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【レース回顧Vol.399】第64回きさらぎ賞


レース結果・収支

1着【△】ビザンチンドリーム(1番人気)
2着【-】ウォーターリヒト(10番人気)
3着【-】シヴァース(8番人気)
・・・
5着【◎】ジャスティンアース(3番人気)
6着【○】ファーヴェント(2番人気)
・・・
8着【△】レガーロデルシエロ(4番人気)
・・・
10着【▲】ナムラエイハブ(9番人気)
・・・
単勝2点ハズレ 馬複7点ハズレ 3連複7点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:8,800/14,600(60.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

ビザンチンドリームは想像通りの競馬だったけど、あんな乗り方でも勝っちゃうのですか。しかしウォーターリヒトやシヴァース、インザモーメントと大接戦というのは何とも評価し辛い。ジャスティンアースとファーヴェントは想定外に弱かった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 京都は今週からCコースを使用。先週は内も適度に使えていたが、伸びるコースは真ん中から外。土曜はあからさまに外が伸びていた。時計の出方は速くもなく遅くもなく普通。

  • ヴェロキラプトルの逃げ。但し快速ではないのでレガーロデルシエロ、ファーヴェント、ジャスティンアースがすんなり続き、少頭数で馬群は離れず一団で推移。直線で外を取った者勝ちの馬場とはいえ、前がマイペースで運べそうなのでなるべく前にいたほうが良さそう。

レース指標

LAP:12.8-11.3-11.5-12.2-12.4-12.2-12.0-11.1-11.3
勝ち時計:1.46.8(良) テン3F:35.6 上がり3F:34.4

レースの振り返り

ビザンチンドリームがのっそりとしたスタートで後方からの競馬。まあこれは分かる。ファーヴェントとジャスティンアースもタイミングが合わず後ろから。何やってんのお前ら・・・。特にファーヴェント。お前からスタートを取ったら何も残らないよ?川田さんでも厳しいかも。

テイエムリステットがハナ。最高速度は65.9km/hと緩く、内からシヴァースが抑えた状態で2番手。ブエナオンダ、ナムラエイハブを挟んでジャスティンアースは5番手の外。ファーヴェントはその内にいた。ビザンチンドリームは後方2番手。やはりこうなっちゃうよね・・・。ここから届くの?

1,000M通過60秒2でも体感的にはスロー。前のほうが固まって、後方の追い上げは自動的に大外回しという状況で、ビザンチンドリームは馬鹿正直に外を回してきた。これは届かないんじゃない?ジャスティンアースが外4番手から直線へ。これは貰ったっぽい。

シヴァースが馬場の真ん中を通って先頭。ファーヴェントはこの内を通っての追い上げ。川田さんにしてはコース取りが甘いけど大丈夫?さあジャスティンアース、突き抜けろ。・・・あれ?外の馬のほうが脚色が良い。インザモーメント?先頭はシヴァースのまま、内(とは言っても馬場の真ん中)からウォーターリヒト。ファーヴェントは遅れた。とそこへ大外からビザンチンドリーム。うわ、分からん。

写真判定の結果、スリット1目盛りの1/4ぐらい(1cm?)の差でビザンチンドリームが勝利。道中は馬が行きたがるのをピーヒュレクさんが必死に制御、ウォーターリヒトを外に弾く不利を与えたりと四苦八苦。結局真後ろから4コーナーで大外をぶん回しただけの二流騎乗だったが何とか届いた。再現性が無くて次に繋がるか不明。人気するなら他の馬を買いたいと思う。

・ビザンチンドリーム号の騎手R.ピーヒュレクは,向正面で外側に斜行したことについて戒告。(被害馬:3番)

競走中の出来事等(JRA発表)

ウォーターリヒトは出負けして後方からレースを進めて、4コーナーで迷わず内を選択。緩い馬場でもスピードが落ちない特性を活かしてショートカット差し。意図せずファーヴェントとの併せになったが終始優位にレースを進めてラストは突き放した。2戦連続で人気薄で爆走。但しこのテの馬は人気した途端に飛ぶ。軽い馬場だと切れ味不足を露呈して飛ぶと思う。

シヴァースの居残りは想定外。デビュー戦で力の要る馬場は経験済みで、今回も内のボコボコした部分を走り続けてもスピードが落ちなかった。ウォーターリヒトと同じ特性持ち。この馬も軽い馬場だとスピード不足を露呈して飛ぶと思う。インザモーメントがこれだけ伸びたというのも想定外。お膳立てが整ったホープフルSがサッパリだったので要らないと思ったが、単に坂がダメだっただけらしい。

ファーヴェントはスタートイマイチ、通ったコースもイマイチ。パドックを見返したところやたらチャカチャカしていて走れる状態ではなかった。ゴール手前で川田さんが腰を浮かすシーンがあったが、自ら垂れた後に進路が無くなっただけで自業自得。軽い馬場なら巻き返せると思うが、残念ながら馬自体が大したことがなく重賞ではしんどい。

・ウォーターリヒト号の騎手幸英明は,最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10,000円。(被害馬:8番)
・シヴァース号の騎手M.デムーロは,最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:8番)

競走中の出来事等(JRA発表)

ジャスティンアースもスタートが一息、道中5番手の外から直線外の路線選択も上手く行った。しかし追って伸びず。インザモーメントに1馬身強負けは想定外。このクラスに入ると決め手が全く足りない。軽い馬場に替わっても上積みは無さそうで、重賞ではファーヴェント以上に厳しい。


レース結果からの教訓

  • きさらぎ賞が行われる頃の芝は内がボコボコで使い物にならない。馬場の中央を通ってもスピードが落ちないパワータイプか、外差し一気で突き抜けられる好素材を狙い打つべし。逆に東京や新潟で勝ち負けしてきたような軽い芝向きの馬が人気なら疑うべし。

  • 人気薄の幸英明は買い続けること。体感的に3回に1回ぐらいは来る。

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