢からはリッケンバッカーとロードマックスが差してきたが、この高速馬場では嵌っても掲示板までとみていたので納得の結果。

逃げ候補筆頭のピクシーナイトが大外。これなら内枠のバスラットレオンの先制が濃厚。レイモンドバローズ、ルークズネスト、グレナディアガーズ、ホウオウアマゾンなど人気どころを中心に前に行きたい馬多数。ハイペースはまず確実。ただトライアル戦が全て前付けで決着しているだけに、単純に差し有利とはならず、速い時計に対応できるかどうかが焦点。

バスラットレオン落馬により評価不能。バスラットレオン不在の先行争いは各馬牽制の末にピクシーナイトがハナ。テン3ハロン33秒7、1,000M通過56秒9というハイペースを後続が一団で付いていって直線決め脚勝負。4コーナー外前3頭のうち、一番最後に動いたシュネルマイスターが勝ち切った。

1着-シュネルマイスターは前に行く素振りは見せず、出たなりで中団の外を追走。4コーナーで外から押っ付けながら上がってきて、直線半ばでソングラインが仕掛けた外からスパート。図ったような差し切りだった。ルメールさんなら差し切りなんてお手の物。外枠から前に行くのは難しいだろ、と考えたのは安直だった。

2着▲ソングラインは抜群の行き脚で先行集団に取り付き、この直後の外で虎視眈々の追走。直線で先に抜けたグレナディアガーズに余裕で付いていき、体を並べてのスパートで簡単に突き放した。これで勝てないのは悲劇。誰も言及しないけど、桜花賞はフケだったでしょ。メイケイエールに押されただけで15着なんてあり得ない。今回のパドックは落ち着いていた。

3着◎グレナディアガーズは序盤に前をカットされながらも冷静に外へ誘導し進路を確保。4角外前から早めに仕掛けて直線半ばで先頭。何故こんなに勝ち急いだのかは不明だが、おそらくは横一線の追い出しだと競り負けると考えてのことだろうと思う。実際、ソングラインに併せられた際は全く無抵抗だった。

9着△ホウオウアマゾンは外枠から無理なく前へ。グレナディアガーズ、グレイイングリーンと並んでの2番手追走から、直線で内に入れてスパート。しかし間もなく失速。ハイペース追走で脚が上がったとみるのが妥当だが、馬場の内は荒れていてスピードが乗り辛そうだった。

10着○ルークズネストは馬なりで前に出てきて、他馬の出方を窺いながら自らは引いて5~6番手からの競馬。直線はホウオウアマゾンと同じく内を通っての進出も突き抜ける感じはなく、ラスト200Mを切ったところで力なく下がっていった。このペースで付いていく競馬では辛かった。

17着☆グレイイングリーンは外から普通に前に出てきて2番手集団の一角を形成。ただ4コーナーで早くも追っ付け気味、直線に向いて内にモタれるなど一杯一杯の様子。そこから立て直して鞭を入れても無反応。念願の良馬場でも惨敗。母リトルゲルダが強く出ているようで、マイルは長かった。

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