見出し画像

【レース回顧Vol.238】第12回みやこS

レース結果・収支

1着【-】サンライズホープ(11番人気)
2着【◎】ハギノアレグリアス(2番人気)
3着【○】オメガパヒューム(1番人気)
4着【▲】ハピ(3番人気)
5着【△】タイセイドレフォン(5番人気)
・・・
8着【△】メイショウフンジン(9番人気)
・・・
馬複7点ハズレ 3連複9点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:128,230/128,000(100.2%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

ゼッケン14の馬が差してくる。何だアレ。・・・サンライズホープだと?!何でお前が差してくるの?ちょっ、おま、えぇ・・・。ハギノアレグリアスも、オメガパフュームも、ハピも、タイセイドレフォンも印を打った順に来たのに。これはキビシイっす。


テーマの振り返り

※一昨年、昨年と今年は阪神で代替施行。2018年は中央でJBC開催のため休止(施行されず)。

太秦S経由馬が3連勝中(詰めて使った馬が優勢)→ビンゴ!

中2週の太秦S以外で相性の良い前走レース(3連対以上)は中2か月のエルムS(3勝2着1回)、中1週のブラジルC(2勝2着2回)。中6週のラジオ日本賞を経由した馬は延べ3頭が出走して1~3着が1回ずつとこちらも好相性。中4週のシリウスSを経由した馬は過去10年で【0・1・3・20】と出走数の割にイマイチだが、ここ3年は9~10番人気で2~3着に入って波乱に一役買っている。太秦S経由馬を軸で買って、シリウスSを経由した人気薄へワイドで流せば勝ち確?

太秦S経由馬(ハギノアレグリアス、ヴァンヤール)を軸で買って、シリウスSを経由した人気薄(サクラアリュール、サンライズホープ)へワイドで流すと400円が4,170円になりました。勝ち確。私は買ってません。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

雨が降らず、含水率3%未満と砂はパサパサに乾燥。前日のダートは超スローペースで推移した2歳未勝利戦を除いて概ね前残り傾向。ラスト1ハロンの時計が掛かっていて、速さより力が求められる馬場状態。ラスト1ハロンで落ち込む流れで勝ち切った経験のある馬を狙いたい。積極的前付けタイプのアイオライトとメイショウフンジンが内枠に入ったことで隊列はすんなり決まり、4コーナーで馬群が凝縮しての捲り合戦を想定。狙いは内前~中団外からの差し。

レース指標

LAP:12.4-11.2-13.7-12.3-12.1-12.5-12.4-12.4-12.6
勝ち時計:1.51.6(良) テン3F:37.3 上がり3F:37.4

人気の一角・ウィリアムバローズが逃げるという展開。メイショウフンジンが押し上げて2番手。メイショウドヒョウやブリッツファングも前付けして前は4頭が固まって推移。ハギノアレグリアスは少し離れた6番手を追走。オメガパヒュームは最後方待機。直線に向いて外を捲ったサンライズホープが伸びて内の各馬をまとめて交わして先頭。内を突いて上がってきたハギノアレグリアス、大外最後方から追い上げたオメガパヒュームは及ばず。予想に反してラップの落ち込みが見られなかった。ハイレベルな一戦だった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】サンライズホープ

周りに馬がいないところを走るサンライズホープ(赤矢印)。
このまま距離ロス覚悟で外を回して進出。
4コーナーで強引に捲り上げていくサンライズホープ(赤矢印)。
こんな競馬をしたら、並の馬なら直線で脚が止まる。

躓き気味にスタートして出遅れ。前を追いかけるのは無理と判断した幸騎手は下げて後方外からの競馬を選択。デカくて跳びが大きな馬で揉まれ弱いという弱点は他から離して追走させることでクリア。かなり外を通らされる羽目になったが捲る脚は俄然活気付き、大きなストライドで内の争いをまとめて交わし切った。揉まれるとダメで逃げの手に出ていただけで、馬群から離せば捲りも利くというのは斜め上の発想。私には出てこなかった。馬の性格というのは奥深い。

「もともと力のある馬だったので、何とかいいところを見せられたらと思っていました。(後ろになった位置取りは)予定通り、と言いたいところですが、今日はゲートを出てからトモを滑らせて、予定外に後ろからになってしまいました。最近前に行ってもう一つのレースが続いていたので、どこかで今日のような競馬をしたいと思っていました。今日はたまたま行き脚がつかなくて、結果的にいい方に出ました。
普段と違う競馬だったので馬も戸惑いはあったと思いますが、3コーナー過ぎから手応えが戻ってきて、そこでいい勝負ができるのではと思いました。最後は(ハギノアレグリアスが)来ないでくれと思いましたね。力があるというのを再確認できました。このまま順調に行ければいいと思います」

レース後コメント(幸英明騎手)※出典:ラジオNIKKEI競馬実況HP

2着【◎】ハギノアレグリアス

4コーナーで内を割る構えをみせるハギノアレグリアス(赤矢印)。
しかし進路が開き切らず、ここではスパート出来なかった。

スタートをキッチリ決めた上で先行集団の後方外へ。前過ぎず後ろ過ぎずの絶好位。この時点で7割方勝ったと思った。そのまま外を捲るのかと思いきや、福永騎手は内を選択。手応えは十分ですぐにでも割って出てこれる感じだったが結局割れず、直線に向いてからメイショウフンジンの外へ持ち出してスパート。左右に馬がいて鞭を打ち辛く、先に抜け出したサンライズホープに並びかけたところがゴール。福永騎手はレース後に開口一番、3コーナーの進路取りについて後悔するコメントを発していた。確かにこれは勿体無い負けだった。

3コーナーの進路取りの判断を間違えました。外のままで良かったです。間を割るのを躊躇していましたし、結果的に仕掛け遅れてしまいました。勝てるレースでした。仕上がっていましたし、申し訳ないです」

レース後コメント(福永祐一騎手)※出典:ラジオNIKKEI競馬実況HP

3着【○】オメガパフューム

3~4コーナー中間点でもまだ最後方で馬なりのオメガパフューム(赤矢印)。
流石にこれは余裕かませ過ぎでは・・・。
直線に向いたところでコレは舐め過ぎでしょう、オメガパフューム(赤矢印)。
サンライズホープ(青矢印)、ハギノアレグリアス(緑矢印)は
手応えを残している状態で中団付近にいるのに・・・。

ゲート出は緩く、他に行かせて最後方待機を選択。まるで「直線でまとめて交わしてやる」と言わんばかりの余裕の追走。アンタレスSの時も大概な位置取りだったが今回はそれ以上。こんなに余裕をかましていて本当に大丈夫なのかと心配になった。そんな心配をよそに大外に放り投げてスパートするとグングン加速。鬼神の如き追い上げをみせたが半馬身ほど及ばなかった。あの位置からコンマ1秒差とか狂ってる。あ、これ誉め言葉ね。本番はあくまで前代未聞の5連覇が懸かる東京大賞典。良いウォーミングアップになった。

競馬のスタイルとしては思った通りでした。結果的に展開や運がなかったかなと思います。4コーナーのあたりでは差し切るくらいの手応えがありましたが......。GIIIですし、結果が欲しかったです。負けましたが、内容は悪くなかったと思います」

レース後コメント(横山和生騎手)※出典:ラジオNIKKEI競馬実況HP

4着【▲】ハピ

直線で上手い具合に前を割って出てくるハピ(赤矢印)。
しかし既にハギノアレグリアス(青矢印)が抜け出していて、後追いの形になる。

スタート後、内が広く開いているのをみてすかさず内へ。今回も前走と同様、内から抜けてくる構え。3~4コーナーでも内は適度なスペースがあったが前は厚い壁が存在。直線に向いてからの捌きは一切無駄がなく、加速を切らさずに伸びてきたが、一段前にいたハギノアレグリアスに似たような脚を使われて届かなかった。ハピの力が及ばなかったのではなく、単純に先着された3頭が強かったというだけの話。まだ3歳、先がある。

5着【△】タイセイドレフォン

4コーナーまで追い出しを待ち、直線勝負に賭けるタイセイドレフォン(赤矢印)。
勝ちに行くというより大負けを回避するような安全騎乗に映った。

スタートしてから無理に前に行かず、馬なりで中団外を追走。ハギノアレグリアスよりも後ろというのは消極的だなと思った。3コーナーで内に入っていったハギノアレグリアスとは逆に外の進路を選択。4コーナーまで馬なりで付いていき、直線に向くところで惜しげもなく外へ。何の不利も受けなかったが、余裕をかませ過ぎで届かなかった。冒険しなかった分大負けはしなかったが勝ち負けにも加われず。馬券を買った側からすれば面白くない負け。この馬もハピと同じ3歳で、長い目で見守りたい。

8着【△】メイショウフンジン

まるで最後の直線のように鞭が入りまくるメイショウフンジン(赤矢印)。

スタートは決まったが行き脚が無く、出鞭連打でもウィリアムバローズらに追い付けず、なおも鞭を連打して内に寄せて最初のコーナーまでに2番手を確保。4コーナー内前から早め進出というやりたい競馬は出来たが、流石にラスト200Mで脚が止まった。ナイスガッツ。

「1800mだと行き切れませんが、主張をして2番手に行くことができました。手応え以上に渋太いです。条件がかみ合えばオープンでも、と思いますが、オープンだと距離が欲しいです。よく頑張ってくれました」

レース後コメント(酒井学騎手)※出典:ラジオNIKKEI競馬実況HP

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?